最高の選択肢があるじゃないか!
2015年6月9日 野球 コメント (4)平日大会に行くのもありなのかな>挨拶
今日は野球見れたのはいいんですけど、明日明後日は見られるかどうか怪しい環境になってます。で、もしかしたらこういうときこそ平日大会に行くっていうのがありなんじゃないかと思えてきました。後述しますけど球場に行く気は結構無くなってきてるものでw
とりあえずスタンかモダンの大会調べてみようと思います。元気があって遊びたかったらどこか行くかもしれません。
今日の朝パソコン見てたら「大瀬良、リリーフに配置転換」って記事を見て目を疑いました。
今の広島投手陣を考えるとリリーフに信頼できる投手がいないためにリードしている場面で誰に任せるか、というのが実に難しくなってるんですが、そんな中で「好調な先発から誰かを回す」みたいな話が出てたとき、「ここだけは絶対に崩すべきではない」という意見しか出てきませんでした。今の広島の強みといったら最大のものは「好投できる先発が6人揃っていること」だったもので、ここを動かしてしまうとチームのストロングポイントがなくなってしまい、それこそ勝ち続けるのが難しくなってしまうと思ったからです。
今回の「大瀬良を後ろに」というのは絶対に反対でした。世間は「先発で好投しても勝ち星がつかない」「背番号14番の剛球投手に津田さんを重ねて見たい」などといった意見がありましたが、言わせてもらえば愚策中の愚策、シーズンを捨てるに等しい選択としか思えません。なぜなら「大瀬良は力で押す投手の割には被ホームラン数が多すぎる」ことがあります。ゆくゆくは抑えに回すことを考えたとして、1点差の場面で2アウトランナーなしから同点ソロホームランを打たれる危険性が非常に高い投手を投げさせておくとか、自殺行為としか思えません。それこそフォアボールやヒットでランナーを1,2人くらい出しても抑えられるゴロピッチャーの方が安心です。
さらに言うと「背番号14」で「先発で新人王取ったあと抑えに回した投手」というと、津田さんの他に忘れてはいけないのが澤崎俊和現二軍投手コーチです。彼も同じく背番号14で黒田と同期入団、しかも黒田が2位のときのドラフト1位の投手で、素晴らしい投手でした。しかし能力があるために当時の三村監督に配置転換も含めた酷使をされたために故障してしまい、結果2年目以降は本来の能力を充分には発揮できずに引退してしまうという悲劇がありました。当時最も好きだった投手なだけにこれはトラウマレベルのものでした。同じ悲劇は絶対に繰り返してはいけません。
何よりも最近のファンはサーフェイト、ミコライオといった「安定度の高いクロザー」に慣れすぎていて、その前の「永川劇場」を知らない人が多いです。あの当時の永川に比べたら、現在抑えとして自分が推しているヒースは安心できるものです。たまに制球が悪いこともありますがスピードも変化球も武器になるものはありますし、今年2本ホームラン打たれているのはいずれも相手に悪球打ちされただけです。なので勝負所のホームランも心配は無用でしょう。それこそ「打たれたら仕方ない」というくらいで。
などということを書いてたら今日の試合の話の前にかなり長くなってますねw
今日の試合はマエケンと十亀の先発。タイムリーとソロホームランの打ち合いで2-2になってからは投手戦になってましたが、広島が7、8回のチャンスを逃すと西武が8回裏にチャンスを掴んで秋山に2点タイムリーが飛び出し、これが決勝点に。試合展開としてはかなりもったいなかったです。
広島としては「点を取るべきところで取れなかった」ために球数が嵩んでいるマエケンを続投せざるをえない状況になっていて、その結果踏ん張りきれずという話になってましたが、やはりここは7,8回の攻防がポイントになってしまいました。
7回はそれまでヒット3本による出塁しかなかったところ、先頭のシアーホルツがこの試合初めてフォアボールを選んだところから始まりました。新井が三振する間にシアーホルツが二塁を陥れて1アウト2塁となったんですが、次のエルドレッドが問題でした。相手バッテリーはエルドレッドとの勝負を避けるように外角のボールゾーンにばかり球を要求していたんですが、あろうことか打ち気にはやるエルドレッドがこの球を打ちに行こうとしてしまい、結局完全なボール球を引っかけてショートゴロを打つことに。これが完全に勝負の明暗を分けました。
