プレイングミスは酷い結果に繋がることはよくわかった
2010年6月22日 野球 コメント (4)この前の大会でも本当に思ったことですけど、ミスがひとつ出るとそれだけで一気に悪い流れにいってしまいますね。本当に、面白いくらいに。
タイトルはマジックというより、今日の試合についての意見ですけどw
さて、今日の試合。
途中まではなかなか面白い試合だったんですよね。大竹がどうにも制球を乱して失点を重ねる中で、ホームランやらツーランスクイズやらで得点してしっかり食らいついていき、7回に入る時点で7-5と2点のリード。ツーランスクイズのときの2塁走者の小窪の走塁は痺れました。
普通に考えたら7回をなんとか凌げば残り2回は上野⇒ベイルで勝てる試合だったはずなんですけど、ここからが酷かったです。
なんと7回から上野が登板している!!
このこと自体は別に大した問題じゃないんです。相手打線も3番からの強打者が続くところでしたし、この回を抑えたら次のイニングは下位打線。もう一人繋いで9回にベイルにもっていけば問題のないところでした。
なお今の状況だと「上野かベイルが打たれたら仕方ない」というチーム事情です。しかし首脳陣がそれを理解していないという残念な事態ですが。特に上野の評価がまだ・・・。
しかして上野は7回をきっちり4人で抑え、次の回は7番からの下位打線が相手になることになりました。
これだと少し力が劣る投手が投げても問題なさそう。これで変な炎上しない限り今日は勝つる!!
そんな風に思っていた時期もありました。
上野の続投を見るまでは。
あの~、大野サン。上野の価値わかってなさすぎでしょ!!
どう考えても今のカープではベイルと並んで安定して抑えられるリリーフ投手なのに、よりによって明日スタルツで登板予定ありそうなのに2イニング目に突入させるとかないわ!!
前の回も球数が極端に少なかったわけでもないし、このままだと明日は使えない(疲れで球威やコントロールに悪影響が出る。もし大丈夫だとしても、そんな使い方をしていたら時間をかけて確実に悪くなる)のだから、ここは1イニングで交代させるべきでした。
こうなったら明日は気にしないで今日もう1イニング抑えてもらうか、と思っていたら、今度は「左打者が出てきた」という理由だけで交代。しかも出したのは今日、今年初めて一軍登録された広池だし!!
普通に考えれば敗戦処理か楽な場面での登板から徐々に慣れさせていくのがセオリーなのに、いきなり厳しい場面で当番させ、結局一人は抑えるものの次の打者に打たれる。
ここで再び投手交代、しかも回またぎがバレバレなベイル!!
もうね・・・行き当たりばったりな継投はいい加減にしてくださいよ。交代する場面でコーチが広池を留まらせて時間稼いでた時点で明らかに準備不足なのはわかるんだし。しかも相手は右打者が続く場面で、他に右投手も残ってるのに。
案の定初球を打たれて2点のリードがパー。これじゃ勝てっていう方が無理です。
普通に9回にベイルを登板させるところから逆算して、どの投手をどの相手打者にぶつけてアウトを稼ぐ、とかいうことをしっかりと(甘い考えでなく)してくれないと、勝てる試合も勝てませんよ。
・・・今年それで何試合も落としているから、またやらかすとは思ってましたけどね。予想通りすぎてがっかりです。
続く9回からは、投手が足りなくなっているので齊藤を出していました。これについては評価できます。もともと「ベイルが打たれたら負け」のチームでしっかり打たれているんだから、あとは運よく点を取れれば勝ち、取られても仕方ない場面で、先発調整する投手に長いイニングを任せるというのは悪くない判断だと思いました。
実際に齊藤はピンチは招くもののなんとか無失点に抑え、3~4イニングはいけそうな感じでした。
しかし、更なる悲劇が・・・。
11回、先頭の左のブラゼルを抑え、次は右の城島というところ。
ここで首脳陣、
右の梅津を投入。
・・・・・
えっとですね。
大野さん、野村さん、状況わかってますか!?
