「一人じゃない」ことを忘れるな
2015年5月19日 野球 コメント (2)助かったは助かった>挨拶
今日は朝から雨と言われてましたけど、外出する時間には雨が降ってなくて助かりました。なんだかんだで雲がぶら下がってる一日にはなりましたが、「気温は涼しめなのに蒸し暑い」とかいう妙な事態になってたと思います。
今も今で「窓開けてると涼しいけど、閉めると暑い」みたいな感じになっててちょっと困ります。何がって最近窓開けてると網戸の隙間からか変な虫が迷い込んでくるんですよw 蚊みたいな奴がいるせいで下手に窓開けたまま出たら途中が大変なことになるもので。あいつらいなかったら安心して開けてられるんですが・・めんどい!w
さて、今日の試合は。
マエケンとバルデスで始まった試合。両者ともマウンドに慣れるまで不安定だったところでそれぞれ2点と3点入ってましたが、その後は好投を続けて結局点数はそこだけ。もう来月にでもプロ野球の1点差負けのシーズン記録を更新しそうな勢いですw
最近を見ていると、本当に「あと1点に繋がる攻撃ができない」ばっかりなんですけど、その要因を見ていると、なんとなくわかった気がします。
ひと言で言うと、「打者に余裕がない」んです。
これが何を生み出すかというと、打席でどうやっても届かないようなボール球に手を出して、無駄にストライクやアウトのカウントを増やす結果になるわけです。野球は27回アウトしたら攻撃は終わるので、そこまでにいかに点を取るか、つまり出塁して返すかという話になるんですけど、その凡退の機会を増やしてたら勝てるわけはないです。
顕著なのが、ビハインドになると相手が振らせにかかってくる変化球に面白いようにバットがクルクル回ることです。これが、2週間前の6連勝中には、ほとんど全部を見切っていたんです。はっきり言って負けてる時期よりも難しい球がいくつもあったはずですが、それすらも見送っていた、その結果相手はフォアボールが増えて苦しみ、甘く入ってくる球が増えたためにそこを打って勝ててた、という構造になってます。
やっぱり最近の内訳を見ていると、「明らかなボール球を見送ってさえいればなんとかなった」というシーンがかなり多いです。1試合の間にこれだけで6,7個は無駄にアウトを献上してしまってます。
これが日本人ならまだ踏ん張れるんですけど、外人の場合はどうしても我慢できずに手を出す傾向があるから困ります。日本は力勝負だけじゃないんですけどね・・・。
そして、この「余裕のなさ」から感じられることがひとつ。選手が「自分が決めないといけない」と思い過ぎているということです。
野球は、投手と打者の勝負の世界です。その勝負で勝つためには、ヒットを打たないといけない、という話になるんですが、実際に試合となるとどうなるか。
「投手vs打者」という視点だけで見ると、「フォアボール」は「この勝負を避けた」「次の打者との勝負を選び、退いた」みたいな、いわゆる「完全勝利ではない何か」といった印象になってしまいがちなのですが、実はこれは大きな間違いで、「フォアボール」は「打者が何もしなくてもヒットと同じだけの効果を得られている」という時点で「完全勝利」になるんです。
野球は9人の打者が順番に投手と勝負するわけですが、もし「打者が一人で投手を倒そうとする」なら、それが可能な結果は「ホームラン」しかありません。投手からしたら「点を取られなければいい」わけですから。そうなると非常に難しい勝負になります。年間のホームランは年間トップの打者でも多くて50本いくかいかないかですが、確率に直すと1割あればタイトル獲れます。つまり普通の打者はもっと低くなるわけです。
しかし、「投手を倒す」ことは「一人で倒す」ことは難しくても、「チーム全体で倒す」となると少しは難易度が下がります。それは「自分が決めなくても、次に繋げばいい」からです。そう考えると、「フォアボール」は「勝敗のつかないもの」ではなく「得点までの道程の4分の1を詰めたうえで次の打者に繋ぐ」ことができるわけです。
もっと簡単に言うと、「4人がフォアボールで歩けば投手に勝てる」というわけです。