エルドレッドの次には今日十亀から2打数2安打1ホームランと完全に合っている松山が控えていたため、ここでエルドレッドはフォアボールで歩くならそれは最高のチャンスでした。ランナー2人置いて今日最も打てる確率の高そうな松山との勝負となれば、1点以上は期待できます。しかしエルドレッドがゴロを打ってしまったため、相手バッテリーは当然のごとく松山を敬遠。続く丸が内野ゴロに倒れてこのチャンスを逃してしまいました。
続く8回には先頭の會澤が出塁したあと、送りバントと内野ゴロで2アウト3塁となりましたが菊池が凡退して終了。この2イニングの攻撃は「ヒットが出れば点は入るけど、出なければ点は入らない」という雑な攻撃に映りました。「どうやって攻めれば相手から点を取れるか」という意図がまるで見えない、チームとして何も考えてないかのような攻撃で、「これじゃ勝てない」と思わせるには充分でした。
対する西武の8回裏。1アウトからセラテリがヒットで出塁すると、続く炭谷はバントの構え。まさに「何かを仕掛ける」という雰囲気がプンプンする中、警戒を強めたマエケンの牽制球がセラテリに当たって野手が捕れず、そのまま二塁へ進まれることに。これで進塁打でよくなった炭谷は結果ライト前にヒットを打ち、続く鬼崎も小技を絡めようといろいろ動いてきて、警戒するあまりフォアボールに。満塁となったところで秋山にうまく打たれて2失点となりました。
この攻撃を見る限り、それまで好投していたマエケンをいかにして崩すか、チーム全体で徹底されている様が見てとれます。完全に「相手が動揺して打ちやすい球が来るように、また点が入りやすい状況をあえて作るように」誘導しています。本来野球やるならこのように心理面も含めて相手を揺さぶっていく戦い方が間違いなく必要なのですが、現在強い西武や先週の日本ハムにはそれができていて、広島にはできていない、その典型のような試合になりました。
これは「マエケンが踏ん張って抑えていれば」という話ではなく、「この状況で最も効果的な手を打ち続けたら成果を挙げられる」という必然の話です。運の要素も大きい野球という競技ですが、これはまさに方程式と言ってもいいくらい「こうやったらいい結果が出る」という、わかりきったものでした。完全に「抑えたら幸運」というレベルのものですから。
ここで2失点したところでマエケンは降板、次に戸田が出てきましたが、栗山にフォアボールを与えたところで交代。この起用も理解に苦しみました。
今年の戸田と中崎は、イニング途中で他の投手から交替した場合(特にランナーを残してたとき)、大抵はストライクが取れるようになるまで時間がかかります。そういう意味ではランナーの1人や2人フォアボールを与えてからがスタート、といったくらいの気概でいないと抑えてくれません。これまでの登板を見ていたらわかるはずです。つまり「最低でも先頭打者は歩かせて、その次の打者から勝負」と考えていなければ、ここで起用するべきではなかったと言えます。これが現在、戸田と同様に中崎を抑えに推すことができない理由でもあります。中崎はまだ少し良くなってきましたが、それでもこの不安が減ったわけではありません。残念ですが。
ただ、このあとに最高の収穫が待っていました。
戸田から1アウト満塁というピンチを引き継いだ形でマウンドに上がったのは中田廉でした。この状況は「1アウト満塁、相手打者は浅村、中村剛也、メヒアと続く西武の最高の打者陣です。ここで出てきた中田は浅村を2球でショートゴロに仕留め、中村に至っては外角のボールになるスライダーを空振りさせてから外角低めのストライクゾーンにストレートを2球、最高のコースに決めました。あの中村が手が出ないくらいの素晴らしい球でした。
正直に言います。今年のカープのリリーフ投手の中で、これだけ安定した投手は初めて見ました!
