QMA行ったらニュースクイズでもう「首相:菅直人」が出てた>挨拶

ここ2日ほど仙台のレポ書いてたんですけど、帰ってから再びデッキ改造してました。
帰りの新幹線でタカさんと話してる中で確信した「不安定性の解消」のための方法、主に「方向性をシンプルにする」という点でいろいろ模索してたんですけど、なんとなくいい感じに出来てきた手応えがあります。
なので今日はUF杯に試しに行こうかと思ってたんですけど、今日は交流戦最後のマエケンの登板日だったのと、家がバタバタしてたこととあったので、結局手伝いつつ野球、ってことにしました。


今日も前回同様マエケンと成瀬の投手戦だったんですけど、マエケンは素晴らしかったです。
今年のプロ野球最強と言っていいロッテ打線相手に一歩も引くことなく、むしろ手玉に取っているかのような好投。8回までで11奪三振、無四球の完璧な内容でした。結果だけでなく内容も素晴らしいもので、正直今日のマエケンを越える好投ができる投手が現在日本にいないとすら感じました。ダルビッシュ、岩隈、涌井、田中らパリーグのエースどころか、黒田、松坂、ルイスら大リーグに行った投手と投げ合っても互角の試合を展開できそうなほどの最高のピッチングだったと思います。

しかし、そんないい試合でも、なんで勝てないかねぇ!!


原因は明らかにひとつだけ。首脳陣の「采配ミス」です!!

マジックで例えると「プレイングミス」と言えばわかりやすいところです。


今日の試合、ポイントは9回の攻防でした。
2-0で勝っていて、好投したマエケンが裏で1点以内に抑えれば勝ちの展開。追加点は「取れれば取りたいけど、何を犠牲にしてでも取らないといけない場面ではない」ところ。むしろ裏の回に万全の守備固めをして点差を守りきるほうが大事な局面でした。

この9回1アウトから梵が二塁打(記録はエラー)で出塁し、3番に会澤を代打で起用しました。
1:この場面の会澤、左中間フェンスギリギリの大飛球を放ちアウト。この場面、普通なら余裕で3塁にタッチアップできたはずなのに、走者梵はなぜかハーフウェイから二塁へ戻る。

2:続く栗原が歩いたあと、廣瀬がセンター前にヒットを放つ。セカンドランナー梵は悪くないスタートを切っていて、捕球したセンターはほぼ定位置。ここでサードコーチ、梵を三塁で止める。

せっかくの2アウト満塁の場面、チームとしては「代打の切り札」前田智徳を使いたいところ。ただ前述のように「今の追加点を取るよりも、裏の失点を防ぐことの方が重要」な場面。この先の打順は6番センター赤松、7番レフト迎。8番以降に回る場合は明らかに2点以上入っている場面なので重要性は低くなるためここでは割愛。

裏の守備力でいくと、俊足で守備範囲の広い天谷が残っているものの、守備面では赤松>天谷≧迎、現状の打撃では前田≧赤松>天谷>>迎、という順。
赤松のセンターの守備は日本球界ナンバーワンとも言え、他の誰かが追いつけない打球でも赤松ならば追いついて取れるという場面は多数。守備面では間違いなくナンバーワンなうえ、打撃面でも現在3割打っているところ。普通に考えたら「赤松そのまま、迎に回ったら代打前田で裏の守備から天谷」というのがセオリーなところ。

3:ここで赤松に代打前田を送る。

結局前田は凡退して無得点。これは仕方がないし、赤松が残っていたら打っていたかどうかはわからないところ。この点は責めるべき要素はないと思われます。

変わって裏の守備。投手マエケンは現在116球、今日は中6日の休養充分での登板、これまでまだ疲れが出る様子はなく、この試合のあとは日程の関係で中8日はあるため、球数は多少多くなっても問題ないところ。

4:裏の回、代打で出た前田のところに守備で天谷を使うが、守備面で不安があるサード小窪に、交替要員がいるのに守備固めを出さない。

5:ピッチャー前に高く上がったフライをサード小窪とキャッチャー石原が追うが、どちらも捕れる位置の打球だったのに両者見失って落球。

結果として小窪への打球を処理ミスしてランナー一人生き残り、2アウトからセンターへの大飛球を天谷があと一歩のところで捕れずに同点、マエケンの勝ち星が消える。
恐らくサードの守備固め、およびセンター赤松がそのままだったらアウトにできていたはずの打球でした。