最近よく「チャンスを迎えたときは強い気持ちで打席に立て」と言われますが、これだと気負いすぎて打てる球を打ち損じたり、打ってもヒットにならない球に手を出して凡退したりという場面が増えることが冷静に考えると想像できます。精神力が強いかどうかという話も出てきますが、本来の精神力というものの性質を考えると、「プレッシャーを跳ね返して戦う」ことよりも「プレッシャーをプレッシャーと感じないで戦う」ことの方がいい結果に結びつくことが多いです。筋肉の状態を見ても無駄に緊張があったら動きに支障が出ることは想像に難くありません。
ならばいかにして「楽な気持ちで戦いに挑むか」。これの究極は「自分が責任を負わない」ことになります。個人戦では不可能なことですが、団体戦、こと野球なら「重みを他の誰かに押し付ける」ことは自身が平常心でいるために有効な手段と考えます。なぜなら、野球の場合は「打者全員が次の打者へ責任を投げる」ことを続けていたら、それだけで点が入るからです。
「凡退」は「失敗」ですが、ランナー1,2塁のときにシングルヒットを放った李フォアボールを選んだりして満塁にすることは「得点のために責任を放棄した」わけではなく「失敗をしないで次に繋げた」ことになるわけです。そして塁は4つしかないわけですから、4人が「次に繋げた」、言い方を変えると「自分が決めるという責任を放棄した」場合、勝手に点になるわけです。
事実、得点を挙げ続ける強い状態のチームは、チャンスが来たときに「自分が決めてやろうとして決めた」というシーンはそう多くないように思います。大量得点が入るときは「自分は次に繋げることだけを考えた」という選手のコメントは多く聞きました。それこそ日本代表に選ばれるクラスの技術を持っている選手なら話は別ですが、そこまで行ってなかったら「自分が決める」ことより「次に繋げる」ことの方がチームの役に立つことは多いということです。
とにかく今は「自分で決めようとして打てない選手」が多いです。ある意味「若さ」とも言えますが、楽に打席に入って平常心で勝負できるような指導がチームに足りてないように思えます。経験豊富なベテラン選手がいたり、あるいはメンタルトレーナーの力を借りたりして、「自分の持つ力を最大限発揮するためには何が必要か」を考えることから始めてもいい気がします。そもそも「平常心で、冷静に球を見極めれば、大抵の選手はいい結果を残せる」わけですから。「勝負は熱くなったら負け」ということはよく聞きますが、このあたりも大事な話になってくると思います。
とにかく「自分だけでなく仲間がいる」のだから、「仲間に全部任せる」くらいの気持ちで「次に繋ぐ」ことをまず考えてもらいたいです。チームが大型連勝しているときは常にそうでした。今のまま「勝負どころで強い気持ちを持つこと」だけを続けていたら、今日のような1点差負けの試合は今後いくらでも増えてきます。そうならないための策は早めに打つべきでしょう。
今日の二軍戦では、調整中の栗原に2ランホームランが出ました。さらに下水流には満塁ホームランも出てチームは快勝と喜ばしいことが多かったです。
ただこの試合、一番よかったのは「代走で出た赤松が盗塁を決め、キャッチャーからの送球が逸れた間に三塁まで進んだ」プレーでした。
今の赤松はなぜか一軍には呼ばれていませんが、このプレーは「1点が欲しいときに取りにいく」としては非常に大きなプレーです。今のチームには最も必要なものと考えてもいいでしょう。そしてこれは故障していたら難しいプレーでもあります。
赤松はキャンプの頃に故障があったということで二軍スタートでしたが、少なくとも体調面ではいつ一軍に呼んでも問題ないという話になってきます。
また、ホームランは相手投手あってのことなので、相手が格上になったら簡単に打てるものではなくなりますが、走塁については相手バッテリーあってのものとはいえ、そうレベルが変わるほどのものではありません。今回の相手はソフトバンクの三軍だったのですが、赤松の走力と技術を考えたら、一軍で通用しやすいのはホームランを打った二人よりも赤松の足の方だと考えます。そういう意味でも、「勝つために必要な選手」として、赤松を一刻も早く一軍に呼び戻すべきです。
今日の試合についても、9回にヒットで出た會澤の代走には鈴木誠也が送られてましたが、彼は足も速いですが打つことを求められる選手です。この時点で「代走の切り札」がベンチにいないということになりますが、その前にロサリオの代走で出た野間にしても、「足は速いけどそこを一番に期待されている選手ではない」ということで、「1点をどうしても取りたいならベストな選択肢ではない」という話になります。そのベストな選択肢が赤松なわけですが、ベンチにいなければ使いようがありません。今チームに必要なのは「数年後に向けた育成」ではなく「今この勝負を勝ち切ること」です。そのために必要な選手でメンバーを揃えるべきです。
