なんというか、長かった>挨拶

連休含めて2週間連続で祝日が続いたこともあったんですが、週まるまる行き続けただけで今週は思った以上に大変でした。なんか今朝調子悪かったです。バテたとかあるかもしれないですけど、やっぱり寝が足りてないのかもしれません。今週いろいろ遅くなってたしなぁ・・・。


そして明日のPWCに向けての検討はこれから始めますw サイドの残り数枚だけなんですけど、できれば早く終わらせて寝たいです。風邪薬飲んだからいっぱい寝ないと明日起きれるか怪しいですしw


とりあえずゆっくりしながら今日の試合の話とか。

今日は黒田と山口の先発。1回に田中の先頭打者アーチからチャンスを作って3点取ったはいいものの、その後はキムショーの盗塁失敗でチェンジという、もったいない展開でした。その後黒田は4回に1点返され、5回には3点取られて試合をひっくり返されるという、予想外の展開でした。
このときはまだ映像見られてないんですけど、途中で抗議があったりしてピッチングが崩れてたという話も。ここについてはちょっとコメントできない内容になってる気がします。

それでも6回にチャンスを作ると代打で出てきた小窪が同点のタイムリー、さらに田中のピッチャーゴロが悪送球を誘って生き残ったところで三塁ランナーも生還して逆転。さらに満塁まで攻めたものの、丸がフルカウントからフォークに手を出して三振と、流れを掴み切れないのが痛いところです。
すると8回に一岡がツーラン打たれて逆転、8回には菊池がツーアウトからセーフティバントを狙って失敗、9回は1アウト1,2塁で出てきた代打新井がサードゴロでゲッツーして負け。ここでそんなネタいらんわ!!w

試合自体は二転三転するし点も入るしで面白かった展開ですけど、思うところはかなりあります。どこから挙げてくか迷うくらいw

まずは、攻撃陣のミスでしょうか。
やっぱり試合には「流れ」というものがあって、「ミスをしたら流れを手放す」ということはよく言われています。一番わかりやすいのは「無駄なアウトを与えないこと」ですけど、初回のキムショーの盗塁失敗、6回の丸の三振、8回の菊池のセーフティバント試行などは試合の展開からしても「冷静に考えれば分の悪い賭け」であることがわかります。丸の場合は「横浜が好調だからこの場面でもボール球で勝負できる」ということもありますけど「こういう場面で落ちる球を投げてくる」というデータを集められていれば、見送ることもできたかもしれません。
ただ初回については2アウト1,3塁で、それこそつい昨日の決勝点になったワイルドピッチでも出ればそれだけで1点です。今年は盗塁の成功率が相当低いですが、ここであえて勝負を賭ける必要はなかったと思います。會澤だって3割バッターなんですし。そこで打てなかったら仕方ないですけど、これは選択ミスと言えるでしょう。
8回にしても、エレラを揺さぶりたいというのはわかりますが、1アウト以内ならともかく「アウトになったら即チェンジ」の場面では、相当な成功率がないと仕掛けるべきではないでしょう。赤松あたりはサード前に転がすのが絶妙に上手いですが、菊池を見ていると「送りバントはできるけどセーフティバントはできない」というイメージがかなり強いです。それなら普通に打った方がヒットになる確率は高いでしょう。最近不調なのもありますけど、打ってみたらヒット以外にも打球がイレギュラーしたり野手がエラーしたりして生き残る確率が比べると高いですから、そっちを狙うべきです。
というか、菊池のバントの打球方向を見ていると、「セーフティやるならもっと練習した方がいい」と思います。足は間違いなく速いから生かさない手はないんですけど、セーフティは「野手が捕ってから投げても間に合わない打球」にする必要があるため、最低でも「ピッチャーにすぐに取られない打球」にしなければいけません。サードが下がってるときはサードしか捕れない位置に、ドラッグバントを狙って一塁側に転がすときはファーストとピッチャーの間で一塁線から離れた場所に転がさなければいけないので、送りバントとは違った技術が必要になってくると考えます。セーフティを狙うつもりならそのための技術をマスターする必要がありますが、赤松のバントを見ていると「失敗したらファールになる」ことも重要な要素だということを知りました。「失敗してピッチャーに取られたらアウトは確実」なんですから、リスク回避という意味でも技術面での深さというものがあります。菊池は吸収力が凄いので、もし狙うとしたら徹底的に磨いて貰いたいところです。