中村に対する完璧なピッチングとともに、その前の浅村に対しても全く不安のない投球内容でした。球威、コースとも完璧という表現しか出てきません。
これまでも書いたように今年は中崎、ヒースをはじめとして、クローザー候補が軒並み不振です。それこそある程度ランナーは出しても点さえ与えなければ、というくらいの勢いです。首脳陣はそれに耐えかねて大瀬良を後ろに回す試みすらも始めました。
しかし、今日のピッチングを見て感じました。
現在の抑えは、中田廉でいいじゃないか!!
まさにぐぅの音も出ないような完璧なピッチングでした。そして今年、一軍に上がってきてからはまだ1点も取られていません。
確かに球速の面でいけばヒースや中崎に勝っているとは現状言えません。それでも、現在のブルペン陣の中では、最高の制球力を誇っています。去年の修羅場を潜ってきた経験もありますし、現在では最も信頼できる投手と考えていいでしょう。
大瀬良の配置転換については「とりあえず中継ぎとして起用してみる」という話でした。明後日に二軍から武内を上げて先発させるそうですが、今週はそれで乗り切れるとして、来週は交流戦明けの週末3連戦のみ、その翌週は地方球場での試合もあって週に5試合と、先発が6枚揃わなくても問題ない日程になっています。大瀬良をリリーフで試す期間はこれだけあれば充分でしょう。そして本来なら先発での好投が期待できる投手ですから、リリーフに安心できる投手がいれば大瀬良を再び先発に戻すことに何の異論も出てきません。二軍で好投していまだに出番のない西原をはじめとして、リリーフ陣で試すべき投手は何人もいます。その中で現在二軍調整中の投手が復活してきたなら、布陣としては充分に整えられるはずです。
とにかく大瀬良を一刻も早く先発に戻すこと、そのためにはリリーフ投手の特性を見抜いて適材適所の起用をすること、これが必要です。まずはここを整えていってもらいたいです。
はっきり言って、中田を抑えに起用すれば、リリーフ陣の立て直しは間近です。現状だと8回にヒースを起用し、その前に中崎、戸田あたりをイニングの頭から起用すればいいという話になり、あるいは先発が長く投げたらもっと楽な話になります。ここの整備を、「正しい方向で」進めること、これが一番重要です。くれぐれも先発陣から誰かを持ってくることがないようにしてもらいたいです。さもないと去年の「中田、永川、一岡、ミコライオと揃った盤石なリリーフ陣が、1人抜けたらズタボロになった」現象を今度は先発ローテで引き起こすことになりかねません。くれぐれも肝に銘じてもらいたいです。
では今回はこのへんで。
今日は野球見れたのはいいんですけど、明日明後日は見られるかどうか怪しい環境になってます。で、もしかしたらこういうときこそ平日大会に行くっていうのがありなんじゃないかと思えてきました。後述しますけど球場に行く気は結構無くなってきてるものでw
とりあえずスタンかモダンの大会調べてみようと思います。元気があって遊びたかったらどこか行くかもしれません。
今日の朝パソコン見てたら「大瀬良、リリーフに配置転換」って記事を見て目を疑いました。
今の広島投手陣を考えるとリリーフに信頼できる投手がいないためにリードしている場面で誰に任せるか、というのが実に難しくなってるんですが、そんな中で「好調な先発から誰かを回す」みたいな話が出てたとき、「ここだけは絶対に崩すべきではない」という意見しか出てきませんでした。今の広島の強みといったら最大のものは「好投できる先発が6人揃っていること」だったもので、ここを動かしてしまうとチームのストロングポイントがなくなってしまい、それこそ勝ち続けるのが難しくなってしまうと思ったからです。
