ここからが本番なのか?>挨拶
今日も変わらず夜が寒いですが、ニュースを見てると関東地方は晴れてるだけまだマシなのかもしれないと思いました。北陸や東北では大雪、さらに雪崩まで起こって大変というお話でした。
去年の地震の影響で、雪の積もった橋が重みに耐えられずに壊れてしまったというものもやってました。ここ最近また関東周辺で地震が起こったりしてますが、やっぱり心配になってくるものです。晴れて暖かいのが一番いいですね。もちろん花粉もない方向でw
今日は特にネタがないなーと思ってたんですが、タレネコさんのDNを拝見してたら面白そうなものがあったのでそれについて書いてみようと思います。
本来はコメだけ書こうと思ってたんですが、気づいたらかなり長くなったので、それなら自分のところで書いてみる方がいいかな、と。
お題は「青白虫人間とケッシグってどっちが有利なの?」ということでした。
ちなみに以下はオレ個人の意見なので、かなりケッシグ側に偏ってるのと、うまく対策を見つけられてないのとがあるため、見てて参考になるかどうかはわかりません。
ケッシグはいろいろなタイプがあることと、オレが使ってる型は気づいたら「専用機」になっていたこと、そのために「一般的な考え方」に当てはまらない部分も多くあるはずなので、その点はご了承ください。
まず最初に。
正直言って虫有利だと思います。少なくともオレは虫にだけは当たりたくないですw
デッキの構成として、「理想の形」を挙げるとすると、虫側は「1ターン目に虫を出してそれが翌ターンに反転、あとはカウンターなり他のコントロールカードで時間稼げば勝ち」、というのに対し、ケッシグ側は「マナブースト2枚からタイタンを出してそこから攻める」、という形です。最近の枚数を考えたらカウンターに怯えすぎなのかもしれませんが、そもそもの形が「相手の危険なカードをカウンターする」ように作られていること、目指すところのタイタンが時間的、マナ的にもカウンターに引っかかりやすいこと、枚数や性能的に一番ケアすべき《マナ漏出》を回避するために9マナまで伸ばすプレイングをしていたらその間にライフが削り斬られること、を考えると、構造的にケッシグ側としては辛いところです。
となるとそれを踏まえての対応策としてどういうデッキ改造をするか、という話になります。
虫はまだ使ったことがないのであまり意見は書けませんが、ケッシグ側はある程度使っているので書いてみたいと思います。
ケッシグ側からすると、考え方は2つ。
A:タイタンを出す準備ができるまで時間を稼ぐこと
B:タイタンで攻めるプランを外して、より軽いクロックで有利な展開に持ち込むこと
Aについてですが、以前書いたことでもあるのですが、「相手のクロックを捌いて時間を稼いだら戦える」という考え方です。この「時間を稼ぐ」というのは、具体的には「自分のマナソースが相手のマナリークを1発分ケアできる数まで伸ばす」ということを目標にし、相手のカウンターを一部無効化する、ということです。
わかりやすく言えば手札のタイタンを出すために、マナリークされても1発までなら大丈夫な9マナまで伸ばす、ということです。こうすると、他のカウンターを使われる場合を除き、こっちのスペルをカウンターさせるためには相手は手札を2枚以上使わないといけなくなります。虫デッキには「手札の数が増えるスペル」が入ってないので(《好奇心》はこの際考えません)、手数で差がつけば相手の手札が先になくなるため、マスカンである呪文が通るようになる、という考え方です。
カードパワーからして、タイタンが一回着地して対処されず、こっちのライフにも余裕があればそれだけでゲームには勝てるんですよね。ただ「出したはいいけど相手の返しの攻撃で負ける」とか「出したけどすぐバウンスされた。しかも瞬唱でバウンス使いまわされた」なんてパターンもあるので、出せたからといって勝てるわけではないのがまた辛いところです。
もっとも、リーク以外に《雲散霧消》を持たれていたり、ピンポイントで《否認》《心理の障壁》あたりを合わされたら苦しいところです。またこちらがここまでマナを伸ばす間に相手の土地は恐らく5、6枚くらいで止まるでしょう(それ以上になってたらマナフラッドなので逆に楽です)。となると、マナ伸ばしにかかった手札の差分だけ相手の方が有利なスペルを抱えていることも充分に考えられます。そこまで含めた差を見ると、どちらが有利かという点はなかなか難しいところです。
