目指すべきものをやっと見ることができた
2012年9月27日 野球 コメント (2)迷う。実に迷う。>挨拶
昨日のネタで選挙について書いたんですけど、今日のニュースを見てますます悩むようになりました。
もともと支持するなら自民なのか、というところですけど、昨日の安倍さんのインタビューと、今日の野田さんの国際会議での発言を見比べると、どう見ても野田さんの方がしっかりしてるんですよね。あの場に立ってるのが安倍さんだったらこんな答弁はできないだろうと思わせられたもので。
総理やるべき人と政権取るべき党が反対になってると思うと、本当にややこしいですw いっそのこと野田さんが党移れば簡単なんですが(爆)。
希望が持てる方法でも消去法でも難しい選択になりそうです。
日本に接近してる台風が2つありますが、なんかこっちも複雑ですね。
関東地方に近いのは18号ですが、上陸しないで東の方に抜けそうという見解がありますね。雲はかかるので明日は雨になりそうですが、そこまで酷くはならないかもしれないということで。
逆に現在沖縄に近い方の17号が本州に上陸しそうというからこれまたややこしいw しかも関東まで流れてきそうって話ですし。時期としてはこの週末から来週頭くらいになりそうですが、なんか「台風上陸するの?」って言葉で勘違いが起きそうでややこしいですw
しかし今週末はどうなることか。この土日はプレリですけど、日曜は広島で石井琢朗さんの引退試合があるんですよね。ただこれが雨で流れるとなると、また延期することになります。この前の横浜での試合もセレモニーと一緒に流れてしまいましたし・・・これはまさか引退を撤回すべきって野球の神様からのメッセージ?www
さて、そんなこんなで今日の試合。
ひと言で言うと、8回までと9回とでまるで違う試合になってました。
先発はバリントンとゴンザレスで、両者ともランナーは出すものの点は入らない展開。ただなんとなく、「投手がしっかり抑えてる」というより「巨人打線にあまりやる気が感じられない」ように思えました。タイミングが合ってないだけかもしれませんけど、長野も坂本もえらく気のない空振りを繰り返していたように見えたもので。時期としては無理するときじゃないんですけど、谷や高橋がいないからといっても、これまでのような恐ろしさがまるで見えませんでした。
それに対して広島打線も淡泊というか、なんか難しい球に手を出して凡退するシーンが目立ちました。打席での意図が見えないというか・・しかも巨人の先制点はランナー3塁からのワイルドピッチですからね。変わったピッチャーもランナー出すし、なんかダラダラした試合展開のまま、惰性で9回まで来たようにすら見えました。
しかし、9回に来てから空気が一変したように思えます。
今村が2イニングを投げ切ったんですが、8回1アウトから5者連続三振と、変に力を入れてないように見えて内容は素晴らしいピッチングを展開しました。
9回裏は梵は簡単に凡打を打ったんですが、1アウトからのエルドレッドの打席が凄かったです。前の打席までは大振りして内角高めの球を空振りしたりしてたんですが、この打席では最初は強く振ってたものの途中から無理な大振りをせずにファールで粘り続け、ボールになる変化球もなんとか見極め、フルカウントになりながら10球粘りました。そうしてファールを続けていくうちに最初は合ってなかったタイミングがだんだん合ってきて、最後の11球目は完璧にタイミングを合わせて右方向におっつけたヒットになりました。
昨日の前田が同じように粘って11球目でタイムリー二塁打を放ちましたが、これと本当によく似た、素晴らしい打席になりました。
すると、これまで淡泊だった打線が嘘のようになりました。
続く丸も同じように粘り続け、最後はフォアボールをもぎ取ります。相手ピッチャーの西村の調子も決して悪くなかったようには見えたんですが、この2人の驚異的な粘りのためにだんだん崩れてきたように思えます。
