雨の神宮は相変わらず不吉
2014年4月22日 野球 コメント (3)「軽く降る」ってどこがですかw>挨拶
今日は一日中曇りで、夕方頃に少しだけ雨が降る、みたいな予報でしたが、フタを開けてみると午前中から結構強い雨が降ったりしてました。弱くなっても止まず、時折強くなったりとか、正直言って雨予報の人とほぼ変わらない内容だったように思えます。曇りだと思ってたから傘持たないで家出たのが大失敗になってしまいました・・・これは実にきつい。
明日は一応晴れるってありましたけど、本当にそうなってもらいたいものです。
今日は今年最初の神宮球場行ってきました。
先発は野村とナーブソン。野村は最近あまり内容がよくないのでどうなるかと思ってましたけど、その前から試合が動いてました。
初回の攻撃で、キラがデッドボールを受け、裏の回から交替していました。このときはまだ球場に着いてなかったんですが、後で調べてみたら背中にデッドボールが当たり、そのときはまだ残ったものの結局病院に行ったとのこと。結局診断は「脊髄振とう」とのことで、明日がどうなるかはわからないということです。雨でボールが滑ったこともあるんでしょうけど、今日のキャッチャーが去年のこの時期に前田にデッドボールを当てた江村が投げていたときの中村悠平だったことを考えると、また「内角にちゃんとコントロールできない投手に厳しいコースを要求し続けたのではないか」と疑ってしまいます。今日の配球を見てないから何とも言えませんが、あのときは内角に外れて危ない球になりかけていたものがあったのにその後さらに内角を要求するという信じられないリードしてましたからね。勝敗はおいといてこういう形での故障者を出すのは本当にやめてもらいたいです。
裏の回にはファーストゴロを野村が落球し、その後二塁打を打たれて失点、さらに2回には二塁打三塁打と打たれて3失点。この時点ではさすがに厳しいかと思いました。
続く3回に菊池の二塁打からエルドレッドがセンター前にタイムリーを放って1点返せたのが大きかったです。ちなみにこのとき、打球はセンター前に、バットは折れて三塁側ファウルグラウンドに勢いよく飛んでいたこともあって、かなり凄い光景になっていました。それでも打球は飛ぶんだなとw
このあと5回に菊池のフォアボールとエルドレッドの二塁打で1アウト2,3塁に。ここで打者は途中出場の小窪、右方向に転がしてセカンドゴロで1得点。個人的にはこのバッティングは素晴らしい判断だったと思います。この場面では当然ヒットが出れば一番よかったんですが、展開としては初回に2アウト満塁、前の回に1アウト2,3塁でどちらも無得点に終わっていたために、是が非でも1点を取りたいところでした。そこで確実に点を取るために右打ちをしたことは「1点を取るための確率が一番高い選択」であり、この場面で何をするべきかをよく理解していないと狙えないものでした。この1点のおかげでその後の広瀬のプレッシャーを軽減でき、タイムリーに繋がったと言えると思います。
そして6回。今日一番の話題になったシーンでした。
代打でクリーンヒットを放った田中を一塁に置いて、打者は堂林。サードへのゴロを打ってしまったのですが、二塁に転送されたときのタイミングは明らかにセーフなのに審判はアウトの判定。その後の一塁はセーフでしたが、ここで野村監督が猛講義。スタンドから見ていてもなぜアウトかわからない内容だったので当然応援し続けました。ただ今のシステムではこの判定が覆らず、監督は退場。メジャーが今年導入した「チャレンジ」というビデオ判定があれば明らかに判定は変わる内容だったのですが、こういうときがもどかしいです。これは球団から審判部へ抗議文を送ってもいいレベルでした。
この抗議もあってその後の打者に完全に火が付きました。菊池の二塁打で2,3塁、丸の打球は右中間を割る三塁打で逆転、エルドレッドはピッチャーとファーストの間に転がるボテボテのゴロだったのですが、守備陣が乱れてファーストのベースカバーに誰もいないところ、気迫のヘッドスライディングで内野安打に。この攻めで一気に3点取って逆転しました。菊池と丸は抗議を見ていた時点で退場覚悟だと理解していたようで、エルドレッドも普段から監督を慕っていることから、最高の答えを叩き出した形になりました。
この後に中田が2回、一岡が1回、さらにミコライオが1回を完璧に抑え、9回には松山のヒットから梵の三塁打(記録では二塁打と送球間の進塁)でもう1点追加。見事な集中力でした。
野村が3回以降立ち直ったもののなかなか直球で三振を取れていなかったのに対し、中田は面白いように直球で空振りを取っていました。去年までなら中継ぎが回跨ぎすると大抵は失点していたのに、開幕から2回以上投げても全く点を取られる気がしないくらいの安定感、本当にいい選手になったと思います。
