今季のカープの展望、後編:対戦相手と日程
2011年4月9日 野球 コメント (5)期日前投票に気付いてよかった。あぶね~>挨拶
というわけで昨日は3時まで楽しんでた影響もあって、今朝もしっかり寝てましたw
そのため大会には参加せず。雨と風のために外出したくないのも大きかったですね。結局期日前投票の期限が今日、というか明日が選挙なのに気付いたので投票しつつQMA1クレだけやってきました。
やっぱり予習が1周しかできず・・・そろそろ星5までいくんだけどな。ここが出来上がらないと話にならないw
とりあえず明日は川崎行きます。今日は早めに寝なきゃな。
さて、本題。昨日の続きです。
戦力については昨日書きました。簡単に言うと「未知数ながらも数は揃った」って感じです。
今日になって登板予定だった齊藤が違和感によって登板回避するというニュースが入りました。幸い軽症ということですが、おそらく来週は違う人が代わりに先発することになるでしょう。今村かソリアーノか。齊藤のぶっつけの可能性もなくはないでしょうけど、たぶん1,2回くらい調整登板すると思います。
で、今年はこの戦力で戦ったらどうなるか、というお話。
各球団の戦力を見てみると、去年から大幅に戦力アップした球団は特にない、という見解が多いです。言うなれば阪神が小林宏之、榎田あたりが加入したというくらいですか。
巨人は沢村がよさそうというものの新外人もあまり期待できず、クルーンを切った部分を埋められるほどのいい戦力は見られないみたいです。炎上が目立ってましたけど結局終盤の大事な場面でイニング稼げる投手っていうのは意外と貴重だという話になりそうな気がします。
中日もドミニカから野手2人を獲ってブランコを刺激していて、井端も戻ってきたみたいですが、チェンと吉見が怪我で開幕に間に合わないのは痛いところですね。山井もだっけ?とりあえず明るいニュースより暗いニュースの方を耳にする気がしますが、目立って戦力アップという感じではなさそうです。
ヤクルトもバレンティンが当たりかどうか、というくらいで、他は去年とほぼ変わらないような感じ。ただ去年の先発4本柱と抑え、それに打線もしっかりしているので、悪い話はあまりなさそうです。
横浜は内川が抜け、代わりに?森本が入ってきました。渡辺直人も入ってきましたが、どうにも先発が苦しいようで・・・清水が怪我、三浦も不調で、大家、寺原の代わりに入ってきた山本などでやりくりするようです。2年目の真下がいいって話もありますが、抑えの山口が不調ということで、やっぱり苦しさはかなり大きそうに見えます。
あまり詳しく知らないので軽くしか見てません。各球団ファンの方、すみませんw
ただ全体的には「それほど大きく変わってない」くらいのイメージです。
さて、そんな中で今年の広島の展望を考えるという話になりますが、今年は普通どおりには行かなさそうです。
関東での試合がデイゲーム主体になるとか、本拠地を使えないケースが出てくるということで東日本の3球団は不利になる可能性もありますが、それ以上に大きいのが、「日程」です。
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/teams/6/schedule
とりあえず4月だけですけど、リンク先から翌月以降も見ることができます。
今年の日程ですが、酷いくらいに偏ってます。
わかりやすく言うと、火曜、水曜、木曜は阪神か横浜にしか当たらないといった感じです。
残りの3球団は当然週末に固まってるわけで。この日程が交流戦までは続きます。
交流戦が明けるとヤクルトも前半に入りますけど、基本的に偏り具合は変わらず。本当に誰がこんな日程考えたんだか・・・。
この偏り、どういうことかと言いますと。
プロ野球の先発ローテーションを考えると、6人の先発が揃ってるチームの場合、「中6日」のローテーション、つまり「毎週同じ曜日に同じ投手が登板する」という現象が起こります。先発数が足りないチームは中5日にして1日ずつ前倒しにするケースもありますし、アクシデントがあれば谷間ができたり、登板回避したりします。
となると、基本的には各球団とは決まった先発投手としか対戦しないということです。
各チームは開幕から投手の順番はほぼ決めてローテを組むので、1周すれば「このチームはこの曜日にこの投手が出てくる」というのがほぼわかります。それが今年の「当たるチームの曜日が決まっている」日程の場合、「当たる投手が決まる」ということです。
つまり「得意な投手が出てくる相手=勝ちやすい、苦手な投手が出てくる相手=負けやすい」という話になります。