今回の「大瀬良を後ろに」というのは絶対に反対でした。世間は「先発で好投しても勝ち星がつかない」「背番号14番の剛球投手に津田さんを重ねて見たい」などといった意見がありましたが、言わせてもらえば愚策中の愚策、シーズンを捨てるに等しい選択としか思えません。なぜなら「大瀬良は力で押す投手の割には被ホームラン数が多すぎる」ことがあります。ゆくゆくは抑えに回すことを考えたとして、1点差の場面で2アウトランナーなしから同点ソロホームランを打たれる危険性が非常に高い投手を投げさせておくとか、自殺行為としか思えません。それこそフォアボールやヒットでランナーを1,2人くらい出しても抑えられるゴロピッチャーの方が安心です。
さらに言うと「背番号14」で「先発で新人王取ったあと抑えに回した投手」というと、津田さんの他に忘れてはいけないのが澤崎俊和現二軍投手コーチです。彼も同じく背番号14で黒田と同期入団、しかも黒田が2位のときのドラフト1位の投手で、素晴らしい投手でした。しかし能力があるために当時の三村監督に配置転換も含めた酷使をされたために故障してしまい、結果2年目以降は本来の能力を充分には発揮できずに引退してしまうという悲劇がありました。当時最も好きだった投手なだけにこれはトラウマレベルのものでした。同じ悲劇は絶対に繰り返してはいけません。
何よりも最近のファンはサーフェイト、ミコライオといった「安定度の高いクロザー」に慣れすぎていて、その前の「永川劇場」を知らない人が多いです。あの当時の永川に比べたら、現在抑えとして自分が推しているヒースは安心できるものです。たまに制球が悪いこともありますがスピードも変化球も武器になるものはありますし、今年2本ホームラン打たれているのはいずれも相手に悪球打ちされただけです。なので勝負所のホームランも心配は無用でしょう。それこそ「打たれたら仕方ない」というくらいで。
などということを書いてたら今日の試合の話の前にかなり長くなってますねw
今日の試合はマエケンと十亀の先発。タイムリーとソロホームランの打ち合いで2-2になってからは投手戦になってましたが、広島が7、8回のチャンスを逃すと西武が8回裏にチャンスを掴んで秋山に2点タイムリーが飛び出し、これが決勝点に。試合展開としてはかなりもったいなかったです。
広島としては「点を取るべきところで取れなかった」ために球数が嵩んでいるマエケンを続投せざるをえない状況になっていて、その結果踏ん張りきれずという話になってましたが、やはりここは7,8回の攻防がポイントになってしまいました。
7回はそれまでヒット3本による出塁しかなかったところ、先頭のシアーホルツがこの試合初めてフォアボールを選んだところから始まりました。新井が三振する間にシアーホルツが二塁を陥れて1アウト2塁となったんですが、次のエルドレッドが問題でした。相手バッテリーはエルドレッドとの勝負を避けるように外角のボールゾーンにばかり球を要求していたんですが、あろうことか打ち気にはやるエルドレッドがこの球を打ちに行こうとしてしまい、結局完全なボール球を引っかけてショートゴロを打つことに。これが完全に勝負の明暗を分けました。
エルドレッドの次には今日十亀から2打数2安打1ホームランと完全に合っている松山が控えていたため、ここでエルドレッドはフォアボールで歩くならそれは最高のチャンスでした。ランナー2人置いて今日最も打てる確率の高そうな松山との勝負となれば、1点以上は期待できます。しかしエルドレッドがゴロを打ってしまったため、相手バッテリーは当然のごとく松山を敬遠。続く丸が内野ゴロに倒れてこのチャンスを逃してしまいました。