この「時間稼ぎ」作戦、実行するには「相手のクロックを捌く」ことが必要になります。虫や《磁器の軍団兵》あたりなら《感電破》《霊炎》あたりで除去できるからいいんですが、最近本当によく見るようになった《聖トラフトの霊》、また装備品が入るバージョンで見受けられる《不可視の忍び寄り》あたりになると、全体除去でしか対処できないので難しいところです。それでも一応《鞭打ち炎》《金屑の嵐》《漸増爆弾》と対処できるカードは他の色に比べて揃ってはいるんですが、それでも他のデッキを踏んだときに有効活用できるかと考えたら、必然的にデッキに積める枚数は限られてきます。
この「こっちの除去と相手のクロックの潰しあい」も、先ほどの「こっちのマスカンと相手のカウンター」と同じく、確実に消耗戦になります。相手が先に息切れしてくれればいいんですが、こちらとしては相手よりビッグアクションが大きいため、相手の方が小回りが利く、というか、「マナリークを構えながら虫を置く」みたいな動きができるぶん、時間稼ぎが難しい側面はあるように思えます。
結局、メインから虫をガンメタしてるような形になってなければ、このような「不利な戦い」をせざるをえなくなるんですよね。これだけでもケッシグ側の方が不利、と見ます。
続いてBのお話に移ります。
Bの場合ですが、「マナブーストからタイタン、という戦い方では不利になるパターンが多い」ということから、最近は「タイタンをあまり積まず、より軽くて虫相手に効果的なカードを多く採用する」タイプのケッシグも増えてきています。
虫デッキの攻め手の主力は虫とトラフトだと考えているので、それに対抗してこちらも小型クリーチャーでダメージレースを仕掛けよう、というものです。
真っ先に挙がるのが《ヴィリジアンの密使》です。先手2ターン目だとほぼ確実に着地すること、アタッカーとして使われたら2点クロックが意外とばかにならないこと、ブロッカーとして立たれたらトラフトが相討ちになってしまうこと、除去したら土地が伸びること、と、地味ながらかなり嫌らしい働きをしてくれます。
闇の隆盛が出たら鹿もほぼ間違いなく入ってくると思われます。ランパンがあるので鹿と密使を両方積むかどうかは意見の分かれるところですが、虫デッキが数多いようなら両方ともガン積みしてダメージレースを仕掛ける、という戦い方もありだと思います。
ここから先は2パターンに分かれると思います。
1つは「相手とのダメージレースで勝つカード」、もうひとつは「相手のクロックを潰し、場が整ったら攻めるカード」です。
前者については、《最後のトロール、スラーン》や、緑メインの型における《ダングローブの長老》といったところです。相手の対処スペルが基本的に単体除去(主に有効なのは《蒸気の絡みつき》)なので、対象に取れないクリーチャーだと着地してしまったら一方的に除去されることはほぼなくなります。スラーンに対しては《幻影の像》で対消滅するパターンもありますが、大抵はサイド後のお話になります。
彼らの特徴として、虫デッキのクロックよりも攻撃力が高いことが挙げられます。つまり「普通に殴り合いをしていたらそれだけで勝てる」ということなので、虫側からすると苦しいはずです。それを対処する作戦はデッキの中にもちろん存在するでしょうが、本来よりも苦しい動きになるので、試合を有利に運べるはずです。
またスラーンあたりを使っていると、これが場にいるまま全体除去を撃てることが大きいです。たとえば金屑。相手のクリーチャーは基本タフネス2以下なので、相手だけ一方的に流れることになります。相手からすればこの除去はマスカン、もしない場合は自分のクロックをバウンスして逃げることも考えないといけなくなるため、選択肢がかなり狭まります。
ケッシグ側としては少量とはいえタイタンも残しているので、このような方法で相手のカウンターを削っていけば、タイタンを着地させて一気に針を傾けることもできるようになります。
続けて後者。これは《夜明けのレインジャー》、《情け知らずのガラク》、ジャンド型の《オリヴィア・ヴォルダーレン》あたりになります。
彼らに共通するのは「相手クリーチャーにダメージを与えられること」、しかもサイズ的に虫ヂッキ相手ならほぼ全部のクロックが致死量になります。
虫側としては当然対処しないといけない相手、できればカウンターしたい相手になります。というか対処できなきゃ負けるw
普通に考えればトラフト以外はほぼ全部彼らの能力によって落とされるので、目的である「相手のライフを削る」ことが非常に困難になります。またもしどれかがアンタップ状態ならトラフトで攻めるわけにもいかない、さらにムーアランドで出たトークンですら一発で昇天です。