そして開幕カードはどのチームも勝ちたいもの。なので今年の場合は火曜から力のある順に投手が登板する可能性がなかなか高いと考えられます。
先発が6人固まってるチームなら「この日は彼に任せる」とできますけど、それができるチームはそう多くありません。となると「決まってる投手」が投げない日は「谷間」となり、必然的に勝率は下がってきます。
普通に考えれば「谷間」は極力少なくしたいと考えるので、順番が後ろになるにつれ谷間の確率は高くなる、それが今年については週末になる可能性は高いです。
今年の広島からすると、巨人、中日、ヤクルトと週末に当たるので、ここでの勝率が通常に比べて高くなる、と考えられるということです。
逆に阪神、横浜とは「表ローテ」とばかり当たるので、勝率は低めに考えられるところです。とはいいつつ広島の側も表ローテには表ローテをぶつけるので、単純に「勝てない」と決め付ける話ではないですが。
さっきの例に挙げたヤクルトの場合、先発の柱としては石川、館山、由規、村中がいますが、残り2人は固まってはない様子。外人や新人の七条もいますが(故障したような?)、この4人の配分次第では週の前半と後半の勝率にも影響は出てくるでしょう。
普通に考えるとこの4人を2人ずつ2組に分けることになるでしょうけど、もし前半に3人固めたら後半は手薄になる、ってお話です。さすがに後半に3人固めることはないでしょうし。あとは各投手のうち相性のいい投手がくるか、相性の悪い投手がくるか、ということになります。個人的な印象では館山、由規は広島にとって相性が悪いように思えますが、果たしてどうなることか。
つまり「各球団のローテ戦略次第で中身は大きく変わる」というところです。
去年までと同じく、リーグとしては「上位3球団にヤクルトがどう絡むか」という見解がほとんどのはずなので、広島はマークが薄くなる可能性は低くはなさそうです。こうなるとチャンスって話ですね。
まぁマジックのメタゲーム同様、始まってみないとわからないところですねw
こればっかりはシーズン始まってからのお楽しみというところです。中日も戻ってきたチェン、吉見がどこに入るか、ということですからね。去年も日程が固まっててこの2人とほぼ毎回当たったために中日には大きく負け越したように思えます。もちろんチーム力の差もありますが、いくらなんでも辛すぎたように思いましたw
具体的な例が挙がってなかったり、中身がグダグダだったりしますけど、結論としては
各球団のローテの組み方次第で戦況が変わる。それが今年は非常に読み易い
といったところです。
では今回はこのへんで。
というわけで昨日は3時まで楽しんでた影響もあって、今朝もしっかり寝てましたw
そのため大会には参加せず。雨と風のために外出したくないのも大きかったですね。結局期日前投票の期限が今日、というか明日が選挙なのに気付いたので投票しつつQMA1クレだけやってきました。
やっぱり予習が1周しかできず・・・そろそろ星5までいくんだけどな。ここが出来上がらないと話にならないw
とりあえず明日は川崎行きます。今日は早めに寝なきゃな。
さて、本題。昨日の続きです。
戦力については昨日書きました。簡単に言うと「未知数ながらも数は揃った」って感じです。
今日になって登板予定だった齊藤が違和感によって登板回避するというニュースが入りました。幸い軽症ということですが、おそらく来週は違う人が代わりに先発することになるでしょう。今村かソリアーノか。齊藤のぶっつけの可能性もなくはないでしょうけど、たぶん1,2回くらい調整登板すると思います。
で、今年はこの戦力で戦ったらどうなるか、というお話。
各球団の戦力を見てみると、去年から大幅に戦力アップした球団は特にない、という見解が多いです。言うなれば阪神が小林宏之、榎田あたりが加入したというくらいですか。
巨人は沢村がよさそうというものの新外人もあまり期待できず、クルーンを切った部分を埋められるほどのいい戦力は見られないみたいです。炎上が目立ってましたけど結局終盤の大事な場面でイニング稼げる投手っていうのは意外と貴重だという話になりそうな気がします。
中日もドミニカから野手2人を獲ってブランコを刺激していて、井端も戻ってきたみたいですが、チェンと吉見が怪我で開幕に間に合わないのは痛いところですね。山井もだっけ?とりあえず明るいニュースより暗いニュースの方を耳にする気がしますが、目立って戦力アップという感じではなさそうです。
ヤクルトもバレンティンが当たりかどうか、というくらいで、他は去年とほぼ変わらないような感じ。ただ去年の先発4本柱と抑え、それに打線もしっかりしているので、悪い話はあまりなさそうです。