少なくとも最近を見ていると、本来は打席を与えて打たせるべき選手である堂林や鈴木誠也に打席がほとんど回ってきていません。どうせ一軍で出番が少ないなら、二軍で多くの打席に立たせた方が彼らの成長のためにもなります。使わない予定の選手と、使うべき選手の赤松を入れ替えることは、チームとして大きなプラスになります。確実に「打つべき一手」であると、断言します。
なんか途中でまとまりがなくて同じことを何回か書いたような気がしますw いつの間にか長文になってましたw
何をどう見ても「打つべき手はこれだ」というのに、いつまで経ってもその手を打たない現状を見ると、それだけで何度でも書きたくなってしまいます。少なくとも今の赤松を使わないカープは、自分から重りをつけてハンデ戦やってるようなものです。その結果が最下位とかあまりに頭が悪すぎます。とっとと重りを外して浮上してくれと毎日のように思います。見たいのは「カープが勝つところ」なんですから、そのための最善手を打たないで負け続けているところを見ると「采配だけ代わってくれ」って言いたくなってきます。うん、やっぱり精神衛生上よくないわ・・・早く勝ちまくってくれ。勝てるだけの戦力はあるんだから。
では今回はこのへんで。
今日は朝から雨と言われてましたけど、外出する時間には雨が降ってなくて助かりました。なんだかんだで雲がぶら下がってる一日にはなりましたが、「気温は涼しめなのに蒸し暑い」とかいう妙な事態になってたと思います。
今も今で「窓開けてると涼しいけど、閉めると暑い」みたいな感じになっててちょっと困ります。何がって最近窓開けてると網戸の隙間からか変な虫が迷い込んでくるんですよw 蚊みたいな奴がいるせいで下手に窓開けたまま出たら途中が大変なことになるもので。あいつらいなかったら安心して開けてられるんですが・・めんどい!w
さて、今日の試合は。
マエケンとバルデスで始まった試合。両者ともマウンドに慣れるまで不安定だったところでそれぞれ2点と3点入ってましたが、その後は好投を続けて結局点数はそこだけ。もう来月にでもプロ野球の1点差負けのシーズン記録を更新しそうな勢いですw
最近を見ていると、本当に「あと1点に繋がる攻撃ができない」ばっかりなんですけど、その要因を見ていると、なんとなくわかった気がします。
ひと言で言うと、「打者に余裕がない」んです。
これが何を生み出すかというと、打席でどうやっても届かないようなボール球に手を出して、無駄にストライクやアウトのカウントを増やす結果になるわけです。野球は27回アウトしたら攻撃は終わるので、そこまでにいかに点を取るか、つまり出塁して返すかという話になるんですけど、その凡退の機会を増やしてたら勝てるわけはないです。
顕著なのが、ビハインドになると相手が振らせにかかってくる変化球に面白いようにバットがクルクル回ることです。これが、2週間前の6連勝中には、ほとんど全部を見切っていたんです。はっきり言って負けてる時期よりも難しい球がいくつもあったはずですが、それすらも見送っていた、その結果相手はフォアボールが増えて苦しみ、甘く入ってくる球が増えたためにそこを打って勝ててた、という構造になってます。
やっぱり最近の内訳を見ていると、「明らかなボール球を見送ってさえいればなんとかなった」というシーンがかなり多いです。1試合の間にこれだけで6,7個は無駄にアウトを献上してしまってます。
これが日本人ならまだ踏ん張れるんですけど、外人の場合はどうしても我慢できずに手を出す傾向があるから困ります。日本は力勝負だけじゃないんですけどね・・・。
そして、この「余裕のなさ」から感じられることがひとつ。選手が「自分が決めないといけない」と思い過ぎているということです。
野球は、投手と打者の勝負の世界です。その勝負で勝つためには、ヒットを打たないといけない、という話になるんですが、実際に試合となるとどうなるか。