虫だけをメタるならこういったカードを大量投入すれば確かに楽ではあるんですが、ガラクはともかく、オリヴィアは色の問題、レインジャーは他のデッキに対してそこまで強くない点がネックになるので、メインとサイドに何枚入れるかも問題になります。
またケッシグというデッキの構成上、マナブーストカードは確実に必要になること、虫対策にスロットを割きすぎると同系を踏んだときにパワー負けしてしまうことがあるので、「どのカードを何枚、メインとサイドにどう振り分けるか」が非常に難しいです。オレも候補は考えたもののスロット足りなすぎてずっと頭を抱えてますw
もしこれらの問題をうまく解決できるなら、後者の構成を狙うことが虫対策には有効なのではないかと思います。
DN上では意外と「ケッシグの方が有利」という意見が多いそうですが、これは虫側がケッシグ側と戦ううえでケアする部分が意外と多いと感じているのか、あるいは「虫対策は問題なくできている形のデッキを組み上げた」のか、そのいずれかだと思います。
あくまでオレ個人の意見では、最初に書いた通りに「虫の方が有利」だと考えています。
自分で書いてて思ったより長くなってしまいました。
もしよかったら、お読みになった方のご意見もお聞きしてみたいので、コメントお願いします。長文になっても構いません、むしろウェルカムですw
また、何か抜けてる部分がありそうならご指摘いただけると嬉しいです。
では今回はこのへんで。
今日も変わらず夜が寒いですが、ニュースを見てると関東地方は晴れてるだけまだマシなのかもしれないと思いました。北陸や東北では大雪、さらに雪崩まで起こって大変というお話でした。
去年の地震の影響で、雪の積もった橋が重みに耐えられずに壊れてしまったというものもやってました。ここ最近また関東周辺で地震が起こったりしてますが、やっぱり心配になってくるものです。晴れて暖かいのが一番いいですね。もちろん花粉もない方向でw
今日は特にネタがないなーと思ってたんですが、タレネコさんのDNを拝見してたら面白そうなものがあったのでそれについて書いてみようと思います。
本来はコメだけ書こうと思ってたんですが、気づいたらかなり長くなったので、それなら自分のところで書いてみる方がいいかな、と。
お題は「青白虫人間とケッシグってどっちが有利なの?」ということでした。
ちなみに以下はオレ個人の意見なので、かなりケッシグ側に偏ってるのと、うまく対策を見つけられてないのとがあるため、見てて参考になるかどうかはわかりません。
ケッシグはいろいろなタイプがあることと、オレが使ってる型は気づいたら「専用機」になっていたこと、そのために「一般的な考え方」に当てはまらない部分も多くあるはずなので、その点はご了承ください。
まず最初に。
正直言って虫有利だと思います。少なくともオレは虫にだけは当たりたくないですw
デッキの構成として、「理想の形」を挙げるとすると、虫側は「1ターン目に虫を出してそれが翌ターンに反転、あとはカウンターなり他のコントロールカードで時間稼げば勝ち」、というのに対し、ケッシグ側は「マナブースト2枚からタイタンを出してそこから攻める」、という形です。最近の枚数を考えたらカウンターに怯えすぎなのかもしれませんが、そもそもの形が「相手の危険なカードをカウンターする」ように作られていること、目指すところのタイタンが時間的、マナ的にもカウンターに引っかかりやすいこと、枚数や性能的に一番ケアすべき《マナ漏出》を回避するために9マナまで伸ばすプレイングをしていたらその間にライフが削り斬られること、を考えると、構造的にケッシグ側としては辛いところです。
となるとそれを踏まえての対応策としてどういうデッキ改造をするか、という話になります。
虫はまだ使ったことがないのであまり意見は書けませんが、ケッシグ側はある程度使っているので書いてみたいと思います。
ケッシグ側からすると、考え方は2つ。
A:タイタンを出す準備ができるまで時間を稼ぐこと
B:タイタンで攻めるプランを外して、より軽いクロックで有利な展開に持ち込むこと
Aについてですが、以前書いたことでもあるのですが、「相手のクロックを捌いて時間を稼いだら戦える」という考え方です。この「時間を稼ぐ」というのは、具体的には「自分のマナソースが相手のマナリークを1発分ケアできる数まで伸ばす」ということを目標にし、相手のカウンターを一部無効化する、ということです。