一岡、ミコライオも生で見ると本当に球が速かったです。一岡はそろそろこのポジションに慣れてきたようで、カウントが悪くなってもまるで動じてませんでした。リリーフ陣の安定感が今の順位に繋がっていることを改めて実感しました。
そんなわけで見事な逆転勝利だったわけですが、やっぱりキラの状態が気になります。早いうちに回復してくれればいいんですが、もし時間がかかりそうなら別の選択が必要になってきます。幸い二軍ではフィリップスがそこそこ好投しているので外人枠は埋められそうです。問題は打者の面ですが、二軍で当たりが出始めた栗原を上げることができるか、という点は気になるところです。もしキラが動けないならタイミングとしては最高ですが、まだ慣らした方がいいのかどうか、判断が気になるところです。
幸い外野陣はまだメンバーが揃っているので、抜けてもなんとか代役はいると言えそうではあります。それでもキラの存在感、信頼感は半端ないので、痛いことには変わりありませんが。とにかく続報を待つしかなさそうです。
明日はちゃんと晴れてくれるといいな。
では今回はこのへんで。
今日は一日中曇りで、夕方頃に少しだけ雨が降る、みたいな予報でしたが、フタを開けてみると午前中から結構強い雨が降ったりしてました。弱くなっても止まず、時折強くなったりとか、正直言って雨予報の人とほぼ変わらない内容だったように思えます。曇りだと思ってたから傘持たないで家出たのが大失敗になってしまいました・・・これは実にきつい。
明日は一応晴れるってありましたけど、本当にそうなってもらいたいものです。
今日は今年最初の神宮球場行ってきました。
先発は野村とナーブソン。野村は最近あまり内容がよくないのでどうなるかと思ってましたけど、その前から試合が動いてました。
初回の攻撃で、キラがデッドボールを受け、裏の回から交替していました。このときはまだ球場に着いてなかったんですが、後で調べてみたら背中にデッドボールが当たり、そのときはまだ残ったものの結局病院に行ったとのこと。結局診断は「脊髄振とう」とのことで、明日がどうなるかはわからないということです。雨でボールが滑ったこともあるんでしょうけど、今日のキャッチャーが去年のこの時期に前田にデッドボールを当てた江村が投げていたときの中村悠平だったことを考えると、また「内角にちゃんとコントロールできない投手に厳しいコースを要求し続けたのではないか」と疑ってしまいます。今日の配球を見てないから何とも言えませんが、あのときは内角に外れて危ない球になりかけていたものがあったのにその後さらに内角を要求するという信じられないリードしてましたからね。勝敗はおいといてこういう形での故障者を出すのは本当にやめてもらいたいです。
裏の回にはファーストゴロを野村が落球し、その後二塁打を打たれて失点、さらに2回には二塁打三塁打と打たれて3失点。この時点ではさすがに厳しいかと思いました。
続く3回に菊池の二塁打からエルドレッドがセンター前にタイムリーを放って1点返せたのが大きかったです。ちなみにこのとき、打球はセンター前に、バットは折れて三塁側ファウルグラウンドに勢いよく飛んでいたこともあって、かなり凄い光景になっていました。それでも打球は飛ぶんだなとw
このあと5回に菊池のフォアボールとエルドレッドの二塁打で1アウト2,3塁に。ここで打者は途中出場の小窪、右方向に転がしてセカンドゴロで1得点。個人的にはこのバッティングは素晴らしい判断だったと思います。この場面では当然ヒットが出れば一番よかったんですが、展開としては初回に2アウト満塁、前の回に1アウト2,3塁でどちらも無得点に終わっていたために、是が非でも1点を取りたいところでした。そこで確実に点を取るために右打ちをしたことは「1点を取るための確率が一番高い選択」であり、この場面で何をするべきかをよく理解していないと狙えないものでした。この1点のおかげでその後の広瀬のプレッシャーを軽減でき、タイムリーに繋がったと言えると思います。
そして6回。今日一番の話題になったシーンでした。
代打でクリーンヒットを放った田中を一塁に置いて、打者は堂林。サードへのゴロを打ってしまったのですが、二塁に転送されたときのタイミングは明らかにセーフなのに審判はアウトの判定。その後の一塁はセーフでしたが、ここで野村監督が猛講義。スタンドから見ていてもなぜアウトかわからない内容だったので当然応援し続けました。ただ今のシステムではこの判定が覆らず、監督は退場。メジャーが今年導入した「チャレンジ」というビデオ判定があれば明らかに判定は変わる内容だったのですが、こういうときがもどかしいです。これは球団から審判部へ抗議文を送ってもいいレベルでした。