続く8回には先頭の會澤が出塁したあと、送りバントと内野ゴロで2アウト3塁となりましたが菊池が凡退して終了。この2イニングの攻撃は「ヒットが出れば点は入るけど、出なければ点は入らない」という雑な攻撃に映りました。「どうやって攻めれば相手から点を取れるか」という意図がまるで見えない、チームとして何も考えてないかのような攻撃で、「これじゃ勝てない」と思わせるには充分でした。
対する西武の8回裏。1アウトからセラテリがヒットで出塁すると、続く炭谷はバントの構え。まさに「何かを仕掛ける」という雰囲気がプンプンする中、警戒を強めたマエケンの牽制球がセラテリに当たって野手が捕れず、そのまま二塁へ進まれることに。これで進塁打でよくなった炭谷は結果ライト前にヒットを打ち、続く鬼崎も小技を絡めようといろいろ動いてきて、警戒するあまりフォアボールに。満塁となったところで秋山にうまく打たれて2失点となりました。
この攻撃を見る限り、それまで好投していたマエケンをいかにして崩すか、チーム全体で徹底されている様が見てとれます。完全に「相手が動揺して打ちやすい球が来るように、また点が入りやすい状況をあえて作るように」誘導しています。本来野球やるならこのように心理面も含めて相手を揺さぶっていく戦い方が間違いなく必要なのですが、現在強い西武や先週の日本ハムにはそれができていて、広島にはできていない、その典型のような試合になりました。
これは「マエケンが踏ん張って抑えていれば」という話ではなく、「この状況で最も効果的な手を打ち続けたら成果を挙げられる」という必然の話です。運の要素も大きい野球という競技ですが、これはまさに方程式と言ってもいいくらい「こうやったらいい結果が出る」という、わかりきったものでした。完全に「抑えたら幸運」というレベルのものですから。
ここで2失点したところでマエケンは降板、次に戸田が出てきましたが、栗山にフォアボールを与えたところで交代。この起用も理解に苦しみました。
今年の戸田と中崎は、イニング途中で他の投手から交替した場合(特にランナーを残してたとき)、大抵はストライクが取れるようになるまで時間がかかります。そういう意味ではランナーの1人や2人フォアボールを与えてからがスタート、といったくらいの気概でいないと抑えてくれません。これまでの登板を見ていたらわかるはずです。つまり「最低でも先頭打者は歩かせて、その次の打者から勝負」と考えていなければ、ここで起用するべきではなかったと言えます。これが現在、戸田と同様に中崎を抑えに推すことができない理由でもあります。中崎はまだ少し良くなってきましたが、それでもこの不安が減ったわけではありません。残念ですが。
ただ、このあとに最高の収穫が待っていました。
戸田から1アウト満塁というピンチを引き継いだ形でマウンドに上がったのは中田廉でした。この状況は「1アウト満塁、相手打者は浅村、中村剛也、メヒアと続く西武の最高の打者陣です。ここで出てきた中田は浅村を2球でショートゴロに仕留め、中村に至っては外角のボールになるスライダーを空振りさせてから外角低めのストライクゾーンにストレートを2球、最高のコースに決めました。あの中村が手が出ないくらいの素晴らしい球でした。
正直に言います。今年のカープのリリーフ投手の中で、これだけ安定した投手は初めて見ました!
中村に対する完璧なピッチングとともに、その前の浅村に対しても全く不安のない投球内容でした。球威、コースとも完璧という表現しか出てきません。
これまでも書いたように今年は中崎、ヒースをはじめとして、クローザー候補が軒並み不振です。それこそある程度ランナーは出しても点さえ与えなければ、というくらいの勢いです。首脳陣はそれに耐えかねて大瀬良を後ろに回す試みすらも始めました。
しかし、今日のピッチングを見て感じました。
現在の抑えは、中田廉でいいじゃないか!!
