優勢だからといって調子に乗っちゃいけない
2013年6月28日 野球 コメント (2)あと計算できないものに希望的な観測を立てるのもあまりよくないみたいw>挨拶
今日はお昼過ぎに歯医者さん行って、調子がよければそのまま横浜のフライデー行こうと思ってました。これまでずっと懸案事項だった箇所を治せるということだったんですけど、終わってみると思った以上に痛みが強かったりで、治まるまでまだ少し時間がかかりそうとのことでした。
そのため残念ながらマジックは断念。まぁ体調崩してまで行くわけにもいかないですし。時間としては空いてるのでせっかくだから行きたかったところではあったんですけど、「自分が動けない」って精神的にけっこうキツいものですね。ここ数日は特に。
そんなわけで今日の試合。
先発の武内が相手の打ち損じに助けられながらも7回を1失点にまとめ、打線も3点をリード、点を取られた返しに即取り返すといういい流れで試合を進めてました。
しかし、大問題になったのが8回。この回から変わった今井が1アウトからヒットを打たれ、ここで桧山が出てきたので河内を出したらまるでストライクが入らずフォアボール、次の打者から回跨ぎ確定の形でミコライオを投入したんですが、ここからファーストゴロをこの回から一塁に入った松山がまさかの悪送球、さらに次の送りバントを捕球したミコライオが二塁に送球すると、ベースカバーに入ったショートの安部がまさかの落球、ここから内野ゴロで1アウトは取ったものの、長打を2本打たれてまさかの1イニング6失点。酷い内容でした。
もちろんここの場合はエラーをした松山、安部が一番の問題であることはわかります。確実にこれが原因ですし、誰も予想してなかったことですから。
ただ、この事態を防ぐための用兵ができなかったかというと、決して答えは「NO」ではなかったように思えます。
この回から松山が一塁に移ったのは理由があります。前の回に4番のエルドレッドが右中間にタイムリー二塁打を放ったんですが、本塁のタイミングが微妙だったこともあって、あえて2塁をオーバーランして守備側の意識を引きつけている(わざと塁間に挟まれて時間を稼ぐ)ことで確実に1点を追加する方法を取りました(ただのミスの可能性もありますけど、とりあえずここはこういうことにしておきましょう。作戦としては充分あることですから)。
そのため、次の回は5番の松山から始まる打順だったので、首脳陣としては松山をわざわざ交替させたくなかった、という意図が見えます。
しかしこれが結果的に悪夢を招くことに。
よく勝負事では「勝っているときは動くな」という鉄則がありますが、野球の守備固めについては「勝ちをより確実にする」という意味で例外であると考えられます。よってこの回には守備に不安のあるレフトのルイスも下げ、外野に赤松と迎を入れて松山をライトからファーストに回しました。
松山はここ最近はずっと外野を守っていて、守備面もそこそこ安定していたんですが、今日のファーストゴロの悪送球は以前に何度も見られたものと全く同じ「二塁に投げようとしたら右上方向に球がスッポ抜けて外野までいってしまう」ものでした。松山をファーストに回すにあたって一番恐れている内容です。
さらに言うとこの回の最初のヒットもファーストの脇を抜けて行ったものだったんですが、もしファーストがエルドレッドのままなら捕れたかもしれないような位置のものでした。今日はそんな打球をいくつも捌いていたように見えましたし。
そう考えると、「次の打順のことを考えて、松山を残してエルドレッドを下げた」という采配が、敗因にあると考えることもできます。
何しろ野村監督が「勝ってるときは調子に乗って不必要な部分まで動きたがる」性格なのが何よりの問題なんですよね。
今日の投手交代についても、今井が1アウト1塁になったくらいで動じずに続投していけば、代打の桧山が9番で左打者だったとしても、その後の西岡はスイッチヒッター、大和は右打者なので、ここで河内を出したところで次に他の投手への交代は必至です。そしてまだランナー1塁ということを考えると、「何が何でも左殺しの投手を出して抑えにいく場面」ではなかったと考えられました。
それこそ今井を続投させて、例えば桧山をフォアボールで歩かせたとしても、ランナーが1人増えるだけでその後のピンチに河内やミコライオ、さらには久本を「いつでも投入できる状態で待機させる」ことができました。しかし動いてしまったがために、彼らを「限定的な使い方しかできない」状況にしてしまった、いわゆる「墓穴を掘った」形になったと言えます。