「投手vs打者」という視点だけで見ると、「フォアボール」は「この勝負を避けた」「次の打者との勝負を選び、退いた」みたいな、いわゆる「完全勝利ではない何か」といった印象になってしまいがちなのですが、実はこれは大きな間違いで、「フォアボール」は「打者が何もしなくてもヒットと同じだけの効果を得られている」という時点で「完全勝利」になるんです。
野球は9人の打者が順番に投手と勝負するわけですが、もし「打者が一人で投手を倒そうとする」なら、それが可能な結果は「ホームラン」しかありません。投手からしたら「点を取られなければいい」わけですから。そうなると非常に難しい勝負になります。年間のホームランは年間トップの打者でも多くて50本いくかいかないかですが、確率に直すと1割あればタイトル獲れます。つまり普通の打者はもっと低くなるわけです。
しかし、「投手を倒す」ことは「一人で倒す」ことは難しくても、「チーム全体で倒す」となると少しは難易度が下がります。それは「自分が決めなくても、次に繋げばいい」からです。そう考えると、「フォアボール」は「勝敗のつかないもの」ではなく「得点までの道程の4分の1を詰めたうえで次の打者に繋ぐ」ことができるわけです。
もっと簡単に言うと、「4人がフォアボールで歩けば投手に勝てる」というわけです。
最近よく「チャンスを迎えたときは強い気持ちで打席に立て」と言われますが、これだと気負いすぎて打てる球を打ち損じたり、打ってもヒットにならない球に手を出して凡退したりという場面が増えることが冷静に考えると想像できます。精神力が強いかどうかという話も出てきますが、本来の精神力というものの性質を考えると、「プレッシャーを跳ね返して戦う」ことよりも「プレッシャーをプレッシャーと感じないで戦う」ことの方がいい結果に結びつくことが多いです。筋肉の状態を見ても無駄に緊張があったら動きに支障が出ることは想像に難くありません。
ならばいかにして「楽な気持ちで戦いに挑むか」。これの究極は「自分が責任を負わない」ことになります。個人戦では不可能なことですが、団体戦、こと野球なら「重みを他の誰かに押し付ける」ことは自身が平常心でいるために有効な手段と考えます。なぜなら、野球の場合は「打者全員が次の打者へ責任を投げる」ことを続けていたら、それだけで点が入るからです。
「凡退」は「失敗」ですが、ランナー1,2塁のときにシングルヒットを放った李フォアボールを選んだりして満塁にすることは「得点のために責任を放棄した」わけではなく「失敗をしないで次に繋げた」ことになるわけです。そして塁は4つしかないわけですから、4人が「次に繋げた」、言い方を変えると「自分が決めるという責任を放棄した」場合、勝手に点になるわけです。
事実、得点を挙げ続ける強い状態のチームは、チャンスが来たときに「自分が決めてやろうとして決めた」というシーンはそう多くないように思います。大量得点が入るときは「自分は次に繋げることだけを考えた」という選手のコメントは多く聞きました。それこそ日本代表に選ばれるクラスの技術を持っている選手なら話は別ですが、そこまで行ってなかったら「自分が決める」ことより「次に繋げる」ことの方がチームの役に立つことは多いということです。
とにかく今は「自分で決めようとして打てない選手」が多いです。ある意味「若さ」とも言えますが、楽に打席に入って平常心で勝負できるような指導がチームに足りてないように思えます。経験豊富なベテラン選手がいたり、あるいはメンタルトレーナーの力を借りたりして、「自分の持つ力を最大限発揮するためには何が必要か」を考えることから始めてもいい気がします。そもそも「平常心で、冷静に球を見極めれば、大抵の選手はいい結果を残せる」わけですから。「勝負は熱くなったら負け」ということはよく聞きますが、このあたりも大事な話になってくると思います。
とにかく「自分だけでなく仲間がいる」のだから、「仲間に全部任せる」くらいの気持ちで「次に繋ぐ」ことをまず考えてもらいたいです。チームが大型連勝しているときは常にそうでした。今のまま「勝負どころで強い気持ちを持つこと」だけを続けていたら、今日のような1点差負けの試合は今後いくらでも増えてきます。そうならないための策は早めに打つべきでしょう。
今日の二軍戦では、調整中の栗原に2ランホームランが出ました。さらに下水流には満塁ホームランも出てチームは快勝と喜ばしいことが多かったです。
ただこの試合、一番よかったのは「代走で出た赤松が盗塁を決め、キャッチャーからの送球が逸れた間に三塁まで進んだ」プレーでした。