わかりやすく言えば手札のタイタンを出すために、マナリークされても1発までなら大丈夫な9マナまで伸ばす、ということです。こうすると、他のカウンターを使われる場合を除き、こっちのスペルをカウンターさせるためには相手は手札を2枚以上使わないといけなくなります。虫デッキには「手札の数が増えるスペル」が入ってないので(《好奇心》はこの際考えません)、手数で差がつけば相手の手札が先になくなるため、マスカンである呪文が通るようになる、という考え方です。
カードパワーからして、タイタンが一回着地して対処されず、こっちのライフにも余裕があればそれだけでゲームには勝てるんですよね。ただ「出したはいいけど相手の返しの攻撃で負ける」とか「出したけどすぐバウンスされた。しかも瞬唱でバウンス使いまわされた」なんてパターンもあるので、出せたからといって勝てるわけではないのがまた辛いところです。
もっとも、リーク以外に《雲散霧消》を持たれていたり、ピンポイントで《否認》《心理の障壁》あたりを合わされたら苦しいところです。またこちらがここまでマナを伸ばす間に相手の土地は恐らく5、6枚くらいで止まるでしょう(それ以上になってたらマナフラッドなので逆に楽です)。となると、マナ伸ばしにかかった手札の差分だけ相手の方が有利なスペルを抱えていることも充分に考えられます。そこまで含めた差を見ると、どちらが有利かという点はなかなか難しいところです。
この「時間稼ぎ」作戦、実行するには「相手のクロックを捌く」ことが必要になります。虫や《磁器の軍団兵》あたりなら《感電破》《霊炎》あたりで除去できるからいいんですが、最近本当によく見るようになった《聖トラフトの霊》、また装備品が入るバージョンで見受けられる《不可視の忍び寄り》あたりになると、全体除去でしか対処できないので難しいところです。それでも一応《鞭打ち炎》《金屑の嵐》《漸増爆弾》と対処できるカードは他の色に比べて揃ってはいるんですが、それでも他のデッキを踏んだときに有効活用できるかと考えたら、必然的にデッキに積める枚数は限られてきます。
この「こっちの除去と相手のクロックの潰しあい」も、先ほどの「こっちのマスカンと相手のカウンター」と同じく、確実に消耗戦になります。相手が先に息切れしてくれればいいんですが、こちらとしては相手よりビッグアクションが大きいため、相手の方が小回りが利く、というか、「マナリークを構えながら虫を置く」みたいな動きができるぶん、時間稼ぎが難しい側面はあるように思えます。
結局、メインから虫をガンメタしてるような形になってなければ、このような「不利な戦い」をせざるをえなくなるんですよね。これだけでもケッシグ側の方が不利、と見ます。
続いてBのお話に移ります。
Bの場合ですが、「マナブーストからタイタン、という戦い方では不利になるパターンが多い」ということから、最近は「タイタンをあまり積まず、より軽くて虫相手に効果的なカードを多く採用する」タイプのケッシグも増えてきています。
虫デッキの攻め手の主力は虫とトラフトだと考えているので、それに対抗してこちらも小型クリーチャーでダメージレースを仕掛けよう、というものです。
真っ先に挙がるのが《ヴィリジアンの密使》です。先手2ターン目だとほぼ確実に着地すること、アタッカーとして使われたら2点クロックが意外とばかにならないこと、ブロッカーとして立たれたらトラフトが相討ちになってしまうこと、除去したら土地が伸びること、と、地味ながらかなり嫌らしい働きをしてくれます。
闇の隆盛が出たら鹿もほぼ間違いなく入ってくると思われます。ランパンがあるので鹿と密使を両方積むかどうかは意見の分かれるところですが、虫デッキが数多いようなら両方ともガン積みしてダメージレースを仕掛ける、という戦い方もありだと思います。
ここから先は2パターンに分かれると思います。
1つは「相手とのダメージレースで勝つカード」、もうひとつは「相手のクロックを潰し、場が整ったら攻めるカード」です。
前者については、《最後のトロール、スラーン》や、緑メインの型における《ダングローブの長老》といったところです。相手の対処スペルが基本的に単体除去(主に有効なのは《蒸気の絡みつき》)なので、対象に取れないクリーチャーだと着地してしまったら一方的に除去されることはほぼなくなります。スラーンに対しては《幻影の像》で対消滅するパターンもありますが、大抵はサイド後のお話になります。
