なんとか嵐は去った・・・>挨拶


今日は朝から台風で大変でしたね。電車が止まって身動き取れないパターンがかなり多かったような。
うちの場合は家出るときは風は強いけど雨は止んでる状態で、自転車で駅まで行ってみたら強風で全線止まってて一度帰ってきました。いつもの通り道は小学生から高校生までたくさん歩いてるのが日常の風景なんですけど、今日は誰一人としていませんでした。やっぱり台風の影響で休校になったりしてたんでしょうね。
そうこうしているうちに電車が動き出したので改めて出たんですが、本数減らしたりダイヤ変更したりしながらも電車は動いてたのはよかった・・・と言いたいところでしたが、電車待つ人がとんでもなく多くて、車内に人が入りきらなくて2本くらい乗れなくなりました。朝のラッシュどころの話じゃなかったです。

一応帰りには元のダイヤに戻ってたのでこれ以上は特に問題はなさそうですが、千葉の方を見ると京成線の線路が地面ごとごっそり崩れ落ちてたりしたみたいです。怪我した人がいなければいいんですが・・・。復旧には時間がかかりそうに見えました。



さて、今日はCSのファイナルステージ緒戦でした。
先発は大竹と内海。予想通りにきました。

試合展開は、2回にランナー2,3塁としたところで石原のサードゴロを村田が本塁に投げたところ梵の背中に当たって、転々としている間に2点。その後大竹がノーアウト満塁のピンチを背負って犠牲フライを打たれて1点。6回には2アウトから警戒していた坂本にホームランを打たれて同点でした。
このあと7回には横山に交代したところ、2アウト満塁から村田にライトへ運ばれて1点。これが決勝点になりました。

なんというか、攻めがうまくなかったです。チャンスは作るもののアウトカウントが増えすぎてて点に繋がらないパターンでした。特に5回は2アウトから菊池が出てその後満塁までいったものの最後はライトフライ。この回は大竹の当たりを亀井にうまく捕られてたせいで無駄に1アウト多かったりもしたんですが、それまでに打順をもう1人分進めておけば犠牲フライで1点入ってたと思うと、もったいなかったです。
9回の攻めもランナー1,2塁までいって、菊池の当たりが内野安打になったところ、3塁に行った赤松が戻りきれなくてタッチアウトでゲームセットと、かなりもったいなかったです。でも打球の位置からして抜けそうな位置でしたし、その場合はホームまで走らないといけなかったので、あれは選手個人よりも3塁コーチャーの方の問題だったような気がします。WBCのときの高代コーチじゃないですけど、ランナーの目線を考えて全力で止めにいかないといけなかったように思えました。こういうところでミスが出るとさすがに厳しいです。


ただ、今日の場合は、試合を左右したのは審判だったように思えます。
今日の勝負の一番の分かれ目になったのは、7回裏2アウト1,2塁での阿部の打席でした。横山がボール先行なもののなんとかフルカウントまで持ち込み、6球目。内角低めの絶妙なコースにスライダーを投げました。画面から見ているとほぼ間違いなくストライクだったんですが、この球を審判はボールの判定。横山本人も崩れ落ちてましたよ。
球自体は確かにストライクかボールかと言われると際どいところだったので、私見ではストライクだと言える(もし逆の立場でも、ボール判定なら儲けものというくらいの)位置でしたが、これで次の村田へはストライクが全然入らなくなってました。

これだけならともかく、その後の広島の攻撃のときに、このときの球よりも明らかに低くて外に外れてる球をストライクと宣告されました。しかも1球だけじゃなく。さすがにこれは酷かったです。そのときの打者も集中力が切れたのか、次の完全なボール球に気のないスイングで手を出してました。

野球は、見た目以上に細かいコントロールが必要なスポーツです。投手も打者も。それは技術だけでなく、メンタル面が大きく作用します。
それがわかってるからこそ、試合の中では相手を崩すために精神的に揺さぶりをかける行動が多くあります。守備の苦手な内野相手に俊足の打者がセーフティバントの構えを見せたり、塁に出たら盗塁を仕掛けたり。こういうのはルールに基づいて選手や首脳陣がやるならいいんですけど、審判がやっちゃダメでしょう。

