勝てない理由は「手駒の質」じゃなくて「使い方」の問題だろ
2010年9月7日 野球 コメント (2)今日は思うところがあって二本立てです。
タイトルで釣られた方ごめんなさいwww それ関係も含めてマジックのお話はこのあとに書きたいと思います。
今日は神宮行ってきました。最近は財政事情もあるんですけど、どうにも「お金払って野球の試合を見に行く気が起きない」ために、新聞屋さんにチケット貰ったときだけ行くようになってますw
やっぱりその原因は何度も書いてるように「首脳陣の”充分に予期、対処できるはずのミス”で負ける」ことが多すぎるからです。
ぶっちゃけ今日の試合もそうでしたしw
球場に着いてみると、さっそく廣瀬のタイムリーで2点、さらに梵のホームランで追加点。さらに相手に点を取られたあとにもキムショーのタイムリーとか栗原のホームランで突き放していくなど、攻撃面はかなりよかったと思います。
正直「チャンスを作ったのに1点も取れなくてイライラする」試合ではなかったです。「このくらいならあるな」程度で。
先発の篠田もいいピッチングでした。4回に栗原のエラーのあとにホームラン打たれましたけど、そのあとはランナーを出しながらも要所は締めるピッチングを続けて無失点できていました。
確かに見てるとボールカウントが悪くなることもけっこう多く(3ボールになることが何回もありました)、あと一本打たれたら危ないな、という場面もあったんですけど、結局ずっと抑えてきてたんですよね。うまく内野ゴロを打たせてテンポよく投げきったイニングもなかなか多かったですし。
ただ、ね。
7回にポンポンと2アウト取ってから青木に二塁打を打たれたんですけど、ここで首脳陣出てきてまさかの交代!!
はっきり言います。
勝つ気ないだろ!!
正直、本当に目を疑いました。
今日の篠田のピッチングからすれば、1イニングにランナー3人以上出すかホームランで同点以上にされるかしない限りは8回終わるまで続投するべき内容でした。帰って調べてみると、球数も94球ですし。
変わりに出てきたのは右投手のチュークだったんですけど、恐らく替えた理由は、打者が右打ちだったからでしょう。
そして結果は残り1つのアウトを取るのに四苦八苦、結局1点取られたうえにランナー1,3塁のピンチを招いてギリギリで1アウトを取ったというところでした。
そして続く8回。6番の岩本のところで攻撃が終わり、守備固めとしてサードに琢朗さんを出しました。そしてピッチャーも交代。ここまではいいです。
なぜ琢朗さんを6番に入れる!!
次の回に9番に打順が回ってくるのがわかりきっているんだから、ここは9番に琢朗さんを入れるのが当然のセオリーでしょう。8回の時点で2点リードしてるだけなので、延長戦の可能性を考えたら代打を無駄遣いする必要はどこにもないわけですし。
というか、8回で2点リードなのに「延長戦の可能性」を考えないといけないあたり、深刻です。なぜなら
登板したのが岸本だったから
岸本は右の速球派で、変化球もけっこういい球持ってます。ただコントロールに難があるのが最大の弱点。
というか、フォームが噛み合っているときはコントロールもそこそこまともで抑えられるんですけど、噛み合ってないときはストライクがまるで入らずにフォアボール連発からストライクを取りに行った球を痛打されて炎上、というのがいつものパターンだからです。
で、案の定今日は炎上パターン。途中であわてて大島にスイッチしましたけど、結局タイムリー打たれて同点にされました。
もうね、どこまで自軍の戦力を把握してないのかと。
今のカープのリリーフ陣のメンバーから考えると、一番安定しているのが横山。彼は今はクローザーの役割を任されています。
恐らくそれに続いて安定したピッチングをするのが大島でしょう。それ以外は「抑えるときは抑えるけど、打たれるときは打たれる投手」ばかり、と言ってもいいと思います。その日の状態次第では好投も炎上もするので、安定して抑えられることを期待できないメンバーです。
そこで今日のこの継投。本来ちゃんと投手の力量を把握していれば、7回2アウトから篠田を交代させるとしたら、それ以上に期待できるのは大島と横山しかいなかった、ということです。そこで別の投手を出して失点。
8回についてもそうです。確かに岸本はハマっていれば3人で抑えられるんですけど、結果として今回は裏目。「安全にこの回を乗り切りたい」と考えた場合の選択肢は、回の頭から大島を出すことしかなかったんです。横山は9回にスタンバイしてるのと、回をまたぐといろいろ弊害が出る(内容が悪くなる&次の試合に登板させづらくなる)ため、8回頭に出す手はないです。
確かに大島もヒットは2本打たれましたよ。ただ、リリーフ投手の場合は「失点しない程度ならヒットを打たれてもいい」ので、ここは責めるべきではありません。