彼らの特徴として、虫デッキのクロックよりも攻撃力が高いことが挙げられます。つまり「普通に殴り合いをしていたらそれだけで勝てる」ということなので、虫側からすると苦しいはずです。それを対処する作戦はデッキの中にもちろん存在するでしょうが、本来よりも苦しい動きになるので、試合を有利に運べるはずです。
またスラーンあたりを使っていると、これが場にいるまま全体除去を撃てることが大きいです。たとえば金屑。相手のクリーチャーは基本タフネス2以下なので、相手だけ一方的に流れることになります。相手からすればこの除去はマスカン、もしない場合は自分のクロックをバウンスして逃げることも考えないといけなくなるため、選択肢がかなり狭まります。
ケッシグ側としては少量とはいえタイタンも残しているので、このような方法で相手のカウンターを削っていけば、タイタンを着地させて一気に針を傾けることもできるようになります。
続けて後者。これは《夜明けのレインジャー》、《情け知らずのガラク》、ジャンド型の《オリヴィア・ヴォルダーレン》あたりになります。
彼らに共通するのは「相手クリーチャーにダメージを与えられること」、しかもサイズ的に虫ヂッキ相手ならほぼ全部のクロックが致死量になります。
虫側としては当然対処しないといけない相手、できればカウンターしたい相手になります。というか対処できなきゃ負けるw
普通に考えればトラフト以外はほぼ全部彼らの能力によって落とされるので、目的である「相手のライフを削る」ことが非常に困難になります。またもしどれかがアンタップ状態ならトラフトで攻めるわけにもいかない、さらにムーアランドで出たトークンですら一発で昇天です。
虫だけをメタるならこういったカードを大量投入すれば確かに楽ではあるんですが、ガラクはともかく、オリヴィアは色の問題、レインジャーは他のデッキに対してそこまで強くない点がネックになるので、メインとサイドに何枚入れるかも問題になります。
またケッシグというデッキの構成上、マナブーストカードは確実に必要になること、虫対策にスロットを割きすぎると同系を踏んだときにパワー負けしてしまうことがあるので、「どのカードを何枚、メインとサイドにどう振り分けるか」が非常に難しいです。オレも候補は考えたもののスロット足りなすぎてずっと頭を抱えてますw
もしこれらの問題をうまく解決できるなら、後者の構成を狙うことが虫対策には有効なのではないかと思います。
DN上では意外と「ケッシグの方が有利」という意見が多いそうですが、これは虫側がケッシグ側と戦ううえでケアする部分が意外と多いと感じているのか、あるいは「虫対策は問題なくできている形のデッキを組み上げた」のか、そのいずれかだと思います。
あくまでオレ個人の意見では、最初に書いた通りに「虫の方が有利」だと考えています。
自分で書いてて思ったより長くなってしまいました。
もしよかったら、お読みになった方のご意見もお聞きしてみたいので、コメントお願いします。長文になっても構いません、むしろウェルカムですw
また、何か抜けてる部分がありそうならご指摘いただけると嬉しいです。
では今回はこのへんで。
コメント
マナ加速を極楽鳥からラノワールのエルフに
ヴィリジアンの密使もフル投入して内にいる獣の枠をエルフの大ドルイドにしたのが今の自分の赤緑ケッシグです
審判の日を警戒する必要があまりないので展開して殴れますし密使は死ななくてもマナ加速になってくれます
攻めの選択肢が広いデッキになると使ってて楽しそうです。このあたりの派生って個性が出るので、それが面白いところだと思います。
基本的にヴァラクードと違ってタイタン出したら勝ちでは無いですから
9マナまでケアするのは結構悪手になりがちですよね。
3マナ立ててタイタン→マナリーク→マナ払う→バウンスor装備品展開で終了
が見えるので。
除去がらみで6マナためる時間稼ぎなら問題ないですが結局インスタント展開に対するソーサリー除去なので常に不利になってしまいますよね。
逆にクロックを用意するのは簡単ですが何せデッキパワーが格段に落ちてしまう。そうなると他のデッキに簡単に負けてしまいますからね。
やっぱり虫人間有利(むしろ虫人間側は当たりたい)なマッチだと思いますよ
「6マナまで貯める」のなら時間的にも必要なカードの枚数的にもそう問題はないのですが、「9マナまで貯める」となるとどちらもなかなか苦しいところになってしまいますからね。