色が変わっているところが、「首脳陣が選手を理解して正しい判断を行っていれば防げたミス」、いわゆるプレイングミスです。
さすがに1回の表裏にこれだけミスが出ていれば、勝てるものも勝てませんよ。はっきり言って「首脳陣がマエケンを勝たせたくなくてわざとやった采配」と思われても仕方ないところです。
以前に10点取って勝てそうな試合で8点取られてギリギリになったときに監督が「選手は野球をなめている」という発言をしたことがありましたが、理に適った選手起用をすれば勝てるはずの試合を、采配面での怠慢と言っていい起用で引き分けにしてしまった監督も、充分に野球をなめていると言っていいと思います。

選手自身のミスは一生懸命やった結果だから仕方ない。しかし監督にはどの選手を起用するかの選択権がある。リスク減少およびチャンス増加のためにより高い確率の行動を取ることは、1選手には難しくても監督にはできる行動なのです。それをしなかった結果、エースのマエケンを送り出した「勝たなければいけない試合」を勝ち試合から引き分け試合に持ち込んだこと、これは正直言って前の21失点した試合よりも酷いものであると言いきれます。「ただの1敗が惜敗から大敗になっただけ」よりも「1勝が1分になった」ことの方がトータルの成績で見れば痛いのですから。

本当はこのあと延長12回にも勝ちこせるチャンスがあったのに再び「プレイングミス」で逃してしまったこともありますが、今はパソコンの調子が悪いので書かないでおきます。実質今日は「マエケンに勝ち星がつかなかった時点でどうでもいい試合」でしたし。
今日は勝ち星を潰されたマエケンは誰も責められない、むしろ首脳陣がマエケンに謝るべき試合でした。本当に彼がチームに愛想を尽かさないか心配になってくる日でした。


さて、明日はスタルツですかね?もし今日が中止になっていたら、交流戦の残り4試合は全部マエケン、スタルツ、大竹で回せたんですけど、これは仕方ない。
下で齊藤が好投したらしく、交流戦明けから先発で帰ってきそうなので、これは期待できます。6回3失点で充分だからね!!


では今回はこのへんで。

コメント

丹依悠。
丹依悠。
2010年6月10日1:19

1つ矛盾が。

>何を犠牲にしてでも取らないといけない場面ではない

>走者梵はなぜかハーフウェイから二塁へ戻る。

だから大事にいって進塁してないんじゃ?
逆説だと、追加点いらない=アウトでも無問題=突っ込めー、でも話は成立するけど。

あと、最終的に何がおかしかったかっていうと、金泰均のフォアボールじゃないの?
キレまくりのスライダーで金泰均は過去3打席は3三振だけどさー
同じボールよこしたら、さすがに見てくるだろうに……
アメリカ産の巨大扇風機たちと違うんだから、ちょっと金泰均をナメてたのかな。
歩かせなければ、どうなってたか分からないよねー 今日はココだと思った。
最後を三振で締めようとした、ちょっとした驕りがキャッチャーをよぎったのかもね。
内野フライでいいんだよ、内野フライで……

関東の遅刻魔
2010年6月10日1:31

逆です。「1アウト二塁で、フェンス手前まで外野手が下がるほどの大飛球が上がった」時点でタッチアップで3塁に行くだけで充分なのに、確率の低い「落球した場合にホームまで帰ってくる走塁」をする必要がなかった、ということです。

セカンドベースに張り付いていれば最低でもノーリスクで3塁までは行けた、そのあとはヒットでなくてもワイルドピッチですら1点になる場面を作れたのにそれをしなかったことがミスということです。仮に抜けていたらボールを拾うまでの間に三塁まで到達できていたので、送球の間にホームまで帰ってこれていたと見ました。

金泰均へのフォアボールもちょっとナメてる配球に見えましたね。あれだけボールになるスライダーを続けてればそりゃ見送られますって。途中で内角攻めなどの「撒き餌」を用意するとか、あるいはインスラ投げるとかしておけば凡退させられたと思います。単純に「真ん中低めを狙ったスライダーが外に外れた」可能性もあったかもしれませんが。
三振を奪いにいく強気な姿勢は好きですけど、そのための方法論を無視したら一流の打者には通じないってことですね。ここはむしろキャッチャーの配球の問題な気がしますけど。

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