まさにぐぅの音も出ないような完璧なピッチングでした。そして今年、一軍に上がってきてからはまだ1点も取られていません。
確かに球速の面でいけばヒースや中崎に勝っているとは現状言えません。それでも、現在のブルペン陣の中では、最高の制球力を誇っています。去年の修羅場を潜ってきた経験もありますし、現在では最も信頼できる投手と考えていいでしょう。
大瀬良の配置転換については「とりあえず中継ぎとして起用してみる」という話でした。明後日に二軍から武内を上げて先発させるそうですが、今週はそれで乗り切れるとして、来週は交流戦明けの週末3連戦のみ、その翌週は地方球場での試合もあって週に5試合と、先発が6枚揃わなくても問題ない日程になっています。大瀬良をリリーフで試す期間はこれだけあれば充分でしょう。そして本来なら先発での好投が期待できる投手ですから、リリーフに安心できる投手がいれば大瀬良を再び先発に戻すことに何の異論も出てきません。二軍で好投していまだに出番のない西原をはじめとして、リリーフ陣で試すべき投手は何人もいます。その中で現在二軍調整中の投手が復活してきたなら、布陣としては充分に整えられるはずです。
とにかく大瀬良を一刻も早く先発に戻すこと、そのためにはリリーフ投手の特性を見抜いて適材適所の起用をすること、これが必要です。まずはここを整えていってもらいたいです。
はっきり言って、中田を抑えに起用すれば、リリーフ陣の立て直しは間近です。現状だと8回にヒースを起用し、その前に中崎、戸田あたりをイニングの頭から起用すればいいという話になり、あるいは先発が長く投げたらもっと楽な話になります。ここの整備を、「正しい方向で」進めること、これが一番重要です。くれぐれも先発陣から誰かを持ってくることがないようにしてもらいたいです。さもないと去年の「中田、永川、一岡、ミコライオと揃った盤石なリリーフ陣が、1人抜けたらズタボロになった」現象を今度は先発ローテで引き起こすことになりかねません。くれぐれも肝に銘じてもらいたいです。
では今回はこのへんで。
コメント
⇒ シアーホルツの守備
「終盤に守備固め出される」のは、緒方監督のイメージ的に「アイツにセンターは無理」って
決めつけな気がします。守備を固めるワケですから、シーアホルツより良い選手がいれば
交代には賛成です。ただ、緒方監督がシーアホルツの守備をナメてる気がして…
監督がイメージや期待値で重視だから、今の順位なんじゃないですかね。
⇒ ルイス
これ、多いので1つずつ片づけましょう。
>ストレートとスライダーの威力でバンバン三振取ってました。
三振に「球威」は無関係とは前も書いたハズ。当てられても飛ばないのが「球威」。
三振はバットに当たらないので「球威」は無関係。
>阪神打線が「待ち球作戦したら球に当てられなくて失敗」
ナックルボーラーでもないのに、なぜ待球したかが謎。
より長くボールを見て、見極めるため「待球」しますが、当たんない無意味だし、
つまり「球威」は無関係。
>「日本では力勝負できるだけの球威があった」
メジャーの打者と日本の打者ではパワーも違うので打たれた時の飛距離も当然、
日本人のが劣ります。
でも、それは打者視点で、ルイス自身に「球威」があったワケじゃないです。
>「速い球」というのは「速くて打者が悠々と待てない球」
>140キロなら落ち着いて打てるけど150キロになったらそうはいかない
ルイスは日本で最速152km/hを記録してますが、平均球速は144km/hでした。
この球速なら、落ち着いて打てる範囲内でしょう。
>ど真ん中に投げてもそうそう打たれることはない
>実際に「失投」ということで甘いコースに直球がいったときも
>打者が球威に押されてフライかゴロになってたシーンはよく見ましたし。
ご存知のようにルイスは、グランドボーラーです。
まず、「失投」が「直球」という確証がない。
しつこいですが、ルイスはグランドボーラーなので、ゴロを打たせるのがカギです。