もともとのこの監督の性格を考えると、エルドレッドが前の回にオーバーランしたことが失敗だったのかもしれません。少なくとも2塁に留まっていれば、次の松山が凡退したとしても、2点差のまま「文字通りの”守備固め”」を滞りなく行うことができたはずですし。もっとも「あんなエラー誰が想像するか」というものではあるので一概にミスとまでは言えないかもしれませんが、少なくとも松山の打席が終わっていればエルドレッドを一塁に残して外野を固めることはできました。(もっとうまい采配なら5番にライトで広瀬を入れてエルドレッドをそのまま残す、という作戦が取れたわけですが、結果論ともいえるこの状況をそこまで予測できる人がそうそういるとも思えません。)
ともあれ、あまりに不可解な負け方をしたところについて、「負けに不思議の負けなし」という観点から、どこに問題があったのかを考えてみることにしました。
さすがにこの内容は「事故」と言ってもいいレベルでしたが、少なくとも今回のことで「松山をファーストで使うにはかなりのリスクが伴う。可能ならエルドレッドを残した方がいい」ということが判明しました。
前に何回か守備固めで「一塁キムショー」を見たことはある気がしますが、それが正解かどうかは微妙ではあります。残る1人の岩本は今日二軍行きになりましたし、本来なら一番守備のうまい栗原が打撃面の問題でいまだに二軍から抜け出せない状況ということを考えると、どうにも問題は簡単ではなさそうです。まさか守備要員で栗原を一軍に上げる手があるとは思えませんし。
ともあれ、今日は先発の武内は好投しましたし、打線もなかなかいい攻め方をしていました。しっかり選んでフォアボールをもぎ取り、ランナーを進めて得点できたのはよかったと思います。実は今日のスタメンはなかなかいいのかもしれないですね。ショートに梵が入るパターンも考えて、少し楽しみになってはきました。やっぱり打撃のいいキャッチャーということで会澤が楽しみでしょうがないです。
そして8回が問題ですが、ここは監督がいかに我慢するか、という気がしてきました。今村ならある程度我慢できたのに他の投手だとダメってどういうことだよって思いますけど、今の力量からすると「8回にもしっかり抑えられる投手が1人必要」ってことですかね・・・。うまい人なら調子と状態を見つつやりくりしてなんとか乗り切れるんですけど、この人言っちゃなんだけどヘタクソですからww
ぶっちゃけ今村がそのまま残ってた方がよかった気すらしますw 今井もいささか不安定ですし。やっぱり永川が帰ってきてくれないと無理なのかな・・・
明日はなんとかPWCには行けそうなので、無理しないように頑張ってみます。
では今回はこのへんで。
今日はお昼過ぎに歯医者さん行って、調子がよければそのまま横浜のフライデー行こうと思ってました。これまでずっと懸案事項だった箇所を治せるということだったんですけど、終わってみると思った以上に痛みが強かったりで、治まるまでまだ少し時間がかかりそうとのことでした。
そのため残念ながらマジックは断念。まぁ体調崩してまで行くわけにもいかないですし。時間としては空いてるのでせっかくだから行きたかったところではあったんですけど、「自分が動けない」って精神的にけっこうキツいものですね。ここ数日は特に。
そんなわけで今日の試合。
先発の武内が相手の打ち損じに助けられながらも7回を1失点にまとめ、打線も3点をリード、点を取られた返しに即取り返すといういい流れで試合を進めてました。
しかし、大問題になったのが8回。この回から変わった今井が1アウトからヒットを打たれ、ここで桧山が出てきたので河内を出したらまるでストライクが入らずフォアボール、次の打者から回跨ぎ確定の形でミコライオを投入したんですが、ここからファーストゴロをこの回から一塁に入った松山がまさかの悪送球、さらに次の送りバントを捕球したミコライオが二塁に送球すると、ベースカバーに入ったショートの安部がまさかの落球、ここから内野ゴロで1アウトは取ったものの、長打を2本打たれてまさかの1イニング6失点。酷い内容でした。
もちろんここの場合はエラーをした松山、安部が一番の問題であることはわかります。確実にこれが原因ですし、誰も予想してなかったことですから。
ただ、この事態を防ぐための用兵ができなかったかというと、決して答えは「NO」ではなかったように思えます。
この回から松山が一塁に移ったのは理由があります。前の回に4番のエルドレッドが右中間にタイムリー二塁打を放ったんですが、本塁のタイミングが微妙だったこともあって、あえて2塁をオーバーランして守備側の意識を引きつけている(わざと塁間に挟まれて時間を稼ぐ)ことで確実に1点を追加する方法を取りました(ただのミスの可能性もありますけど、とりあえずここはこういうことにしておきましょう。作戦としては充分あることですから)。
そのため、次の回は5番の松山から始まる打順だったので、首脳陣としては松山をわざわざ交替させたくなかった、という意図が見えます。
しかしこれが結果的に悪夢を招くことに。