今日のもうひとつの内容は「万全であるかないか」です。
今日の試合の流れを見ていると、先発した黒田は5回を4失点、決勝打を打たれたのは去年と違って球が本調子ではない一岡、9回のチャンスは怪我を押して出場した新井の打球でゲームセットと、「怪我が原因で本来の力を出し切れてない選手」が要所要所で絡んできていることがわかります。
もちろん「シーズン通して体が万全でないことの方が多い」から多少の無理を押して出場するというのもわかりますけど、厳しいことを言うと「不調な選手が無理して出場しても、望まれた通りの結果を残せなければ意味がない」という話でもあります。黒田の場合は実戦感覚という部分もあるのでもう1回登板を飛ばした方がよかったのかは定かではないですが、もし「本来の球をきっちり投げられる状態にはない」のであれば、無理しながら先発で投げるよりも、まずは体の状態を万全にしてきて貰いたいところです。幸い二軍も含めて先発投手は充実してますし、野村、戸田、福井まで含めれば1ヶ月は先発ローテも問題なく回せます。何よりも「無理を押して出場し続け、本来のパフォーマンスに戻しきれない状態でだましだまし試合に出続ける」よりも「少し時間はかかっても、万全の状態に仕上げてから戻ってくる」方が、最終的に出場開始時からのパフォーマンスや成績が段違いになってきます。特に「勝負は夏場」とは誰もが口にすることですが、「夏場に万全な状態で戦える選手」と「無理を押し続けて夏場にはどうにもならないほど疲弊している選手」のどちらがチームにとって助かるかを考えると、明らかに前者の方になります。「無理をして一刻も早く戻ること」よりも「勝負所の救世主になるための牙を研ぐ」ことの方が重要なので、もしまだ万全でないなら、今後はひとつ考えて貰いたいところです。

新井についても言えることですが、昨日と今日の代打の打席で、結局スイングしているのは今日の併殺打を打ったときの1球だけなんですよね。つまり「無駄にスイングせず、1球で仕留める」ことを狙ってるわけですが、これは裏を返せば「1球しか打つことができないほど状態が悪い」ということです。解説の笘篠さんも言ってましたが「常人ならバットを握ることもできないくらいの怪我」なんですから、ここで無理して本来のスイングができないなら、それこそ今からでも登録抹消して治療に専念した方がいいと思います。
新井の場合は師匠に近い形の金本が指を骨折しても出場し続けたことを見て「意地でも出る」と言いそうですが、少し思い返してみると広島で首位打者を獲った嶋が、その後のシーズンの途中で指の怪我をしたことがありました。それまでは好調な打撃だったんですが、怪我してからも無理して出続けたことで、自然と痛みが少なくなるように怪我したところを庇うような動きになってました。結局その形が不自然(本来理想の打撃ができる形ではない)になったため、怪我が治っても崩れたフォームは戻らず、成績は望まれたものよりかなり下回ってました。これだけを見ても、「フォームが崩れる」ことがいかに恐いかという話になってきます。つい先週までは打線の軸になるほどの活躍をしてたんですから、変に打撃を崩すことにならないためにも、しっかり治して何一つ問題がなくなるまで休んだ方が賢明だと考えます。もともと肘痛を抱えて開幕から出てたことを考えると、今のうちに両方とも治してしまった方がいいんじゃないでしょうか。