フォーシーム主体であっても、生命線はツーシームとスライダーです。
ツーシームなら、ド真ん中に投げても、打者が「ド真ん中の真っ直ぐだ!」と思って
手を出せば、そりゃゴロになりますよ。スライダーでも同じですし、カットボールも
投げますよ、ルイスは。
転身する(肩を壊す)前は、160km/h超の剛速球とスライダーの2球種を投げる
パワーピッチャーでした。
でも、肩を壊した事で、平均球速140km/h半ばまで落ち、速くても150km/h前半。
“同時に「球威」も失いました”。
個人差ですが、球速が落ちても「球威」があれば転身しないと思います。
あと「球威」に押されて凡打に終わると言うのも、テレビ中継などで観ていた限りでは、
私も「あのボール、クソ重そうだな~」と思ってましたから。
【解答編】
解答あるなら先に言えよ、って感じですがw 改めて、ルイスには「球威」がありません。
ただし群を抜いてルイスがスゴいのは、「キレ」です。
今まで遅刻魔さんが書いてきた文章の「球威」の部分を全部「キレ」に直すと、
すべて、つじつまが合います。
真っ直ぐやスライダーがキレてるから、バットに当たらない=奪三振が増える。
失投しても、それがツーシームで、かつ「キレ」てれば、ド真ん中でもゴロになる。
テレビ中継では、実際に「球威」があるのかは分かりませんが「キレ」は十分わかります。
ルイスの言う「力勝負」は、本来「真っ向勝負」の意味じゃないでしょうか?
それなら、納得できますし。
私の結論としては、
ルイスは、「キレと制球力で勝負するグランドボーラー」だと断言します。
さすがに飛ばし過ぎました、謝ります。
⇒ 「9以上になってから巻き返す」より「8以内からとっとと浮上する」
基準がイマイチ理解できないですが、8以内ってことは、1~8でも巻き返せるし、
9以上だと2ケタなんで厳しいですね。
でも、「8だからギリセーフ」「9だから、もうアカンわ」って感じで、8から完済できる
勢いや手段があるなら、9からでも完済できそう。
⇒ 「このまま使い続けたら手遅れになる可能性が高い」
手遅れになる可能性の高い・低いの根拠はどこから? 丸が調整が苦手って事ですか?
だからこそ、小久保、ブラッグス、青木が復調した例を出したんですが…
丸や緒方監督、打撃コーチが「手遅れになる可能性」を低めようとしないだけ?
⇒ 丸がレギュラーに戻るのは来年以降でも構わない
⇒ マエケンと黒田というタイムリミットがある
マエケンと黒田がいて、まさに優勝のチャンスですが、打線に丸がいなくても優勝できるって事でよね?
じゃあ、丸の代わりはいるの?って事になりますけど、自分には思いつきません。
長打が打てて、足が速くて、守備が上手くて、選球眼が良くて、不振でも相手に警戒される選手…
それと、まだ6月上旬です。「手遅れ」の基準は、月日や借金がすべてではないかと。
ただ8月下に借金9だったら「手遅れ」ですが。
マエケンと黒田、ジョンソンの三本柱がいる上で、いつ頃、どれだけ借金すると
「手遅れ」か、
そこをきっちりと先読みしてないで、ただ「手遅れになる可能性が高い」と言ってたら、
本当に「手遅れ」になりそうです。
1998年・横浜優勝時に駒田が絶不調で、ファンが応援をボイコットするほど。
でも、権藤さんは全136試合、5番・ファースト駒田を押し通して、結果的に駒田がV打を決めてます。
率.281 9本 81打点 連続2ケタ本塁打ストップ 横浜移籍後の最低打率
8月までは首位打者&打点王争いをしてたのに、失速具合がハンパないです。
不振でも使い続ける事が正解なのか、下げるのが正解なのか。
8月まではバカ打ちしてた駒田が大失速してファンも見捨てるレベルだったのに、
“優勝争いの真っ只中”で、権藤さんの決断は「5番・ファースト駒田」。
月間打率が1割を切ろうかという選手を、打順も変えずに使い続けた。
駒田の代わりなんていなくて、最後は悪球打ちV打で締めくくり。