今の赤松はなぜか一軍には呼ばれていませんが、このプレーは「1点が欲しいときに取りにいく」としては非常に大きなプレーです。今のチームには最も必要なものと考えてもいいでしょう。そしてこれは故障していたら難しいプレーでもあります。
赤松はキャンプの頃に故障があったということで二軍スタートでしたが、少なくとも体調面ではいつ一軍に呼んでも問題ないという話になってきます。
また、ホームランは相手投手あってのことなので、相手が格上になったら簡単に打てるものではなくなりますが、走塁については相手バッテリーあってのものとはいえ、そうレベルが変わるほどのものではありません。今回の相手はソフトバンクの三軍だったのですが、赤松の走力と技術を考えたら、一軍で通用しやすいのはホームランを打った二人よりも赤松の足の方だと考えます。そういう意味でも、「勝つために必要な選手」として、赤松を一刻も早く一軍に呼び戻すべきです。
今日の試合についても、9回にヒットで出た會澤の代走には鈴木誠也が送られてましたが、彼は足も速いですが打つことを求められる選手です。この時点で「代走の切り札」がベンチにいないということになりますが、その前にロサリオの代走で出た野間にしても、「足は速いけどそこを一番に期待されている選手ではない」ということで、「1点をどうしても取りたいならベストな選択肢ではない」という話になります。そのベストな選択肢が赤松なわけですが、ベンチにいなければ使いようがありません。今チームに必要なのは「数年後に向けた育成」ではなく「今この勝負を勝ち切ること」です。そのために必要な選手でメンバーを揃えるべきです。
少なくとも最近を見ていると、本来は打席を与えて打たせるべき選手である堂林や鈴木誠也に打席がほとんど回ってきていません。どうせ一軍で出番が少ないなら、二軍で多くの打席に立たせた方が彼らの成長のためにもなります。使わない予定の選手と、使うべき選手の赤松を入れ替えることは、チームとして大きなプラスになります。確実に「打つべき一手」であると、断言します。
なんか途中でまとまりがなくて同じことを何回か書いたような気がしますw いつの間にか長文になってましたw
何をどう見ても「打つべき手はこれだ」というのに、いつまで経ってもその手を打たない現状を見ると、それだけで何度でも書きたくなってしまいます。少なくとも今の赤松を使わないカープは、自分から重りをつけてハンデ戦やってるようなものです。その結果が最下位とかあまりに頭が悪すぎます。とっとと重りを外して浮上してくれと毎日のように思います。見たいのは「カープが勝つところ」なんですから、そのための最善手を打たないで負け続けているところを見ると「采配だけ代わってくれ」って言いたくなってきます。うん、やっぱり精神衛生上よくないわ・・・早く勝ちまくってくれ。勝てるだけの戦力はあるんだから。
では今回はこのへんで。
コメント
焦って待球作戦ができないのか、勝負する前から「根負け」してるのか…
いい例だとR・バース 率.389 47本 109打点
打席に立っただけで、その場を支配するだけの威圧感がありました。
ケビン・コスナー主演の「BULL DURHAM(邦題:さよならゲーム)」という映画があるんですが、
万年マイナー暮らしのベテラン捕手が、演出上もありますけど、すごい待球派で、
「さあ、かかって来なよ、坊や。カーブだろ? カーブだ、早く投げろ、投げてみろよ…」
カキーン!(本塁打)
…と言うようにですね;
打者は投手に対して「かかってこいよ」と見下すぐらいで打席に入らないとイカンです。
>「投手vs打者」という視点だけで見る「フォアボール」
これは、打者にもよるので必ずしも打者の「完全勝利」にはなりませんよ。
例えば、相手がバースだとしましょう。バースは、何もしなくても出塁できました。
ただ、阪神側としては、せっかくバースなのに「シングルヒット」で終わってしもた!です。
打率.389 長打率.777のスラッガーが、シングルヒット止まりだと困るんです。
打者の勝利は、出塁がすべてじゃないと思います。
結局、「投手vs打者」で考えると野球になりません。やはり「投手vs打線」なんです。
>4人がフォアボールで歩けば投手に勝てる
4連続四球なんて元・巨人のトーレス以来、観た記憶がないんですがw