最後に一岡ですが、今年は開幕から球が走ってなかったり、とにかく球が高かったりして、去年からは信じられないほど打たれています。去年の成績がバケモノじみてたことを差し引いても、今のままだと「信頼して勝負所で出したら必ず失点して負けに導く存在」になってしまっています。
やっぱりフォームか何かに原因があると見ますが、少なくとも現在は勝ってる場面での8回付近を任せるには危なすぎると思います。彼は一度、役割をセットアッパーあたりのところから楽な場面で投げるところに下げるか、あるいは二軍の佐々岡コーチの元で作り直してくるかした方がいいように思えます。チームとしては去年ほどではなくても、少なくとも1イニングを任せたら失点は5試合に1回くらいの投手にはなってもらいたいと考えるでしょう。
幸いなことに今のチームでは内容、結果も考えて、ザガースキーと今村がいいピッチングを続けています。7,8回を彼らに任せて、一岡はもう一度調整した方がいいんじゃないでしょうか。期待してるからこそ、彼には本来の姿を取り戻してもらいたいです。下には中田廉も控えているので、入れ替えるにしても離脱が痛手にはならないと考えられます。やはり「万全の状態でいてくれる」ことが何よりも大きいですから。


今日は一軍に戻ってきたシアーホルツが1回のチャンスでタイムリーを放ちました。幸先のいいスタートとなりましたが、9回には左の田中に手も足も出ずに三振という形になってました。やっぱり左投手が苦手というのは仕方ないところみたいですね。今後は終盤の勝負所で左投手が出てきたら、残念ながら右の代打を送った方がよさそうに思えます。先発や途中の中継ぎが左投手のときに慣れてもらうくらいのつもりでいないと、勝負どころでシアーホルツのところに左投手を出されて万事休す、となったら何試合落とすかわかりません。

それからあとひとつ。小窪の使い方です。
今日も代打で値千金の同点タイムリーを放ち、ついに打率が5割を超え、代打での打率は6割を超えたほどの「代打の神様」状態になってますが、彼の場合は代打で出たあと、できるだけ守備に就けた方がいいんじゃないかと思ってます。
「代打の長所」としては「チャンスが回ってきたところでいつでも出せる」ということを数年前までの前田智徳さんの打席で感じましたが、小窪の場合は内野ならどこでも守れるので、「代打で出したあと守備に就けて、その後また打席を回す」ことができるとさらに攻撃の幅が広がるのではないでしょうか。守備位置を考えたらファースト、サードになるでしょうけど、これだけ打てるなら有効活用しない手はありません。なぜかスタメンだとあまり打ててないのと、「点が欲しいときに確実に打席を用意できる」という利点を生かして代打からのスタートでいいと思いますが、各選手のポジションを考えながら、「チャンスを作って小窪に回せばなんとかなる」という空気をチーム内に作ることができれば、必然的に戦えるパターンが増えてきます。スタメンの打順を考える際にも、ここまで視野に入れて組んでみるともっといい戦いができるでしょう。


ついつい長くなってしまいました。思ったよりもかなり書いてますw
明日明後日はPWCですけど、試合も面白そうなので録画して帰ってから見ることも考えていいかもしれません。さーてどうすっかなー。


では今回はこのへんで。

コメント

丹依悠。
丹依悠。
2015年5月16日1:22

内容云々より、緒方監督にガッカリでした。
菊池から會澤までの間、全員左打者じゃないですか。左右病もここまで来ると笑えます。
とか言うこっちも、ロペバルと投手以外、左打者なんですよね。何なんだコレは。
ごく普通に考えると、キムショーや下園はスタメンで出る選手じゃないですが。
特に、横浜DeNAは、左の代打がベンチにいない恐ろしい状態になってます。

シーアホルツは、とりあえず結果を出したようですね。
今すぐに結果を出さないといけない状態の成績ですから、まぁ一安心です。
エルがいなくて良かったわ、ホント…

>スモール・ボール
前日の話ですが、最終的に「打点を挙げられる選手」が当然必要ですが、
「特定の選手が打点を挙げる」という縛りはないです。
むしろ、ワンアウト以下で走者三塁、一塁方向に叩きつける打撃をすれば、
三塁走者(基本的に俊足)は必ず生還しますから、DH制がないリーグだと、
その日の打点を全部、投手が挙げる可能性もあります。
今一度、昨シーズンのロイヤルズ打線をご覧ください。

1. 遊 A・エスコバー 162試合 打率.285 3本 50打点 31盗塁

2. 右 青木宣親 132試合 打率.285 1本 43打点 17盗塁
(中 J・ダイソン 120試合 打率.269 1本 24打点 36盗塁)

