もしかして:逆効果?>挨拶

今日は少し雨が降ったかなんかで気温が少し抑え目になってたような気がします。ただそれ以上に湿気がもの凄くて、下手すると前日とかの方がまだ楽だったんじゃないかと思いますw 日本の夏はこれがあるから大変なんですよね・・・。除湿機の水も何度も捨ててます。


そんな中で今日は神宮行ってきました。前回がゴールデンウィークだったので、約3か月ぶりとなりました。やっぱり球場っていいですね。

今日はいつもと違って内野席取ってみたんですけど、位置としてはカープの投手が投球練習するブルペンが目の前に見える場所でした。普段は外野からだと試合展開を見ながらちらちら目に入るくらいですが、今日は試合の途中で動きがあったらすぐ目に入るくらいだったので、なかなかに新鮮でした。
間近で見る投手の球って速い!!そしてヒースがデカい!!www あと顔しか見えない状態だと大瀬良と一岡がすぐに区別つかなかったですw やっぱり似てるよ!!

同様に試合の見え方も違いました。いつもはホームランの打球がスタンドに向かって飛んでくるときにロマンを感じるんですが、今日は打球が内野手の間を抜けていくところに言い知れぬ魅力を感じました。見る場所によってこういうものって変わってくるんですね。ピッチャーとバッターの対戦がほぼ真横から見えるんですが、たまにはこういう角度の中継もあっても面白いんじゃないかと思いました。


試合の方は黒田と新垣の先発。1回にチャンスは作るものの1,3塁から新井が外野フライを打ち上げ、本塁生還を狙った三塁ランナーの丸が刺されて無得点。この時点で嫌な雰囲気になりかけたところ、2回に梵がホームランで先制、3回には菊池がエラーで出塁するとシアーホルツがフォアボール、新井のセンターフライの間にランナーが進塁、松山が犠牲フライと、ノーヒットで1点追加。前の回まで5安打で1得点だけだったことを考えると、実に大きい1点でした。

黒田の方はランナーを出しながらも丁寧に抑えてましたが、4回には山田の三遊間を抜けそうな当たりを田中が追い付いて一塁に送球したもののギリギリでセーフ、その後盗塁から畠山のライトフライで三塁に進み、大引のセンター前タイムリーで1点を取るなど、鮮やかな攻撃がありました。勢いだけでなくメカニズムが素晴らしかったです。

勝負の行方がわからないまま6回2アウトまでいきましたが、ここで田中がフォアボール。続く石原の打球はライトライナーと思われましたが、ワンバウンドしてる判定で生き残り、続く打席には黒田をそのまま送ることに。ここで黒田が粘り続けて執念でフォアボールをもぎ取ると、丸、菊池、シアーホルツの連続タイムリーで一挙5点。これで試合が決まったような形でした。
ここでの攻撃は運だったり新垣が制球を乱したことだったりが直接の原因でしたが、何よりも黒田が打席で粘り続けたことが大きかったです。もちろんヒットが出れば一番良かったと言えるんでしょうけど、大事なことは「ヒットを欲しがること」ではなく「次に繋ぐこと」。それを実践した結果がこの大量得点です。丸と菊池がチャンスで揃い踏みしたのを見たのもいつ以来かと思いますが、黒田の意識が彼らに響いたということでしょう。

その後打線は9回に今季初登板の金伏を攻め、ノーアウト満塁から梵、田中のタイムリーで4点追加。この回も代走赤松が出たところで新井がサードゴロを打ったら、赤松がスタートを切ってたために二塁への送球がセーフになったり、続く野間が三塁前へ送りバントをしたら一塁も生き残ったという、幸運が続きました。まさかの1試合で2回の打者一巡とか、信じられません。
ただこの回の攻撃は、制球に苦しむ金伏相手に「ボールになる球を見送り、ストライクを取りに来たところを痛打する」という、一番効果的な攻撃ができていました。こんな攻撃ができたことはチームにとっては大きいですが、ここで忘れてはいけないこと。これと同じことをやれば福谷は打てます!!
ここ最近の中日戦の福谷はとにかく制球難で、「打席に立っていればフォアボール」というくらい酷いものでした。そのときに広島打線は送りバントなどで無駄にアウトを与えて結局手助けしてしまう場面が多かったです。このときも今日と同じような攻め方をしていれば、ほぼ間違いなく攻略できたでしょう。
もちろん実績や現在の能力を考えたら福谷の方が上ですが、「制球に苦しんでる投手をどうやって崩すか」ということは全く同じです。つまり同じ攻め方ができるということです。大量リード時とビハインド時で意識の持ち方も変わってくるんでしょうけど、現在のビハインド時の意識の持ち方がチームにとっていい結果をもたらしているように見えるシーンはあまりありません。いっそのこと今日のように、悠然と構えて攻めた方がなんとかなる場面も増えてくるように思えます。なかなか簡単にはいかないものではありますが。

黒田は7回を1失点。その後は大瀬良、一岡と繋ぎ、大瀬良が1失点しただけで大勝でした。
今日の投手起用については不満はあります。8回の時点で6点リードしているのに、なぜセットアッパーの大瀬良を出したのかというところです。僅差の試合であれば出てくることはわかりますが、今日はブルペンを見ると中崎も本気でスタンバイ状態に入ってました。6点もリードしてる状態でこの2人を出してたらシーズン持ちませんよ。
甘目に考えるとしたら「ヤクルト打線は好調なので、他の投手を出したら打たれる可能性が高く、チームがピンチになる」「既に準備していたから無駄にはさせたくない」「登板間隔を空けすぎないようにしたい」などは考えられますが、それでも今日は出さなくてよかったでしょう。それこそ飯田とヒース、一岡でなんとかなったはずです。前に6点差くらいで8回に出した投手が3点くらい取られて最後に慌てて中崎を出したことがトラウマになってるかもしれませんが、今のカープのブルペンのラインナップを見たらそんな崩れ方しそうな投手は見当たりません。もっと堂々といっていいんじゃないでしょうか。少なくとも過剰な安全策で投手起用をしてたら最後に大事な場面で打たれてしまう、ということだけは忘れないようにしてもらいたいです。