おっしゃる通り、「タイタン出せたらそれだけで勝てる」レベルならともかく、ケッシグ側としてはあくまでも「タイタンは攻撃態勢を整えるための一歩」にすぎないため(他のカードに比べたら「大きな一歩」ではありますが)、タイタン着地に神経を注ぎすぎるとそれに要した手札の枚数、時間分だけ相手の攻勢を許してしまうことになり、結果として「出したはいいけど手遅れ」なケースが多々あるように思えます。
相手の展開についても、他にスペルを構えながら軽いマナ域だったりインスタントタイミングだったりでクロックを出されると、対処できる除去がソーサリータイミングになってしまうために小回りが利かない苦しさは出てくるところだと思います。
軽いクロックを用意するようになると、結論として「ケッシグでなくていいじゃん」になっちゃうんですよねw それでいてケッシグ踏んだら逆に負けてしまうというオチまで見えるので、「いき過ぎないレベルに抑えつつ、どこまでシフトするか」という点についてのバランスのとり方が非常に難しくなると思われます。虫だけメタって他のデッキ(特に通常型ケッシグ)を放置するのであれば、赤緑系のデッキは色的にはなかなか頑張れそうではありますが、もはや違う次元のお話になっちゃいますし。
虫側としてはケッシグ相手だと、一番最初のヘビーパーミ型と比べれば相性は「少し組みにくくなった」程度だと思いますが、それでも十分に「お客さん」と言えると思います。
「ケッシグ側が有利」とおっしゃる方のご意見もなかなか多いとのことですが、ぜひとも読んでみたいところです。まだまだ勉強したいことも多いもので。
まずキープ基準からして虫人間は虫(orトラフトor忍び寄り)+カウンター1つでスタートできるのに対して、ケッシグはランパン+除去+主力クリーチャー(タイタンorPW)などが揃っていないとキープできない。しかも初見の相手だとケッシグ側の除去キープはコントロール相手には腐ることもあるのでマリガンしてまで除去を探すかと言われると難しいところがありますからね。
ただ、密使や鹿ではトラフトは止められてもダメージレースは挑みにくいというのが僕の考えです。あちらには1マナ3/2飛行や槍や剣があるので、的確に除去や置物破壊が成功しないと打点で容易に上回られ、飛行やアンブロッカブルのせいでチャンプブロックももままならないというイメージです。
《夜明けのレインジャー》、《情け知らずのガラク》、《オリヴィア・ヴォルダーレン》ですが、夜明けのレインジャーは頂点でサーチするにもちょうど良いマナ(ランパンから3T目にサーチできる)なので、メインに1枚さして置いても良さそうですね。
逆にガラクは変身前の虫以外、殴って嬉しい相手が居ないのであまり効かないかと思います。トラフト、透明人間は殴れませんし、変身した虫相手はテンポロスが酷く、1/1トークンを殴ると返しですぐに殴られて死んでしまう可能性が高いので。
オリヴィアは色がネックになりますが、同系と当たっても腐らない(むしろフィニッシャー)ので、多少安定性を捨ててでも3色に走る構築はありだと思います。ジャンドケッシグなら破滅の刃や呪いも使えますし、ナヤケッシグならデイジャや援軍、エリシュ・ノーンが使えて、いずれも汎用性が高いカードなので。
「密使や鹿でのダメージレース」ですが、これは「複数引いた場合にタイタンを待たずに攻めた方が効率的なこともある」というつもりで書きました。マナブーストでありながらクロックにもなる鹿などの場合、こういう選択肢も取れる、というくらいであまりウェイトは置いてはいません。普通に殴り合いするには少なくとも2体、できれば3体以上欲しいところですし。
この3つのカードですが、「ブーストしたら3ターン目に出せるもの」という意味で選びました。
やっぱり比べるとガラクが少し弱いですね。使うとしたら相手のクロックを削るか自分のトークンを出すかという選択になりますが、正直相討ち上等で除去に使った方がいいと思います。こっちのトークンはバウンスの対象になりますし、何より相手にクロックがある以上こちらの残り時間が限られるので、そこを潰すことが先決になると思います。逆に場に特に脅威がなく、トークンが量産できる態勢になった場合はほぼそれだけで勝てるというメリットもあります。
対象に取れない相手の場合は本当に使い方が難しいと思います。トークン出すことと「1ターン攻撃をこっちに集中させる」という目的になるかなと。裏面になって生き残ったらすぐスラーンをサーチしていいと思います。
やっぱり今だと赤緑の2色だけだと選択肢が限られますよね。2色ケッシグの不器用さを補うという意味では、白でも黒でもいい役割を果たせるように思います。あとは使う人の好みとセンス、ということになる気がします。