この試合は抑えのベイルが打たれた時点で負け試合。もう投手がほとんど残っていないから、打たれて負けるのが当然な試合。もし抑えて引き分けるか、1点でも取って勝てたらラッキーなレベルです。
そんな中、先発として右打者左打者関係なくある程度抑えられるようになる必要がある齊藤がせっかく投げていて、しかもそこそこの内容で収めているのに、なんで代える必要があるのかと。
しかも交代する選手は、昨日休日返上でフリー打撃に登板して70球以上も投げている梅津。70球投げて翌日も登板していれば打たれて当然でしょうよ!!
案の定、梅津は大乱調。梵がゴロを弾いてエラーしてからは歯止めがきかずに6失点。齊藤が続投していれば起こらなかった失点です。
今日のこの投手陣の失点は、首脳陣が「使われる選手の側の視点に立つこと」「イニングを逆算して適切な人員配置をすること」ができていれば防げた失点でした。この失点は明らかに「起こるべくして起こった失点」です。
違うやり方で投手を起用していても失点は起こりえたかもしれませんが、その場合は「起こるとは限らない失点」であり、取られてしまったら仕方ないと割り切れるものでした。
本当に、選手の管理、運用がしっかりしていれば拾えた試合をまたひとつ落とすことになってしまい、非常に残念です。こんな采配ミス繰り返してたら上位に入れるわけはないです。
それと打線についても少し。やっぱりヒューバーは安牌以外の何者でもなかったです。
実際に今日もチャンスで2回回ってきてましたけど、しっかり両方とも凡退。さすが得点圏打率.000、犠牲フライ0は伊達じゃないです。
せっかく1~3番がチャンスを作ってもここで打線が切れるので、5番の廣瀬以降の打者もやり辛いでしょう。正直この2回のチャンスで1点だけでも取れていれば今日は勝てたんですし。
別に4番にホームラン打者を置かなくてもいいんですよ。日本ハムを見ていたら「ヒットで繋いで点を取る打線」が機能しているんですから。ホームラン打者がいなくても充分に点が取れる打線は作れるんです。
ファーストに他の候補がどうしてもいないというなら、ヒューバーは8番に置くのが一番いいと思います。
普通に考えて「打率が低いけど当たれば飛ぶ打者」が8番に座っていると、相手としては嫌です。特にチャンスで回ってきた場合、次が投手だから敬遠される場面も増えるでしょう。チームにとっては大きなプラスです。
実際1995年のヤクルトは、リーグ最低打率ながら29発打ったミューレンを8番に置いた打線で優勝してるんですから。有効活用の方法はちゃんとあるんです。
恐らく今のカープの打線だと、4,5番に廣瀬と嶋を置くのがベストでしょう。「4番」ということは考えず、普段どおりの打撃を求めて「4番目の打者」として据えるのが一番いい形になると思います。1~3番については、1番に赤松を置いて東出、梵をひとつずつ下げるか、東出と梵の間に小窪を置くかでいいと思います。梵についても「今までと同じ気持ちで」打席に入ってもらえれば、何も問題ないはずです。今日も見てましたけど、やっぱりいい打撃してますし。
本来なら見ていて投げ出したくもなるんですけど、それでも「勝つためにどうすればいいか」を考えているあたり、まだまだ諦めてない自分がいる、ってことでしょうねw
かなり長くなってしまいました。
では今回はこのへんで。
タイトルはマジックというより、今日の試合についての意見ですけどw
さて、今日の試合。
途中まではなかなか面白い試合だったんですよね。大竹がどうにも制球を乱して失点を重ねる中で、ホームランやらツーランスクイズやらで得点してしっかり食らいついていき、7回に入る時点で7-5と2点のリード。ツーランスクイズのときの2塁走者の小窪の走塁は痺れました。
普通に考えたら7回をなんとか凌げば残り2回は上野⇒ベイルで勝てる試合だったはずなんですけど、ここからが酷かったです。
なんと7回から上野が登板している!!
このこと自体は別に大した問題じゃないんです。相手打線も3番からの強打者が続くところでしたし、この回を抑えたら次のイニングは下位打線。もう一人繋いで9回にベイルにもっていけば問題のないところでした。
なお今の状況だと「上野かベイルが打たれたら仕方ない」というチーム事情です。しかし首脳陣がそれを理解していないという残念な事態ですが。特に上野の評価がまだ・・・。
しかして上野は7回をきっちり4人で抑え、次の回は7番からの下位打線が相手になることになりました。
これだと少し力が劣る投手が投げても問題なさそう。これで変な炎上しない限り今日は勝つる!!