よく勝負事では「勝っているときは動くな」という鉄則がありますが、野球の守備固めについては「勝ちをより確実にする」という意味で例外であると考えられます。よってこの回には守備に不安のあるレフトのルイスも下げ、外野に赤松と迎を入れて松山をライトからファーストに回しました。
松山はここ最近はずっと外野を守っていて、守備面もそこそこ安定していたんですが、今日のファーストゴロの悪送球は以前に何度も見られたものと全く同じ「二塁に投げようとしたら右上方向に球がスッポ抜けて外野までいってしまう」ものでした。松山をファーストに回すにあたって一番恐れている内容です。
さらに言うとこの回の最初のヒットもファーストの脇を抜けて行ったものだったんですが、もしファーストがエルドレッドのままなら捕れたかもしれないような位置のものでした。今日はそんな打球をいくつも捌いていたように見えましたし。
そう考えると、「次の打順のことを考えて、松山を残してエルドレッドを下げた」という采配が、敗因にあると考えることもできます。
何しろ野村監督が「勝ってるときは調子に乗って不必要な部分まで動きたがる」性格なのが何よりの問題なんですよね。
今日の投手交代についても、今井が1アウト1塁になったくらいで動じずに続投していけば、代打の桧山が9番で左打者だったとしても、その後の西岡はスイッチヒッター、大和は右打者なので、ここで河内を出したところで次に他の投手への交代は必至です。そしてまだランナー1塁ということを考えると、「何が何でも左殺しの投手を出して抑えにいく場面」ではなかったと考えられました。
それこそ今井を続投させて、例えば桧山をフォアボールで歩かせたとしても、ランナーが1人増えるだけでその後のピンチに河内やミコライオ、さらには久本を「いつでも投入できる状態で待機させる」ことができました。しかし動いてしまったがために、彼らを「限定的な使い方しかできない」状況にしてしまった、いわゆる「墓穴を掘った」形になったと言えます。
もともとのこの監督の性格を考えると、エルドレッドが前の回にオーバーランしたことが失敗だったのかもしれません。少なくとも2塁に留まっていれば、次の松山が凡退したとしても、2点差のまま「文字通りの”守備固め”」を滞りなく行うことができたはずですし。もっとも「あんなエラー誰が想像するか」というものではあるので一概にミスとまでは言えないかもしれませんが、少なくとも松山の打席が終わっていればエルドレッドを一塁に残して外野を固めることはできました。(もっとうまい采配なら5番にライトで広瀬を入れてエルドレッドをそのまま残す、という作戦が取れたわけですが、結果論ともいえるこの状況をそこまで予測できる人がそうそういるとも思えません。)
ともあれ、あまりに不可解な負け方をしたところについて、「負けに不思議の負けなし」という観点から、どこに問題があったのかを考えてみることにしました。
さすがにこの内容は「事故」と言ってもいいレベルでしたが、少なくとも今回のことで「松山をファーストで使うにはかなりのリスクが伴う。可能ならエルドレッドを残した方がいい」ということが判明しました。
前に何回か守備固めで「一塁キムショー」を見たことはある気がしますが、それが正解かどうかは微妙ではあります。残る1人の岩本は今日二軍行きになりましたし、本来なら一番守備のうまい栗原が打撃面の問題でいまだに二軍から抜け出せない状況ということを考えると、どうにも問題は簡単ではなさそうです。まさか守備要員で栗原を一軍に上げる手があるとは思えませんし。
ともあれ、今日は先発の武内は好投しましたし、打線もなかなかいい攻め方をしていました。しっかり選んでフォアボールをもぎ取り、ランナーを進めて得点できたのはよかったと思います。実は今日のスタメンはなかなかいいのかもしれないですね。ショートに梵が入るパターンも考えて、少し楽しみになってはきました。やっぱり打撃のいいキャッチャーということで会澤が楽しみでしょうがないです。
そして8回が問題ですが、ここは監督がいかに我慢するか、という気がしてきました。今村ならある程度我慢できたのに他の投手だとダメってどういうことだよって思いますけど、今の力量からすると「8回にもしっかり抑えられる投手が1人必要」ってことですかね・・・。うまい人なら調子と状態を見つつやりくりしてなんとか乗り切れるんですけど、この人言っちゃなんだけどヘタクソですからww
ぶっちゃけ今村がそのまま残ってた方がよかった気すらしますw 今井もいささか不安定ですし。やっぱり永川が帰ってきてくれないと無理なのかな・・・
明日はなんとかPWCには行けそうなので、無理しないように頑張ってみます。
では今回はこのへんで。
コメント
参考になります。あと別にセコくないと思います(・∀・)
気が向いたので適当に書いてみただけですが、そう言っていただけるとありがたいです。