待望がいっぱい

2014年4月24日 野球
なかなかに不思議>挨拶

ここ最近野球関係の掲示板を見ていて思ったんですが、数が増えると当然誤字は増えてくるわけです。よくあるのが珍しい苗字の選手の変換間違いで、広島の九里の場合は「久里」と書かれることが結構あります。変換したらこっちの方が先に出てきますからね。「きゅうり」と書いた方が正しく変換できるかもしれません。
それに対してヤクルトの久古の場合、「九古」って書かれることが結構多くて驚きます。よく見ると上に書いた九里と真逆の変換ミスになっていることが面白いです。こんなことってあるんですねー。
もっとも正しく書かれてることの方が圧倒的に多いので、そっちの方は特に意識しないだけに逆側が気になるところではあります。一発で変換できない名前の場合は正しく出すまでにちょっと手間が必要なのが慣れるまで大変です。


というわけで、今日も神宮行ってきました。
何しろ今回の遠征で一番見たかった大瀬良の神宮初登板です。ちょっと疲れ気味ではあったんですけど、予定通り外野スタンドまで辿り着けました。
昨日今日と外野スタンドはほぼ埋まっていたんですが、今日は席を探していたら途中で空いてる席を教えて下さる親切な方がいらっしゃって、本当に助かりました。カープファン同士だと暖かい人が多いのは嬉しいところです。広島の街に行っても同じようなことがあるので、あの街はかなり好きです。
おかげで楽しく観戦してこれました。ここをご覧になってるとは思いませんけど、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。


試合は大瀬良が1点先制されたあと田中のスリーランで逆転してから球場に入れました。帰ってから見ましたけど田中の当たりはポール際ギリギリで、ビデオ判定まで入ったそうですね。その後もホームランと判定されたので、一昨日のことを思うと「正しく調べる」ことの素晴らしさを実感しました。

試合が動いたのは5回。石原がフォアボールで出たものの大瀬良がバント失敗、堂林が三振してムードが萎みかけたところで石原が盗塁、菊池がフォアボールを選び、丸のライト前ヒットで石原が生還。このときクロスプレーのタイミングはアウトになりそうでしたが、石原がキャッチャーの後ろをスライディングしてブロックを潜り抜け、ベースにタッチしてセーフになったのは見事としか言えません。これも帰ってから映像で見ましたが、芸術的ともいえる避け方でした。

裏の回には山田にホームランを打たれて再び2点差に。今日の大瀬良はランナーを出しては粘るピッチングでしたが、失点については山田ひとりにやられたような印象です。

続く6回はロサリオのフォアボールから代走の中東が盗塁を決め、2アウトから石原が敬遠に。なんか前に見たことがあるような気がしましたが、そのときと同じように大瀬良がタイムリーヒットを放って1点追加。試合の流れを見るとここの1点が非常に大きかったです。この前は勝ち越し点を叩き出してましたけど、本当にセンスが素晴らしいです。今はまだ苦手そうなことを言ってましたが、将来的にはかなり打撃にも期待できそうです。

さらに7回。ここは菊池のプレーが凄まじかったです。
打席ではセーフティバント、しかも一塁方向に転がす当たりで内野安打に。菊池の足がとんでもなく速いことは見てわかりますが、右打者で一塁方向に転がして間に合うというのも相当なものです。この転がす技術を赤松がマスターしていれば今頃は不動の1番センターだったんですけどね・・・とりあえずおいときましょう。
圧巻なのは続く丸の打席。残念ながらサード方向へのファールフライになってしまうんですが、ここで菊池がなんとタッチアップ。見事に二塁を陥れました。このときは恐らく誰も予想していないプレイで、恐らく内野手の動きに隙を見つけて仕掛けたのでしょう。こんなプレー初めて見ました。
今日は4回の松山も左中間へのヒットをセンターが前側で抑えたものの、送球面での隙を見逃さずに二塁まで到達する好走塁を見せていました。今日は特に機動力を徹底的に使っていたように思えます。少なくとも今日の菊池の走塁は見てて惚れるレベルですww

その後は1,3塁から代打の広瀬がきっちり犠牲フライ。さらにフォアボールから代打の小窪の打球がレフトスタンドへ突き刺さりました。いい当たりだったので左中間抜ければ点は入ると思ったんですが、まさか入るとは・・・。
今日はスタメンショートが田中で、代打で出てきたのが小窪と、梵を完全に休ませる采配でしたが、これが完全にハマりました。野村監督恐るべしです。

大瀬良は結局山田以外はそこそこランナーを出すものの粘りながら8回まで2点で抑えました。見ていても三振をどんどん取れていて、強打者との真っ向勝負でも負けないだけの力がありました。今日は本人曰く調子は良くなかったそうですが、試合ごとに成長してどんどん頼れる投手になってきています。これは今後も楽しみです。
大差がついたので関東狙いかと思いきや、9回には今期初登板の横山が出てきました。8回までで117球投げてることと、横山の慣らし登板もしたかったことがあるでしょう。おかげで勝ちパターンの投手を全員休ませられたことはチームとしても大きかったです。ブルペン見てても横山と小野くらいしか投げてませんでしたし。


今日のヒーローはどうなるかと思ったら、逆転3ランの田中でした。社会人出身ということで、初々しいながらもしっかりしてました。
8回を投げて勝ちがついた大瀬良かとも思いましたが、リードを広げるタイムリーを含めても田中のプロ1号が優先されたように思えます。個人的には大瀬良のインタビュー大好きだから聞きたかったんですけどねーw 地元なら確実に2人とも呼ばれてますね。田中は凡退した打席も内容がよかったので、今後も期待できそうです。この前のヒットで安心した部分があったと思います。


そして試合終了後、思わぬ事態が。
普通神宮球場の選手出入り口って、内野スタンドと外野スタンドの間の通路があって、選手がベンチから荷物を持ってグラウンド内を歩き、その通路から帰っていきます。その間に活躍した選手はマスコミの取材を受けながら歩いていくことが多いんですが、とりあえずヒーローインタビューが行われてる間に他の選手は準備をして帰っていくことが多いです。
で、今日は田中のインタビューが終わったあとに大瀬良が出てきたわけですが、スタンドからは今日頑張った大瀬良に対してコールが起こりました。すると、普通の選手ならそのまま通路を通って帰るわけですが、なんと大瀬良はレフトスタンド前まで来て、手を振ってファンに応えてくれました。さらに沸くスタンドをバックにした記念撮影まで。これは新聞社の写真が出てきたら楽しみに見たいところです。
大瀬良がそうこうしているうちにインタビューを終えて準備もできた田中もここに合流し、二人揃っての撮影になりました。この光景はこれまで見たことがなかったです。大瀬良がぐう聖と言われるほど素敵な性格であることはドラフトのときから知られていますが、その思いやりが呼んだ素晴らしいシーンになったと思います。感動して涙出ましたw

これでチームは最高の形で勝てたように思えます。神宮の3連戦は出来すぎと言っていいほどの試合になりました。明日からは広島に戻って巨人との3連戦ですが、勢いに乗って勝ち続けていってもらいたいです。


では今回はこのへんで。

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