そろそろ始まったか>挨拶

世間はお盆休みってやつが始まったみたいですね。今朝は昨日よりもさらに電車が空いてました。いつもなら危なくなりそうな時間の電車だったのに普段乗ってるものより早く着くとか・・・これ慣れたら逆に恐くなりそうですw


ちょっと早めに書きたいのでいきなり野球話。

今日は黒田と山中の先発でしたが、黒田がホームラン2本とエラー絡みで5失点、山中は完封と、明暗分かれる結果になりました。
今日は黒田が良かったとかどうとかいう話よりも、打てなかった打線の方が問題でした。むしろ好投しても援護がなくて負けるっていうよりは悪い日に重なってくれる方が次回に期待できるからいいかもしれません。そんなに悪い日でもなさそうに思えましたけど、やっぱり初回にエラー絡みで点取られたところからリズムが狂ったというところでしょうか。

今日の広島打線は山中の前に手も足も出なかった、とまではいきませんけど、正直打つのは難しいように思えました。ヒットも出てましたし、いい当たりを野手にうまく捕られたりというシーンも多かったですけど、なんとなく「この投手の攻略法を間違えてる」ように見えたところが多かったです。

そもそもセリーグには久しくアンダースローの投手が出てないこともあって、打者が慣れてないから打てないというのもある意味当然といえば当然です。パリーグの場合は渡辺俊介だったり牧田だったりがいたからまだ打者が慣れてるところがあったと思いますが、特に初物が苦手の広島打線となると、今日の結果も致し方なしというところでしょうか。

アンダースローの投手が普通のオーバースローの投手と違うのは、「球の角度のかかる方向が逆だから、通常慣れてる場所にボールが来ない」というところです。
例えば普通の投手にとっては「高めの球」が狙われやすい球と言われますが、これは上から投げる投手の場合にはあまり角度がつかないからバットの軌道からして捉えやすいことと、発射点が高いことから低めの球を打つよりも遠くへ飛ぶということがあります。ただ「アンダースローの投手の高めの球」は「低い位置から上昇する球」なわけで、角度が違うからいつもと同じように打つとボールのかなり下の部分を叩いてしまい、結果フライが多くなるわけです。もちろん慣れてちゃんとしたポイントで捉えたら打球は遠くに飛びますが、初見に近い状態だとさすがに難しそうだと思います。スピンのかかり方も普段と違いますし。

逆に見ると、普通の投手だったら打たれにくい「低めの球」を狙った方がアンダースロー相手には有効と思われます。こちらは角度があまりつかないから比較的ズレが少なく打てることになります。
そして慣れてないうちはホームラン狙いで大振りすると大抵は浮き上がった球の下を叩いて打ち上げるだけになるでしょう。そういう意味でも、できるだけ水平に、そして逆方向を狙って打つように心がけることが、攻略に向けての近道であったと思います。

で、こういう日に限って右投手から逆方向に打つのが上手いグスマンが出てこないとはねw
さすがに驚きましたw 今日の打線を見てたらバットの軌道からして山中に合いそうなのが丸くらいしか見当たらなかったんですが、そのうえでグスマンもいないとなると、さすがにお手上げとなっても致し方ないところだったと思います。
ただこれで1試合分、しかも球数は少ないとはいえ、データは収集できたわけです。この次に当たるときに同じ轍を踏まないようにしてくれると信じることにします。
もしかすると、下手に左打者で引っ張りにかかるよりは、右打者で流し打ちメイン(センター返しよりもさらに逆方向狙い)にする方がいいかもしれません。どっちかというとタイプ的に苦手(球速が速くないとどうしても力まかせに引っ張りにかかる傾向が強いから余計に)なだけに、当たらないで済むならその方がいいっちゃいいですがw
ローテ的なところでいくと今年はもう当たらない可能性も結構ありそうです。連休のときに中5日で回してくれれば・・・w

明日は苦手の小川相手ですが、今日よりはマシでしょうw 今日の分も合わせて打ってもらいたいところです。


では今回はこのへんで。

コメント

丹依悠。
丹依悠。
2015年8月12日7:45

黒田もこういう時はある>挨拶

ただし、相手投手が好投すると腹立ってくるわな。結局、無援護の星に生まれたのね…

>アンダースローの投手が普通のオーバースローの投手と違うのは
まず、日本でアンダーハンドなのは、牧田、山中、そして楽天の加藤しかいません。
渡辺俊介は、今アメリカにいますからね。
つまり、3人と考えると、メジャーよりも少ない絶滅危惧種です。
あと、オーバーハンドですが、実はこっちも絶滅危惧種です。厳密に、オーバーハンドで
投げたら選手生命が縮まりますよ。ほとんどの選手がスリークォーターです。
スリークォーターでも、オーバー寄り、サイド寄りと区別されてますけどね。
メジャーには、オーバーハンドはまだまだ多いです。
普通ボールを投げるときでも身体の軸の中心は頭から背骨だと思いますが、
ガチなオーバーハンドは、肩が身体の軸に来ます。なので、首を傾げてる感じに見えます。