打者が打席で優位に立つには「根負け」しなければいいと前述しましたが、
狙いが「ヒット」にしか向いてない気がします。
それに、フォアボールは出塁回数のうち、1~2割程度にしかならない珍しいものです。
いい例が青木宣親です。
先日の試合、1球も振らずにフルカウントまで持っていった後、ファウルを5球ほど打ち、
好球が来たところで、ヒットにしました。
球数制限100球と言われる時代、初回に1人で11球投げさせた挙句のヒットですから、投手としては「完敗」でしょう。
仮に、10球ファウルで粘ったら、凡退しても「投手の勝ち」でも「打者の負け」でもないと思います。
時には、後ろに飛ばすことも必要です。特に、外国人投手には有効ですね。イライラしそうです。
また、期待してない事を伝えるのも手段の1つ。
横浜当時の谷繁がなかなか打撃が上達しない中、
大矢監督が「ちゃんと守ってさえくれれば、打てなくてもいい」という一言で
逆に、荷が下りたのか打撃開眼。
阪神時代のノムさんが新庄を「守備だけ超一流」から「阪神の4番」に開花させたのも
新庄を「乗せた」からでしょう。
そして、新庄がチャンスに強かったのは、「ここで打ったらオレ、ヒーローじゃん」という考え方だからですね。
大抵は、「打てなかったらどうしよう」って萎縮するか、「絶対打たなきゃ」で力むかです。
>「自分で決めようとして打てない選手」
かつての「マシンガン打線」ですが、みんなが「次の打者も打ってくれるから、次につなごう」
という意識でやってたワケではないです。
「勝負は熱くなったら負け」とも書かれてますが、マシンガン打線には、
波留敏夫、佐伯貴弘という「熱い男」が2人いて「オレが決めちゃうよーん」タイプでした。
実際、この2人の殊勲打は数知れず。
正直、広島は打線全体が病気にかかってます。
打たずに勝つ方法は、昨シーズンのロイヤルズが体現してますし、
一生懸命になり過ぎて空回りしているような気がします。
今のような広島を動かすには采配以前に、未完の若手を持ち上げるような、
達川監督やブラウン監督が適役ですね。
達川政権は、選手は完成されていたものの、采配を求められて失敗しましたけど…
打線に「遊び」を作るのも大事です。巨人なら「曲者」元木とか。
「コイツ、何してくるかわからない」バカな選手は1人は必要です。
ちなみに、広島ってムードメーカーは誰ですか?
バースみたいな打者・・・1人でもいればチームはかなり楽になるんですけどねぇw 采配が「バースみたいな打者が5人くらいいないと勝てない戦い方」に見えるのがどうにもw 最近少しずつ選手の使い方がまともになってきましたけど。
忘れてましたけど、「投手に球数を投げさせる」のも充分に「勝負に勝った」条件になりますね。フォアボールについては、「粘って球数を投げさせること」「甘い球がきたらきっちりヒットにすること」も含めたものになるので、「フォアボールはいいけど二塁打はダメ」とかいう話じゃないつもりで書いてますw いわゆる「出塁数」が大事なので、特に「ヒット+フォアボール」みたいなところに意識がいってます。ちょっと書き方がよくなかったかもですね。
「次に繋ぐ打線」のイメージはマシンガン打線に近いですけど、本当はエルドレッド来日前の外国人が全然いない頃の広島打線で考えてました。あの頃は長打のできる選手が全然いなくて廣瀬だったり一時的に絶好調だった岩本あたりが4番打ってましたけど、打線が繋がってヒーローになっても「次の打者に繋ぐことだけを考えてました」という発言をよく聞いてたので、「このチームの目指すべき方向性はこれなのか」って思ってました。赤松とか喜田剛あたりは「ここで決めたらオレがヒーロー!!」みたいな感じでチャンスに強かったですけど、そういう性格の選手があまりいないからこそ現状苦しんでるんだと思います。今の打線は「ここで決めなきゃ負ける」みたいな変なプレッシャーがかかってるように見えるので、それこそ「病気」と言っていいかもしれません。
とりあえずベンチでのムードメーカーは欲しいところですね。一応去年までは監督も結構頑張ってたところがあるみたいです。陽気という意味ではロサリオとか中東とか天谷とか菊池とかいろいろいますけど、本来陽気であるべき選手がこぞって成績悪くて沈んでるように見えるのがまた悩ましいところです。勝ってるときは本当に楽しそうなんですけどねぇ。