そんな風に思っていた時期もありました。
上野の続投を見るまでは。
あの~、大野サン。上野の価値わかってなさすぎでしょ!!
どう考えても今のカープではベイルと並んで安定して抑えられるリリーフ投手なのに、よりによって明日スタルツで登板予定ありそうなのに2イニング目に突入させるとかないわ!!
前の回も球数が極端に少なかったわけでもないし、このままだと明日は使えない(疲れで球威やコントロールに悪影響が出る。もし大丈夫だとしても、そんな使い方をしていたら時間をかけて確実に悪くなる)のだから、ここは1イニングで交代させるべきでした。
こうなったら明日は気にしないで今日もう1イニング抑えてもらうか、と思っていたら、今度は「左打者が出てきた」という理由だけで交代。しかも出したのは今日、今年初めて一軍登録された広池だし!!
普通に考えれば敗戦処理か楽な場面での登板から徐々に慣れさせていくのがセオリーなのに、いきなり厳しい場面で当番させ、結局一人は抑えるものの次の打者に打たれる。
ここで再び投手交代、しかも回またぎがバレバレなベイル!!
もうね・・・行き当たりばったりな継投はいい加減にしてくださいよ。交代する場面でコーチが広池を留まらせて時間稼いでた時点で明らかに準備不足なのはわかるんだし。しかも相手は右打者が続く場面で、他に右投手も残ってるのに。
案の定初球を打たれて2点のリードがパー。これじゃ勝てっていう方が無理です。
普通に9回にベイルを登板させるところから逆算して、どの投手をどの相手打者にぶつけてアウトを稼ぐ、とかいうことをしっかりと(甘い考えでなく)してくれないと、勝てる試合も勝てませんよ。
・・・今年それで何試合も落としているから、またやらかすとは思ってましたけどね。予想通りすぎてがっかりです。
続く9回からは、投手が足りなくなっているので齊藤を出していました。これについては評価できます。もともと「ベイルが打たれたら負け」のチームでしっかり打たれているんだから、あとは運よく点を取れれば勝ち、取られても仕方ない場面で、先発調整する投手に長いイニングを任せるというのは悪くない判断だと思いました。
実際に齊藤はピンチは招くもののなんとか無失点に抑え、3~4イニングはいけそうな感じでした。
しかし、更なる悲劇が・・・。
11回、先頭の左のブラゼルを抑え、次は右の城島というところ。
ここで首脳陣、
右の梅津を投入。
・・・・・
えっとですね。
大野さん、野村さん、状況わかってますか!?
この試合は抑えのベイルが打たれた時点で負け試合。もう投手がほとんど残っていないから、打たれて負けるのが当然な試合。もし抑えて引き分けるか、1点でも取って勝てたらラッキーなレベルです。
そんな中、先発として右打者左打者関係なくある程度抑えられるようになる必要がある齊藤がせっかく投げていて、しかもそこそこの内容で収めているのに、なんで代える必要があるのかと。
しかも交代する選手は、昨日休日返上でフリー打撃に登板して70球以上も投げている梅津。70球投げて翌日も登板していれば打たれて当然でしょうよ!!