普通に見てるとヒット2本くらいは打たれるものだと思ってます。結局大量失点にならなければいいんですから。
確かに今年はシュルツ、永川の離脱のため、リリーフ陣が人手不足なのはわかります。もし今日この2人のうち1人でもいれば、横山ともう1人で8,9回は簡単に抑えられてた、という話になります。
ただ彼らがいなくても、素人のオレですら「安全に勝ちにいく方法」を導き出せるんだから、これをしなかったのは明らかに「首脳陣の失敗で負けた」と言っていいでしょう。はっきり言って今のカープの場合、大島や横山は「打たれたら仕方ない投手」なんですから。
今日はなかなかいい試合をしてました。篠田も今日勝っていれば7勝目と、シーズン終わるまでに10勝を期待できるところまでいったはずなんですけど、こういう形で潰されると本当に失望です。はっきり言って同点に追いつかれ、篠田の勝ちが消えた瞬間に、驚くほど試合に興味がなくなりました。流れからしてサヨナラ打たれた今井も当然で、別に責めるべきではないでしょう。もはやどうでもいい話だし。
最近の中国新聞でも「シーズン5ヶ月、120試合以上も消化しておきながら、いまだに投手起用についての方向性が見えないのはどういうことだ」とよく言われてますが、まさにその通りだと思います。去年まで築き上げてきた磐石のリリーフ陣に、今年でいうとさらに大島、岸本まで使える場面が増え、横山も去年以上に進化していたはずなのに、現代的な投手の使い方を全くわかっていない現首脳陣(主に野村&大野)のせいで焼け野原状態にされ、さらに今後への見通しも立たないとなると、本当にどうしようもないと思います。
去年のやり方をよく理解していた人物(恐らく小林幹英コーチ、沢崎コーチあたり)を据えてほぼ全権を委任したら、投手陣の建て直しは決して不可能じゃないはずです。今のフロントにそれだけできるのかは疑問ですけど、よくするためにはやってもらわないと困るところです。
今年になってカープを見なくなったファンがかなり多いみたいですけど、同じ過ちを繰り返していたら、気がつけば球団が存続できないくらいにファンが離れる事態になるでしょう。ちゃんと気づいてもらわないといけないことなんですよね。
さて、明日か明後日は台風の関係で雨らしいですね。恐らく1試合は流れるでしょう。残り1試合はチケットあるから見に行くと思います。なにしろ一番期待できるマエケンの日ですし。
では野球話はこのくらいで。
タイトルで釣られた方ごめんなさいwww それ関係も含めてマジックのお話はこのあとに書きたいと思います。
今日は神宮行ってきました。最近は財政事情もあるんですけど、どうにも「お金払って野球の試合を見に行く気が起きない」ために、新聞屋さんにチケット貰ったときだけ行くようになってますw
やっぱりその原因は何度も書いてるように「首脳陣の”充分に予期、対処できるはずのミス”で負ける」ことが多すぎるからです。
ぶっちゃけ今日の試合もそうでしたしw
球場に着いてみると、さっそく廣瀬のタイムリーで2点、さらに梵のホームランで追加点。さらに相手に点を取られたあとにもキムショーのタイムリーとか栗原のホームランで突き放していくなど、攻撃面はかなりよかったと思います。
正直「チャンスを作ったのに1点も取れなくてイライラする」試合ではなかったです。「このくらいならあるな」程度で。
先発の篠田もいいピッチングでした。4回に栗原のエラーのあとにホームラン打たれましたけど、そのあとはランナーを出しながらも要所は締めるピッチングを続けて無失点できていました。
確かに見てるとボールカウントが悪くなることもけっこう多く(3ボールになることが何回もありました)、あと一本打たれたら危ないな、という場面もあったんですけど、結局ずっと抑えてきてたんですよね。うまく内野ゴロを打たせてテンポよく投げきったイニングもなかなか多かったですし。
ただ、ね。
7回にポンポンと2アウト取ってから青木に二塁打を打たれたんですけど、ここで首脳陣出てきてまさかの交代!!
はっきり言います。
勝つ気ないだろ!!
正直、本当に目を疑いました。
今日の篠田のピッチングからすれば、1イニングにランナー3人以上出すかホームランで同点以上にされるかしない限りは8回終わるまで続投するべき内容でした。帰って調べてみると、球数も94球ですし。
変わりに出てきたのは右投手のチュークだったんですけど、恐らく替えた理由は、打者が右打ちだったからでしょう。
そして結果は残り1つのアウトを取るのに四苦八苦、結局1点取られたうえにランナー1,3塁のピンチを招いてギリギリで1アウトを取ったというところでした。
そして続く8回。6番の岩本のところで攻撃が終わり、守備固めとしてサードに琢朗さんを出しました。そしてピッチャーも交代。ここまではいいです。
なぜ琢朗さんを6番に入れる!!