次の打席は今村だったので代打で昨日の粘り勝ちの打撃を見せた前田が出てきたんですが、昨日とはうってかわってまさかの初球ヒット。これは正直噴きました。「さっきまでの2人って昨日の貴方の真似してたのに、本人がコレかい!!」みたいな感じでw
続く天谷もこの流れに乗りました。打ちにくそうな球がいくつもきてたんですがこれもファールで粘り続け、最後にはライト前へタイムリー。長野のエラーもあったためにサヨナラとなりました。
今日の8回までの淡泊な打線を見ていて、まさかこんな逆転劇が起こるとは信じられませんでした。正直途中でテレビ消した人も多かったんじゃないかと思います。
それくらい9回の攻撃は別チームのような内容になってたんですが、これを呼び起こしたのは間違いなくエルドレッドの11球。そしてその起点となっているのは、昨日の前田の11球だったと思います。
最近打線が打ててないとき、監督はよく「凡退してもいいから思いっきり振ってこい」とか「気持ちで負けてる」とかいうことを言ってましたが、今日も焦って難しい球に手を出して凡退を繰り返した打線を見ると、「監督の言う通りにやってるとこうなるのか」という印象でした。特に最近当たりが止まってる堂林も、「ただ強く振る」ことを意識しているのが相手にバレて手玉に取られてるようにすら思えます。
今のチームが目指すべき打線の形は、今日のような粘りの攻撃です。タイミングの合わない難しい球を投げ続けてくる相手でも、このようにファールで粘ってボール球を見送っていけば、最後にはタイミングの合ったヒットも、フォアボールももぎ取ることができるんです。これを見せてくれたのは昨日の前田に他なりません。「これが正しい道。チームが一丸となって目指すべき打線の形」というものを、歯がゆい思いで若い選手達を見ている人の代表として、前田が示してくれたんだと思ってます。
確かに気持ちは大事です。ただその方向は「来た球を強く振って打ち返すこと」ではなく、「難しい球でも食らいついて、最後は打てる球を、あるいは4つ目のボール球を待つ」という「粘るための精神力」であるということを、昨日と今日で思い知らされた気がします。もちろんそのためには技術も大事ですし、考え方も大事です。そうやって後ろに繋いでいくことを打者が意識していけば、必ず点の取れる打線になります。
昨日と今日のエルドレッドの全打席を見ていればわかるんですが、ホームランが欲しくて強振しているときはバットに当たらずに三振するか、難しい球に手を出して凡退しています。逆に無理して大振りせず、相手の投球に合わせてコンパクトに振り抜いているときは、とてもいい結果になっています。この2日間と、特に今日の最後の打席で本人も感じ取っているんじゃないかと思います。本来のチームが求める打撃というのは、こっちの形なんだ、と。
「結果がいいからこの方法がいい」というのではなく、「理論的に、いい結果に繋がる打撃の形になっているから数字も残せている」というのが理由なので、これに気づけば日本でも大活躍できる選手になると思います。
思えばここ数年で強いと言われた巨人や阪神の打線でも、ホームランの数に目が行くものの、実際に強いと思えたのはこうやってフォアボールや粘った末のヒットで打線を繋いでいったときだったと思います。確かにどこからでもホームランが出るのは強いですが、何もないときに打てるようなものじゃありません。それには布石は確実に存在するわけで、それが何かというと、「繋がり続けて大量点に結びつく打線」の怖さがもたらすプレッシャー、ということでしょう。
中日にしろヤクルトにしろ、統一球になってからも「強い」と思えるチームの打線はこうやって得点しています。そのことを、広島の首脳陣にはぜひ理解して、今後に生かしていってもらいたいです。
さて、明日は試合がなくて、土日は金本と石井琢朗の引退試合ですか。
プレリには行かないので通常通りに開催されれば普通に見ようと思ってます。
明日はできればフライデー行きたいなとは思ってますが、台風次第ですかね。
では今回はこのへんで。