横浜は内川が抜け、代わりに?森本が入ってきました。渡辺直人も入ってきましたが、どうにも先発が苦しいようで・・・清水が怪我、三浦も不調で、大家、寺原の代わりに入ってきた山本などでやりくりするようです。2年目の真下がいいって話もありますが、抑えの山口が不調ということで、やっぱり苦しさはかなり大きそうに見えます。
あまり詳しく知らないので軽くしか見てません。各球団ファンの方、すみませんw
ただ全体的には「それほど大きく変わってない」くらいのイメージです。
さて、そんな中で今年の広島の展望を考えるという話になりますが、今年は普通どおりには行かなさそうです。
関東での試合がデイゲーム主体になるとか、本拠地を使えないケースが出てくるということで東日本の3球団は不利になる可能性もありますが、それ以上に大きいのが、「日程」です。
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/teams/6/schedule
とりあえず4月だけですけど、リンク先から翌月以降も見ることができます。
今年の日程ですが、酷いくらいに偏ってます。
わかりやすく言うと、火曜、水曜、木曜は阪神か横浜にしか当たらないといった感じです。
残りの3球団は当然週末に固まってるわけで。この日程が交流戦までは続きます。
交流戦が明けるとヤクルトも前半に入りますけど、基本的に偏り具合は変わらず。本当に誰がこんな日程考えたんだか・・・。
この偏り、どういうことかと言いますと。
プロ野球の先発ローテーションを考えると、6人の先発が揃ってるチームの場合、「中6日」のローテーション、つまり「毎週同じ曜日に同じ投手が登板する」という現象が起こります。先発数が足りないチームは中5日にして1日ずつ前倒しにするケースもありますし、アクシデントがあれば谷間ができたり、登板回避したりします。
となると、基本的には各球団とは決まった先発投手としか対戦しないということです。
各チームは開幕から投手の順番はほぼ決めてローテを組むので、1周すれば「このチームはこの曜日にこの投手が出てくる」というのがほぼわかります。それが今年の「当たるチームの曜日が決まっている」日程の場合、「当たる投手が決まる」ということです。
つまり「得意な投手が出てくる相手=勝ちやすい、苦手な投手が出てくる相手=負けやすい」という話になります。
そして開幕カードはどのチームも勝ちたいもの。なので今年の場合は火曜から力のある順に投手が登板する可能性がなかなか高いと考えられます。
先発が6人固まってるチームなら「この日は彼に任せる」とできますけど、それができるチームはそう多くありません。となると「決まってる投手」が投げない日は「谷間」となり、必然的に勝率は下がってきます。
普通に考えれば「谷間」は極力少なくしたいと考えるので、順番が後ろになるにつれ谷間の確率は高くなる、それが今年については週末になる可能性は高いです。
今年の広島からすると、巨人、中日、ヤクルトと週末に当たるので、ここでの勝率が通常に比べて高くなる、と考えられるということです。
逆に阪神、横浜とは「表ローテ」とばかり当たるので、勝率は低めに考えられるところです。とはいいつつ広島の側も表ローテには表ローテをぶつけるので、単純に「勝てない」と決め付ける話ではないですが。
さっきの例に挙げたヤクルトの場合、先発の柱としては石川、館山、由規、村中がいますが、残り2人は固まってはない様子。外人や新人の七条もいますが(故障したような?)、この4人の配分次第では週の前半と後半の勝率にも影響は出てくるでしょう。
普通に考えるとこの4人を2人ずつ2組に分けることになるでしょうけど、もし前半に3人固めたら後半は手薄になる、ってお話です。さすがに後半に3人固めることはないでしょうし。あとは各投手のうち相性のいい投手がくるか、相性の悪い投手がくるか、ということになります。個人的な印象では館山、由規は広島にとって相性が悪いように思えますが、果たしてどうなることか。
つまり「各球団のローテ戦略次第で中身は大きく変わる」というところです。
去年までと同じく、リーグとしては「上位3球団にヤクルトがどう絡むか」という見解がほとんどのはずなので、広島はマークが薄くなる可能性は低くはなさそうです。こうなるとチャンスって話ですね。
まぁマジックのメタゲーム同様、始まってみないとわからないところですねw
こればっかりはシーズン始まってからのお楽しみというところです。中日も戻ってきたチェン、吉見がどこに入るか、ということですからね。去年も日程が固まっててこの2人とほぼ毎回当たったために中日には大きく負け越したように思えます。もちろんチーム力の差もありますが、いくらなんでも辛すぎたように思いましたw