この抗議もあってその後の打者に完全に火が付きました。菊池の二塁打で2,3塁、丸の打球は右中間を割る三塁打で逆転、エルドレッドはピッチャーとファーストの間に転がるボテボテのゴロだったのですが、守備陣が乱れてファーストのベースカバーに誰もいないところ、気迫のヘッドスライディングで内野安打に。この攻めで一気に3点取って逆転しました。菊池と丸は抗議を見ていた時点で退場覚悟だと理解していたようで、エルドレッドも普段から監督を慕っていることから、最高の答えを叩き出した形になりました。
この後に中田が2回、一岡が1回、さらにミコライオが1回を完璧に抑え、9回には松山のヒットから梵の三塁打(記録では二塁打と送球間の進塁)でもう1点追加。見事な集中力でした。
野村が3回以降立ち直ったもののなかなか直球で三振を取れていなかったのに対し、中田は面白いように直球で空振りを取っていました。去年までなら中継ぎが回跨ぎすると大抵は失点していたのに、開幕から2回以上投げても全く点を取られる気がしないくらいの安定感、本当にいい選手になったと思います。
一岡、ミコライオも生で見ると本当に球が速かったです。一岡はそろそろこのポジションに慣れてきたようで、カウントが悪くなってもまるで動じてませんでした。リリーフ陣の安定感が今の順位に繋がっていることを改めて実感しました。
そんなわけで見事な逆転勝利だったわけですが、やっぱりキラの状態が気になります。早いうちに回復してくれればいいんですが、もし時間がかかりそうなら別の選択が必要になってきます。幸い二軍ではフィリップスがそこそこ好投しているので外人枠は埋められそうです。問題は打者の面ですが、二軍で当たりが出始めた栗原を上げることができるか、という点は気になるところです。もしキラが動けないならタイミングとしては最高ですが、まだ慣らした方がいいのかどうか、判断が気になるところです。
幸い外野陣はまだメンバーが揃っているので、抜けてもなんとか代役はいると言えそうではあります。それでもキラの存在感、信頼感は半端ないので、痛いことには変わりありませんが。とにかく続報を待つしかなさそうです。
明日はちゃんと晴れてくれるといいな。
では今回はこのへんで。
コメント
まあ、ヤクルトでの投球を見る限り、ボールのせいか環境のせいか、やや荒れ気味ですが…
球種は、130km/h台の真っ直ぐ、チェンジアップ、大きく曲がるカーブで、
「本拠地がフェンスの低い神宮球場」なことが心配なぐらい球威はないので
当たってもそうそう痛くはない(まあ公式球だから痛いんですけど;)ハズです。
雨ですべった可能性が高い(だとしたらカーブか)ですが、
キラの背中に当たったと言うことで、一瞬、呼吸困難になった可能性が高くて
それで倒れ込んだんだと思います。
こんなこと言っては何ですが、ウィリアムス(西武)にぶつけられたのを観たときも
そもそもキラは避けるのが下手みたいですね。
ガタイがいいので背中へのダメージは大した事ないと思いますが、「脳震盪」らしいので
今後の野球人生に大きく支障を来す可能性があり、非常に心配です。
ツインズの主砲、ジャスティン・モルノー選手(現ロッキーズ)も脳震盪の後遺症によって
野球人生を狂わされた選手の1人です。リーグを代表する強打者だったんですが、
今では並みの選手になってしまいました。(ウィキペディア参照)
抹消だとフィリップスの昇格が濃厚っぽいですが、野手が1人減ることになるので、
ロサリオを使って欲しいですね。キラとは別タイプですが、足や肩で貢献してくれそうです。
しかし、中村悠平のリードは?な部分が多いです。
ナーブソンの投球を見てみると、真っ直ぐ50%、チェンジアップ40%、カーブ10%ぐらいで
(ナーブソン本人はチェンジアップがウィニングショットと言ってますが)
やはりカーブをもっと織り交ぜないと、“真っ直ぐばかりの星野伸之”じゃ打たれますよ…
監督は「10日間で戻る」とDeNA戦からの復帰を示唆していますが、
脳震盪同様、脊髄振盪も後遺症(痺れや違和感)が残る場合があるので心配です。
代役は、やはり野手のロサリオのようですね。
ナーブソンはオープン戦で1回当たってますけど、そのときも「コントロールがいい投手」という印象はあまりありませんでした。日本の球や環境に慣れていないのか、そもそもコントロールの粗い投手の多いイメージのあるメジャーでいう「コントロール投手」というのが日本の投手に比べるとそこまで精度の高いものではない、という考え方もないとは言い切れないので、今後何試合か見てみての判断になりますかね。幸か不幸か今のヤクルトだと先発機会は多くありそうですし。
キラの症状とかの話についてはこれから書こうと思います。確かに球を避けるのは苦手かもしれません。フォームからして下半身がどっしりしているのでボールを見るのは得意ですけど、足元の動きは鈍くても不思議はないと思います。