昨日のネタで選挙について書いたんですけど、今日のニュースを見てますます悩むようになりました。
もともと支持するなら自民なのか、というところですけど、昨日の安倍さんのインタビューと、今日の野田さんの国際会議での発言を見比べると、どう見ても野田さんの方がしっかりしてるんですよね。あの場に立ってるのが安倍さんだったらこんな答弁はできないだろうと思わせられたもので。
総理やるべき人と政権取るべき党が反対になってると思うと、本当にややこしいですw いっそのこと野田さんが党移れば簡単なんですが(爆)。
希望が持てる方法でも消去法でも難しい選択になりそうです。
日本に接近してる台風が2つありますが、なんかこっちも複雑ですね。
関東地方に近いのは18号ですが、上陸しないで東の方に抜けそうという見解がありますね。雲はかかるので明日は雨になりそうですが、そこまで酷くはならないかもしれないということで。
逆に現在沖縄に近い方の17号が本州に上陸しそうというからこれまたややこしいw しかも関東まで流れてきそうって話ですし。時期としてはこの週末から来週頭くらいになりそうですが、なんか「台風上陸するの?」って言葉で勘違いが起きそうでややこしいですw
しかし今週末はどうなることか。この土日はプレリですけど、日曜は広島で石井琢朗さんの引退試合があるんですよね。ただこれが雨で流れるとなると、また延期することになります。この前の横浜での試合もセレモニーと一緒に流れてしまいましたし・・・これはまさか引退を撤回すべきって野球の神様からのメッセージ?www
さて、そんなこんなで今日の試合。
ひと言で言うと、8回までと9回とでまるで違う試合になってました。
先発はバリントンとゴンザレスで、両者ともランナーは出すものの点は入らない展開。ただなんとなく、「投手がしっかり抑えてる」というより「巨人打線にあまりやる気が感じられない」ように思えました。タイミングが合ってないだけかもしれませんけど、長野も坂本もえらく気のない空振りを繰り返していたように見えたもので。時期としては無理するときじゃないんですけど、谷や高橋がいないからといっても、これまでのような恐ろしさがまるで見えませんでした。
それに対して広島打線も淡泊というか、なんか難しい球に手を出して凡退するシーンが目立ちました。打席での意図が見えないというか・・しかも巨人の先制点はランナー3塁からのワイルドピッチですからね。変わったピッチャーもランナー出すし、なんかダラダラした試合展開のまま、惰性で9回まで来たようにすら見えました。
しかし、9回に来てから空気が一変したように思えます。
今村が2イニングを投げ切ったんですが、8回1アウトから5者連続三振と、変に力を入れてないように見えて内容は素晴らしいピッチングを展開しました。
9回裏は梵は簡単に凡打を打ったんですが、1アウトからのエルドレッドの打席が凄かったです。前の打席までは大振りして内角高めの球を空振りしたりしてたんですが、この打席では最初は強く振ってたものの途中から無理な大振りをせずにファールで粘り続け、ボールになる変化球もなんとか見極め、フルカウントになりながら10球粘りました。そうしてファールを続けていくうちに最初は合ってなかったタイミングがだんだん合ってきて、最後の11球目は完璧にタイミングを合わせて右方向におっつけたヒットになりました。
昨日の前田が同じように粘って11球目でタイムリー二塁打を放ちましたが、これと本当によく似た、素晴らしい打席になりました。
すると、これまで淡泊だった打線が嘘のようになりました。
続く丸も同じように粘り続け、最後はフォアボールをもぎ取ります。相手ピッチャーの西村の調子も決して悪くなかったようには見えたんですが、この2人の驚異的な粘りのためにだんだん崩れてきたように思えます。
次の打席は今村だったので代打で昨日の粘り勝ちの打撃を見せた前田が出てきたんですが、昨日とはうってかわってまさかの初球ヒット。これは正直噴きました。「さっきまでの2人って昨日の貴方の真似してたのに、本人がコレかい!!」みたいな感じでw