具体的な例が挙がってなかったり、中身がグダグダだったりしますけど、結論としては
各球団のローテの組み方次第で戦況が変わる。それが今年は非常に読み易い
といったところです。
では今回はこのへんで。
コメント
先発は、山本省、大家、加賀、須田、田中健、外国人から誰か……で、何とか。
後ろはそこそこ人材はいるんですよ。
ただ、クローザーは山口俊より牛田のがいいと思うのです。
防御率1点台で自信をつけたんじゃないかな。フォークもスゴいし…
余談ですけど、昨オフに解雇された12球団の外国人選手。
多くは、アメリカ球界を希望しつつ、他国や独立リーグに散っていきましたが、
広島に在籍した選手は、かなり早い段階でMLB球団(3Aも含む)と契約してました。
……ってことは、単純に活躍できなかっただけじゃなくて起用に問題もあったのかな、と。
そういえば後ろはクアトロSがいましたね。山口が調子悪くても誰かが調子よければストッパーに据える手はあると思います。いいときの牛田は本当に安定感が凄かったですし。
そして横浜の外人さん・・・仕方ないですけど苦しいところですね。
広島出身だと意外とアメリカに拾われるケースは多いみたいですね。球は速いけどコントロールが微妙で解雇されたマルテもすぐ拾われてましたし。
去年の起用法・・・すぐ干されたフィオはわかるんですけど、あれだけチャンス与えられてため息しか出なかったヒューバーはw 拾われたこと自体に驚く向きもありましたwww
スタルツはロースター漏れたら広島が再獲得する可能性もあったみたいですけど、バリントンがまだ期待できそうなので話が立ち消えになってるような感じです。
燕のアキレス腱は打線です。なんせ浜中が3番スタメン張るくらいですから。白セルが不振だと・・・Bクラスしか見えません。
先発の5,6番手は頭数ならいる、といった感じです。
投手陣の鍵は増淵です。彼の先発転向に伴って、勝ちゲームの中継ぎが一人減りますからね。
よくも悪くも、セの台風の目はヤクルトでしょう。
しかも、拾ったのが王者ツインズだから笑えるw
>ヤクルト
濱中を中軸に据えた時点で、打線が切れるオチが見えますね。
バレンティン以外は、率を残せる選手ばかりなのに、
やっぱり、小川監督も長距離砲を真ん中に置きたいのか…… いらない要素だと思う。
畠山が規定打席に到達すれば、ハムの小谷野と遜色ない数字になるのに。
増淵……短いイニングだから活きると思う…なんで動かすんだろう;
先発は、石川、由規、館山、村中、中沢、バーネットでいいじゃないか。
後ろがしっかりしてれば前は多少コケても大丈夫なんだし…
おいでませ~。ヤクルトの情報ありがとうございます!!
浜中が3番というのは「長打力が開花した」という話かと思ったら実は「飯原や畠山が不調だから」ということを聞いて驚きました。やっぱりまだ信頼されてないんですかね、浜中。
青木とバレンティンで外野2人は決まりだと思いますけど、福地もまだ微妙ですかね~。ホワイトセルは去年凄かったので、今年も同じ調子で活躍すれば打線は強そうに見えますけど、ファンの方からするとそこが気になるというのは知らなかった身としては面白かったです。ありがとうございました。
そういえば増渕は先発転向でしたね。もともとドラフト1位の速球派で期待されてた投手なので、彼がどう転ぶかも大きそうです。去年のリリーフではいい球投げてましたし。
やっぱり総合的に見るとヤクルトが一番の鍵を握ってそうですね。なんだかんだ言っても広島はもっと低い位置からのスタートになりそうですし。
>丹依悠。さん
もはやヒューバーは何やってもネタにしかならないですw これでアメリカで活躍したらルイスとは違う意味で伝説になりそうですww
ヤクルトはいい打者が揃ってるように思えるんですけどね。強打者を中軸に据えるなら3番青木でいい気がするんですが。やっぱり頭の中に「1番福地」がちらついてるんでしょうねw 最近はあの走力を発揮できてなさそうな感じですが、さて。
畠山は内野にしたほうがいいイメージなんですけど、1,3塁にホワイトセルと宮本がいるとそうもいかないのは難しそうです。レフトはある程度入れ替わりがありそうですね。
救援陣だと去年は松岡、押本あたりが万全とまではいってなかったイメージなので、今年はどうなるかという点は気になります。調子よければいいですけど、もう一人いればさらに強そうに思えます。増渕が先発でいけるのか、後ろに戻るのか。この動向も影響ありそうですね。