明日は小川と今井の先発ということで、戦前の評からすると分が悪いと言わざるを得ませんが、それでも打線が今日のように落ち着いて相手をじっくり攻めることができれば、まだ可能性はあります。
今日の明暗を分けたのはフォアボール、特に黒田に対するものが大きく見えます。実は広島側の投手は無四球でした。ヒット数は3本しか違わないと考えると、フォアボールが大きく響いた試合になった、ということではないでしょうか。


明日も神宮行ってきます。

では今回はこのへんで。

コメント

丹依悠。
丹依悠。
2015年7月29日5:47

扇風機を回しても熱風が来る>挨拶


>福谷
またですか…
ここ最近ではなく先月の横浜DeNA戦でも福谷に助けられたので慢性的なものだと思います。
何でクローザーをやらせてるんでしょうね。
広島の中崎は、5敗もしてますが、納得できる理由があるから良しとしてるんですが、
福谷は、バット持たずに打席に入っても出塁できるレベルに到達しそうで怖いです。
混セですが、中日は絶対上がって来ない、と言われる理由がここに集約されてるような。
中日ファンが「今年はウチ(中日)はないな…」って言うぐらいですし。

>エルシア
何かの健康飲料水みたくなってるぞw
ロサリオは残留確定ですか… まともに試合に出られる選手が1人いれば、
代替選手は1人で十分ですからね。
まぁ、4年目なのにフルシーズンの経験が去年の1年だけというエルが心配ですが。

>攻撃面で「ミス」/範囲広すぎ
前日に書いたように、「相手の大きなミスを拾えない」のが「ミス」です。
それ以外は、下手に動かなかったり、(ミスが多すぎて)「ミス」に該当しない、拾い切れない。
説明が難しくなって、曲解してたらすみません。

>本来「成功率の高いものを失敗すること」を「ミス」と呼ぶ
それは違いますね。
「成功させようとしてる事を失敗すること」がミスです。ここで確率論は不要です。
川相が送りバントを失敗するのと、
今までバントを成功させた事がない選手が送りバントを失敗するのとでは
「成功率の高いもの」を基準にすると、川相はミスで、後者の選手はミスではない
という事になります。これは両者とも「ミス」です。
あくまで、「成功させようとしてる事を失敗すること」がミスですよ。

>打って3割4割の打撃には定義を当てはめようとしたら混乱する
なので、当然あてはめてません。打率という長期的なものではなく、1試合に起きる
一挙手一投足での判断での話にとどめて下さい。

>いくらミスしなくても結局最後は「点を取る」のひと作業は必要
>そこで相手が暴投とかの「ミス」/それこそ確率は低いものですから。
それも片岡監督の例のところに書いた気がします。
全試合を相手のミスに期待するのは、さすがにバカ、とか何とか書いたハズ。

>ただ「いつ仕掛けるか」の判断にはミスがあると思います。
当然、「状況」という条件は大事です。
これも片岡監督の例で書いたと思うんですが、無理やりミスしない相手をこじ開けに行くより、
「負けなければいい」という考え方で臨むと、自ずと結果がついてくるワケです。
あくまで考え方ですよ。リアルに「負けなければいい」なんて、全試合が引き分けになるので。
当然、「負けなければいい」の先には「勝利」があるんですが、
「勝たないとダメだ!」
「負けなければいい」
だと、采配も野球観も変わってくる、な事も書いたと思います。
前述のように、ミスしない相手をこじ開けようとしても、リスクが高くてこっちがミスしそうだし。
最低限の力で、最高の結果を出す。
ベイブ・ルースが年間60発打ってヤンキースが優勝するより、
タイ・カッブが1試合に1本ヒットを打ってタイガーズが優勝する、では、
後者のが能率がいいワケです(得点効率で考えるとホームランですけど)

仰る通り、茨城GGが延長戦を制したのは、最終的には「ヒット」でサヨナラ勝ちですが、
例えば、スコアレスの9回裏、走者一塁で、この走者を返せずに延長戦になっても、
「ミス」じゃないと思います。
しかし、スコアレスの9回裏、走者三塁で、この走者を返せずに延長戦になったら、
それは「ミス」だと思います。
前述した「状況」という条件下によるものです。


……これ、本か何かにして出すか。
いや、すでにノムさんの著書で触れてる部分が多いけど;


野球観戦は、熱中症にお気をつけて(^^)ノシ あでおー

AOH
2015年7月29日12:44

実は神宮いた勢。

よくまー勝った。
1-3回で点があんまり取れなかったときは後半でいかれる展開かと思ったけど、完全にあらかきに助けられた感。

とりあえず、黒田の勝ちがみれて幸せ。

関東の遅刻魔
2015年7月30日13:37

>丹依悠。さん
エルシアは略すとこうなりますわなw
ロサリオは4年契約の2年目なので安心です。「活躍すれば年俸は上がる」内容ですし。

とりあえず「がっつき過ぎずに冷静に攻めてくれ」って感じです。


>AOHさん
いらしてたんですね!
今回はかなり予想してない展開でしたけど、黒田が大活躍でしたね。前回が前回なだけに、復調してくれてなによりでした。

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