続く天谷もこの流れに乗りました。打ちにくそうな球がいくつもきてたんですがこれもファールで粘り続け、最後にはライト前へタイムリー。長野のエラーもあったためにサヨナラとなりました。
今日の8回までの淡泊な打線を見ていて、まさかこんな逆転劇が起こるとは信じられませんでした。正直途中でテレビ消した人も多かったんじゃないかと思います。
それくらい9回の攻撃は別チームのような内容になってたんですが、これを呼び起こしたのは間違いなくエルドレッドの11球。そしてその起点となっているのは、昨日の前田の11球だったと思います。
最近打線が打ててないとき、監督はよく「凡退してもいいから思いっきり振ってこい」とか「気持ちで負けてる」とかいうことを言ってましたが、今日も焦って難しい球に手を出して凡退を繰り返した打線を見ると、「監督の言う通りにやってるとこうなるのか」という印象でした。特に最近当たりが止まってる堂林も、「ただ強く振る」ことを意識しているのが相手にバレて手玉に取られてるようにすら思えます。
今のチームが目指すべき打線の形は、今日のような粘りの攻撃です。タイミングの合わない難しい球を投げ続けてくる相手でも、このようにファールで粘ってボール球を見送っていけば、最後にはタイミングの合ったヒットも、フォアボールももぎ取ることができるんです。これを見せてくれたのは昨日の前田に他なりません。「これが正しい道。チームが一丸となって目指すべき打線の形」というものを、歯がゆい思いで若い選手達を見ている人の代表として、前田が示してくれたんだと思ってます。
確かに気持ちは大事です。ただその方向は「来た球を強く振って打ち返すこと」ではなく、「難しい球でも食らいついて、最後は打てる球を、あるいは4つ目のボール球を待つ」という「粘るための精神力」であるということを、昨日と今日で思い知らされた気がします。もちろんそのためには技術も大事ですし、考え方も大事です。そうやって後ろに繋いでいくことを打者が意識していけば、必ず点の取れる打線になります。
昨日と今日のエルドレッドの全打席を見ていればわかるんですが、ホームランが欲しくて強振しているときはバットに当たらずに三振するか、難しい球に手を出して凡退しています。逆に無理して大振りせず、相手の投球に合わせてコンパクトに振り抜いているときは、とてもいい結果になっています。この2日間と、特に今日の最後の打席で本人も感じ取っているんじゃないかと思います。本来のチームが求める打撃というのは、こっちの形なんだ、と。
「結果がいいからこの方法がいい」というのではなく、「理論的に、いい結果に繋がる打撃の形になっているから数字も残せている」というのが理由なので、これに気づけば日本でも大活躍できる選手になると思います。
思えばここ数年で強いと言われた巨人や阪神の打線でも、ホームランの数に目が行くものの、実際に強いと思えたのはこうやってフォアボールや粘った末のヒットで打線を繋いでいったときだったと思います。確かにどこからでもホームランが出るのは強いですが、何もないときに打てるようなものじゃありません。それには布石は確実に存在するわけで、それが何かというと、「繋がり続けて大量点に結びつく打線」の怖さがもたらすプレッシャー、ということでしょう。
中日にしろヤクルトにしろ、統一球になってからも「強い」と思えるチームの打線はこうやって得点しています。そのことを、広島の首脳陣にはぜひ理解して、今後に生かしていってもらいたいです。
さて、明日は試合がなくて、土日は金本と石井琢朗の引退試合ですか。
プレリには行かないので通常通りに開催されれば普通に見ようと思ってます。
明日はできればフライデー行きたいなとは思ってますが、台風次第ですかね。
では今回はこのへんで。
コメント
しばらく当たりが止まったあとにまた神様に戻ってきましたね。シーズン最後まで続けばまた4割に乗りそうなので楽しみです。