次の回に9番に打順が回ってくるのがわかりきっているんだから、ここは9番に琢朗さんを入れるのが当然のセオリーでしょう。8回の時点で2点リードしてるだけなので、延長戦の可能性を考えたら代打を無駄遣いする必要はどこにもないわけですし。
というか、8回で2点リードなのに「延長戦の可能性」を考えないといけないあたり、深刻です。なぜなら
登板したのが岸本だったから
岸本は右の速球派で、変化球もけっこういい球持ってます。ただコントロールに難があるのが最大の弱点。
というか、フォームが噛み合っているときはコントロールもそこそこまともで抑えられるんですけど、噛み合ってないときはストライクがまるで入らずにフォアボール連発からストライクを取りに行った球を痛打されて炎上、というのがいつものパターンだからです。
で、案の定今日は炎上パターン。途中であわてて大島にスイッチしましたけど、結局タイムリー打たれて同点にされました。
もうね、どこまで自軍の戦力を把握してないのかと。
今のカープのリリーフ陣のメンバーから考えると、一番安定しているのが横山。彼は今はクローザーの役割を任されています。
恐らくそれに続いて安定したピッチングをするのが大島でしょう。それ以外は「抑えるときは抑えるけど、打たれるときは打たれる投手」ばかり、と言ってもいいと思います。その日の状態次第では好投も炎上もするので、安定して抑えられることを期待できないメンバーです。
そこで今日のこの継投。本来ちゃんと投手の力量を把握していれば、7回2アウトから篠田を交代させるとしたら、それ以上に期待できるのは大島と横山しかいなかった、ということです。そこで別の投手を出して失点。
8回についてもそうです。確かに岸本はハマっていれば3人で抑えられるんですけど、結果として今回は裏目。「安全にこの回を乗り切りたい」と考えた場合の選択肢は、回の頭から大島を出すことしかなかったんです。横山は9回にスタンバイしてるのと、回をまたぐといろいろ弊害が出る(内容が悪くなる&次の試合に登板させづらくなる)ため、8回頭に出す手はないです。
確かに大島もヒットは2本打たれましたよ。ただ、リリーフ投手の場合は「失点しない程度ならヒットを打たれてもいい」ので、ここは責めるべきではありません。
普通に見てるとヒット2本くらいは打たれるものだと思ってます。結局大量失点にならなければいいんですから。
確かに今年はシュルツ、永川の離脱のため、リリーフ陣が人手不足なのはわかります。もし今日この2人のうち1人でもいれば、横山ともう1人で8,9回は簡単に抑えられてた、という話になります。
ただ彼らがいなくても、素人のオレですら「安全に勝ちにいく方法」を導き出せるんだから、これをしなかったのは明らかに「首脳陣の失敗で負けた」と言っていいでしょう。はっきり言って今のカープの場合、大島や横山は「打たれたら仕方ない投手」なんですから。
今日はなかなかいい試合をしてました。篠田も今日勝っていれば7勝目と、シーズン終わるまでに10勝を期待できるところまでいったはずなんですけど、こういう形で潰されると本当に失望です。はっきり言って同点に追いつかれ、篠田の勝ちが消えた瞬間に、驚くほど試合に興味がなくなりました。流れからしてサヨナラ打たれた今井も当然で、別に責めるべきではないでしょう。もはやどうでもいい話だし。
最近の中国新聞でも「シーズン5ヶ月、120試合以上も消化しておきながら、いまだに投手起用についての方向性が見えないのはどういうことだ」とよく言われてますが、まさにその通りだと思います。去年まで築き上げてきた磐石のリリーフ陣に、今年でいうとさらに大島、岸本まで使える場面が増え、横山も去年以上に進化していたはずなのに、現代的な投手の使い方を全くわかっていない現首脳陣(主に野村&大野)のせいで焼け野原状態にされ、さらに今後への見通しも立たないとなると、本当にどうしようもないと思います。
去年のやり方をよく理解していた人物(恐らく小林幹英コーチ、沢崎コーチあたり)を据えてほぼ全権を委任したら、投手陣の建て直しは決して不可能じゃないはずです。今のフロントにそれだけできるのかは疑問ですけど、よくするためにはやってもらわないと困るところです。
今年になってカープを見なくなったファンがかなり多いみたいですけど、同じ過ちを繰り返していたら、気がつけば球団が存続できないくらいにファンが離れる事態になるでしょう。ちゃんと気づいてもらわないといけないことなんですよね。
さて、明日か明後日は台風の関係で雨らしいですね。恐らく1試合は流れるでしょう。残り1試合はチケットあるから見に行くと思います。なにしろ一番期待できるマエケンの日ですし。
では野球話はこのくらいで。
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