本当に、この部分が悔やまれてなりません。
別に阿部の球をボールと判定されても構わないんです。広島の攻撃のときに巨人の投手が同じ球を投げたときにもボールと判定してくれるなら。しかしそんなときに判定はストライク。それで投手側は立ち直った気配すら見えました。
試合自体はどちらに転んでもおかしくない、本当にいい試合でした。それだけに、それを左右したのが審判の判定ということが、あまりに残念です。
もちろん判定が違っても試合結果は変わらなかったかもしれません。それならそれでいいんです。こういう形になると、どうも納得いかないものが残るのが嫌です。



ともあれ、戦術面という意味で考えると、ファーストステージから打線を組み替えたのは失敗だったかもしれません。
結果論になってしまうかもしれませんが、菊池が今日も4安打と好調を維持しているので、「菊池が出てキラが返す」という形を作りたいところです。それがこの2人をくっつけてしまうと、キラが打っても3塁止まりになってしまい、そのあとで返せない、という形になることが今日判明しました。わかりやすく言うと5回の攻撃。2アウトから菊池が出塁して、キラのヒットで1,3塁の形になりましたが、もしこの2人の間にもう1人いて繋いでいたら、キラのヒットで1点取れてたわけです。試合の流れからしても、もしここで点が取れてたら、そのまま勝ちに繋がったように思えます。
やっぱり今のチームを見ると、一番の得点源はキラになる、ってことです。そしてそのときに帰ってくるのが菊池である、と。となると、ファーストステージのときに絶妙な繋ぎ役を果たした梵が3番に入る打線の方がいいってことになります。

あのときは松山が不振だったので、その後のエルドレッドが「打てれば帰ってこれる」くらいの形でしたが、今は彼にそれ以上を望まない方がいいかもしれません。状態は決して悪くはないんですが、今の打線を考えると「キラで点を取ったあと、畳みかける役割」がエルドレッドのポジションになると思います。また、キラは出塁率も高いので、エルドレッドとの間にもう1人つなぎ役を置いておきたいところです。単純な例を挙げると、キラがシングルヒットで出た次にエルドレッドがいると、長打を打たないと点に繋がらないですが、間の打者がバントなり内野ゴロなりでキラをセカンドまで進めれば、エルドレッドのワンヒットで1点に繋がるわけです。さらに短期決戦となると、終盤ではキラに代走を送ればこの1点の取り方がより現実的になってきます。
もちろん長打が出た方が点は入りやすいんですが、今の打線だと逆に「長打が出ないと点が入らない打線」になってます。それを解消するために「つなぎ役」が必要なのではないかと、今日見てて感じました。もちろん5番なのでヒットで繋ぐのでいいですし、長打で点を取ってからエルドレッドに繋ぐのでもいいです。

今日を見ると、岩本と松山は調子が良さそうでした。先発投手との関係でベンチスタートになりましたが、彼らには期待していいんじゃないでしょうか。ともすればエルドレッド次第では彼ら2人をスタメンで使う選択肢も考えていいかもしれません。


しかし今シーズンは東京ドームの接戦って勝てないですね。というか序盤が接戦になるとその後点が取れずに相手に粘られ、同点にされたあとは勝ち越し点が取れず、ひっくり返されて最後は負けてる、というパターンが今年はえらく多かったように思えます。チーム力としては決して劣ってはいないんですが、今年の成績の大半が接戦負けなことを考えると、やはり「勝つために何が必要か」を考えないといけません。
言うなれば序盤からかなりリードすることが必要になる、ということですが。今のカープだと先発4本柱は確かにいいんですが、中盤以降でピンチを招いたときにはマエケン以外はどうにも失点するケースが多い気がするんですよね。なのであとの3人は「試合を作る」ことができている間に、できるだけ点を多く取らないと、試合で勝つのは難しいんじゃないかと思います。
そういう意味では打順が重要ですね。今日は「当たりを期待する打者を固めすぎて、ヒットは出るけど本塁まで繋がらない」形になってたように思えました。明日からまた変えてくれるといいんですけど、元の打順に戻せるかどうかでシリーズの結果が決まる可能性は十分あると思います。



明日も速攻で帰って見ないとですね。特に解説が山本浩二&金本知憲、ゲストが前田智徳と、カープファンからしたら画面に張り付きたくなるくらいのメンバーですからw


では今回はこのへんで。

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