案の定、梅津は大乱調。梵がゴロを弾いてエラーしてからは歯止めがきかずに6失点。齊藤が続投していれば起こらなかった失点です。
今日のこの投手陣の失点は、首脳陣が「使われる選手の側の視点に立つこと」「イニングを逆算して適切な人員配置をすること」ができていれば防げた失点でした。この失点は明らかに「起こるべくして起こった失点」です。
違うやり方で投手を起用していても失点は起こりえたかもしれませんが、その場合は「起こるとは限らない失点」であり、取られてしまったら仕方ないと割り切れるものでした。
本当に、選手の管理、運用がしっかりしていれば拾えた試合をまたひとつ落とすことになってしまい、非常に残念です。こんな采配ミス繰り返してたら上位に入れるわけはないです。
それと打線についても少し。やっぱりヒューバーは安牌以外の何者でもなかったです。
実際に今日もチャンスで2回回ってきてましたけど、しっかり両方とも凡退。さすが得点圏打率.000、犠牲フライ0は伊達じゃないです。
せっかく1~3番がチャンスを作ってもここで打線が切れるので、5番の廣瀬以降の打者もやり辛いでしょう。正直この2回のチャンスで1点だけでも取れていれば今日は勝てたんですし。
別に4番にホームラン打者を置かなくてもいいんですよ。日本ハムを見ていたら「ヒットで繋いで点を取る打線」が機能しているんですから。ホームラン打者がいなくても充分に点が取れる打線は作れるんです。
ファーストに他の候補がどうしてもいないというなら、ヒューバーは8番に置くのが一番いいと思います。
普通に考えて「打率が低いけど当たれば飛ぶ打者」が8番に座っていると、相手としては嫌です。特にチャンスで回ってきた場合、次が投手だから敬遠される場面も増えるでしょう。チームにとっては大きなプラスです。
実際1995年のヤクルトは、リーグ最低打率ながら29発打ったミューレンを8番に置いた打線で優勝してるんですから。有効活用の方法はちゃんとあるんです。
恐らく今のカープの打線だと、4,5番に廣瀬と嶋を置くのがベストでしょう。「4番」ということは考えず、普段どおりの打撃を求めて「4番目の打者」として据えるのが一番いい形になると思います。1~3番については、1番に赤松を置いて東出、梵をひとつずつ下げるか、東出と梵の間に小窪を置くかでいいと思います。梵についても「今までと同じ気持ちで」打席に入ってもらえれば、何も問題ないはずです。今日も見てましたけど、やっぱりいい打撃してますし。
本来なら見ていて投げ出したくもなるんですけど、それでも「勝つためにどうすればいいか」を考えているあたり、まだまだ諦めてない自分がいる、ってことでしょうねw
かなり長くなってしまいました。
では今回はこのへんで。
コメント
もう嶋やタクローさんが投げるんじゃないかと思ってしまいます^p^
関本と言い、桧山と言い、センターオーバーの処理だけ見ると、やはり……と思う。
結果、それがシングルだろうが長打だろうが、勝利得点そのものは変わらないけど、
“追いつける足”、“拾いにいく足”が一級品なら、クッションボールの処理はどうか。
内野の処理も悪いけど、関本が三塁まで行ったのにはビックリしたよ。
拾って投げるまでのモーションがなぁ……
と言うか、「この角度だとフェンスからどう跳ね返ってくるか」は考えてないなー
“リーグ屈指の外野守備”という評に納得いかないのは、ココなんですよね。
フライやライナーを捕らせれば、たしかにトップクラスなんですが……
ヒューバー、魔法が解けたかw
「プレイングミスをする=弱い」ということもありますけど「相手のプレイングミスを得点につなげられる=強いチーム」なんだろうなー、とも思ってます。どんなチームでもプレイングミスはあるし、どんなピッチャーも失投(or 四球)はする、さて予想外のタイミングでやってくるであろうその隙をとっさに生かせるか、みたいな。送球がもたついた隙に次の塁を狙う、みたいな。
二軍にはまだMAX148キロ左腕の岩本がいますよwww
そういえば去年の夏の甲子園で速い球投げてた堂林とか庄司もw
本当に来年は何人残るんでしょうねぇ・・・
>丹依悠。さん
やっぱり守備範囲は広いですけど、球際にはどうもあまり強くないみたいですね。とは言っても、「赤松が球際を問われる打球」っていうのは普通の野手なら「取れない打球」ではあるんですけどw
肩も悪くないはずなんですが、やっぱり身体能力でやってる選手だけに、技術的な部分がどうにもまだ穴があるみたいです。
足の速さもチームトップのはずなのに、技術面が弱くて盗塁の数もあまり増えてないですし。もちろん機会の問題もありますけど。
ヒューバーは・・・ねぇw
>re-giantさん
ミスするチームが弱いのは当然ですけど、同様に「相手のミスにつけ込めるチーム」は普通に強いですよね。90年台のヤクルトなんかとてもわかりやすかったです。
今で言うとエラーを誘うケースは少ないですけど、相手の投手の制球が悪いときに粘ってフォアボールを取ることはこれに近いと思います。隙を突いた走塁も、決まったときは本当に点につながりますよね。
・・昔のカープは「強い側のチーム」だったはずなんだけどなぁw