長内はなぜ下げられ、駒田はなぜ出され続けたか、そんな過去の事例を踏まえて、
丸には、どうさせるべきか…
私は広島ファンではないですが、「広島に丸あり!」と思ってますんで、自分が監督だったら、
権藤さんと同じ事すると思います。
「丸にしかできない事」「丸だからできる事」
それが優勝に必要か不要か、そこまでは分からないですがね…
現状、併用が無難ですが、9日の試合も1打席目に見逃し三振ですから、難儀だと思います。
ちなみに、メジャーの理論になるので詳細は省きますが、自分なら丸を2番か4番で出し続けます。
例年のセリーグですと、この時期にはもう「1~2位」と「3~4位」の住み分けが終わっているという面白みの欠片もない展開だったので、今年は良いですね。1つ間違えれば(という言い方もおかしいですけど)全チームに優勝の目がありそうです。
ヒットが出なくてもソロホームランで点取れればそれでいいです。3安打で満塁にして1点も入らないより1安打で1点入る方が価値ありますし。
なんかルイスについて見てると、そちらが「球威」とおっしゃる内容は、オレからすると「球の重さ」と解釈してます。少なくともこっちは「球が速くて力押しができる」なら「球威がある」と考えてるので、「速い割にホームラン打たれる投手」は「球が速いけど軽い」って書いてます。なんか面倒になってきたのでもうやめときますわ。
まず最初に言うと、オレは「今の広島は打つ手を間違えないで試合運びをすればここからでも優勝できる」というのを大前提に考えてます。そこから始めますが。
「借金8からなら優勝できている」という前例があるからこそ、9になった時点で選手が気落ちする可能性が一番恐いです。何しろ若手が多くてメンタルの強さに疑問がある選手は多いですし、オレ自身がゲン担ぎするタイプなので、そういう意味でも「ボーダーラインは割らないようにした方がモチベーションは保てる」と考えてます。
そして「勢いがあれば9からでも巻き返せるから、今は丸の復調のために使い続けるべき」というのは違うと思います。丸の復調を目的に起用するなら「まず借金を返して上位と争う土台を作ってから」だと考えてます。だから「今じゃない」と書いたわけで。
現在他に誰がいるかと聞かれたら、前から書いてるように外野はエルドレッド、シアーホルツ、鈴木誠也でいい、と答えます。もちろん途中で誰かが調子落としてくるはずなので、そこまでに丸が復調してくれば入れ替えればいいと。こちらからすると「試合に出続けないと丸の復調はない」という方が理解できません。もちろん試合勘は大事ですが現在はフォームのメカニズムが「ヒットが出ない状態」になってるので、そこを修正しながら「試合勘を鈍らせない程度に試合に出す」ことをしていれば復調へ向かっていくことは可能だと思います。
これについては「それでは無理」という意見はおやめください。そうなると完全に不毛な言い争いになってしまうので。どうしても「試合に出続けないと復調できない」というならそのときは「二軍で調整すべき」としか言いようがありません。
少なくとも今はまず借金を返して上位争いできるようにチームを持っていくのが先決です。チームで外野手のレギュラー争いが続いているのに「不調だけど復調が必要だから」という理由で好調の外野手を差し置いて丸を使い続けたらチーム内の不協和音の原因にもなるので、他の選手のモチベーションを高める形にしていかないと、チームそのものが勝つことができません。チームが勝つ方が今は優先度は高いと考えています。
>re-giantさん
気が付いたら横浜も巨人もかなり連敗してるんですね。広島もこれだけ負けていながら上位とのゲーム差がそこまで離れてないのは数少ない救いです。
今年は交流戦が明けてからどうなるかが例年と違った形で楽しめそうですね。特定のチームが走りすぎるとペナントレース全体が面白くなくなってしまうので、最後までどのチームが優勝するかわからないような展開になってくれるといいなと思ってます。