3. 中 L・ケイン 133試合 打率.301 5本 53打点 28盗塁

4. 一 E・ホズマー 131試合 打率.270 9本 58打点 4本

5. 指 B・バトラー 151試合 打率.271 9本 66打点 0本

6. 左 A・ゴードン 156試合 打率.266 19本 74打点 12盗塁

7. 捕 S・ペレス 150試合 打率.260 17本 70打点 1盗塁

8. 二 O・インファンテ 135試合 打率.252 6本 66打点 9盗塁

9. 三 M・ムスタカス 140試合 打率.212 15本 54打点 1盗塁

打点の多さを見ると、6番>7番>8番=5番>4番>9番>3番>1番>2番 と言うように
下位のが打点が多いです。
これは走者を溜めに溜めまくって下位打線で一気に得点をたたき出すという事ではなく、
まず、5番までに確実に1点を取りに行く打線になってます。
1、2番のどちらか(両方でもOK)が出塁、3番の進塁打、ヒット、または1、2番の盗塁で走者を進め、
さらに、4番のヒット、またはボテボテのライト方向のゴロで、三塁走者が突っ込む。
この時、4番にゴードンやペレスのような中~長距離を入れてしまうと、強振したり、
打ち上げる可能性が高いので、5番ぐらいまでは非力な方が、むしろベストです。
(一応、ホズマーもバトラーも20発打ったことはありますがヒットに徹しました)
ゴードンとペレスの打点が多いのは、残塁走者を一掃した結果に過ぎません。
そして、一番打力のない「守備の人」であるインファンテが66打点でチーム3位(自己最多)を記録。
これは前の2人が凡退して、ごっつぁん打点が積み重なっての66打点ですね。
フライバッターや長距離砲は、スモール・ボールの流れを止めてしまう選手、
ヒドい言い方をすると「邪魔」になるので、下位に追いやるという、一般論とは真逆の発想です。
ちなみに、タイ・カッブが現役の頃は、ボールが飛ばないので「邪魔」になる選手はいませんでした。
広島だったら、長打を狙わない前提で、會澤あたりが4番に向いてますね。
得点圏打率も高いですし、いざとなったらバントもできるでしょう。

>ヨシヒコとノムケン
ノムケン1年目は、高橋慶はショートで127試合(残り3試合はおそらく高代か小川)に出てるので、
ノムケンはレフトしか守ってないハズです。ドラフトでは内野手で獲ったんでしょうけど、
ノムケンが初めてショートの守備に就いたのは2年目の開幕ですね。

関東の遅刻魔
2015年5月17日0:01

天谷を使ったのは結構よかったと思うんですけど、結局左右病かよってオチですか・・・なんだかなぁ。
シアーホルツ今日は使われてなかったですね。昨日1安打したし今日の井納は昨日の山口よりは球が遅いはずですけど、なんか見切られたのかって思えてきて「何がしたいの?」って思えてきます。特にニュースは見なかったので怪我とかじゃなさそうですが。

スモールボールの前提・・・今の広島に一番足りないものですねw「ランナー三塁のときに、犠牲フライでもボテボテのゴロでも叩きつける打球でもいいから生還させて1点を取る」っていうのが全然できてませんからw これができてれば勝てる試合はいくつもあったはずですけど、まだ39試合なのに16試合が1点差負けってどういうことなんだと。これは「選手個人の力量不足」以上に「首脳陣も含めたチーム全体で”1点を取る”ことに対する意識が弱すぎるように思います。選手個々人のミスどうこうよりもそういうところから改革していかないと・・・。

チーム全体でできるようになったら、特定の個人に限らず全体的に打点が増えてきそうですね。そういうチームの方が理想的だと思います。「チャンスを作ればどこからでも点が取れる」のはさすがに強いです。

慶彦さんはショート守ったり外野守ったりいろいろやってましたけど、確か足の怪我で内野から外野に回ったとかいう話だった気がします。その頃はまだ見てなかったのでよくわからないですけど、なんだかんだで世代交代という形で引き継がれてからレギュラー取れてた野村さんは見事だったと思います。

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