アンダーハンドが打ちにくいと言うのは、まず球速がないこと。
今まで150km/h投手が投げていて、途中でリリーフでアンダーハンドが出てくると
球速の錯覚が起きます。リトルリーグの投手をプロ選手が打てないのと同じ理論です。
次に、アンダーハンド(またはサイドハンド)だと、大抵は直球がジャイロボールになります。
普通、向かって縦に回転してくるから、その回転と反発力を利用して打ち返すんですが、
ジャイロ回転だと正面から見ると、無回転とほぼ一緒なので、打球の飛び方が通常と違います。
この回転があるので、球速がなくても打ちづらいのが1つ。
あと、アンダーハンドから高めを狙うと、いわゆる「ホップ」してる錯覚に陥ります。
ソフトボールでいうライジングボール、または全盛期の藤川球児のように。
しかし、実際にアンダーハンドで高めに投げる例は、レアケースです。
それは球威がないので、打ちにくくても強振して当ててしまえば、脆くも飛んでいきます。
渡辺俊介はリリースポイントが低すぎるので、そういう見方をしてしまいますが、
潮崎、川尻、高津、鹿取、角などが高めで勝負していた記憶がありません。
低い位置からリリースされたボールが、低いまま来るので、打者の視線がほぼ足元になる。
特に、潮崎、高津のシンカーは、インローを意識してないと話になりません。
低めいっぱいギリギリをラインで勝負されると、打者にはキツいです。
よく身長200cm超の外国人投手に「2階から投げ下ろす」という表現を使いますが、
角度が付きすぎて、真っ直ぐなのに捕手がワンバンを抑えてるシーン、観ますよね。
でも、アンダーハンドが「1階から2階に投げ上げる」事は稀です。
結局、打者が打ちづらいのは低めであって、高めはどんな投げ方しても危険性があります。
そうでないと、チェンジアップ(特にヨハン・サンタナのパラシュート・チェンジ)は
「一度浮き上がった後、失速して沈む(落ちる)」ので、同じ理論だと
チェンジアップは、球速に関係なく「魔球」になってしまうので。
たしかに、下から上に向かってくる球種は、スクリュー、チェンジアップ、キレキレの
フォーシームぐらいですから、打ち慣れてないのも理由の1つですけどね。

>エルドレッドは放出したら他所で活躍するのが目に見えてるから
いや、ブランコを見れば結末は分かると思います。
どの球団もフルシーズン出場できない可能性のが高い選手に億超えは厳しいと思ってますよ。
そして、他球団に移籍するなら、広島のように減俸を受け入れる可能性もないでしょうし。

丹依悠。
丹依悠。
2015年8月12日7:50

禁断の連コメ失礼

>守備だけで見れば堂林一択です。サードの守備範囲は木村昇吾よりも上に見えます。
何とか調べました。確定的な数値では私の知識では表せないのですが、序列ぐらいは出せます。
堂林君は、今年ほとんど出ていないのでデータ元は2014年として下さい。

捕手:石原>會澤>白濱>倉

一塁:エルドレッド>キラ

二塁:菊池

三塁:梵>田中広>小窪>堂林>木村昇

遊撃:梵>木村昇>田中広

外野:赤松>丸>中東>廣瀬>天谷>松山>エルドレッド>堂林>ロサリオ

投手:大瀬良>九里>バリントン>中田廉>小野>ミコライオ>一岡(多いので以下略)

前も書きましたが、「守備範囲は木村昇吾よりも上に見えます」は正解です。
レンジに関しては、堂林君が三塁ではトップのようです。
が、その守備範囲の中でどれだけの事ができるかが大事なんです。
メジャーではJ・レイエスが最も守備範囲が広い遊撃手と言われてますが、
15失策(それでもメジャーだと普通ぐらい)とかしてたら、「上手い」とは言い難く、
レイエスの守備固めに川崎が入った事もあります。

梵は、足の故障から、かつての梵ではなくなりましたが、それでも三塁、遊撃の両方で
守備成績はトップでした。(特に、三塁は断トツです)
レンジは狭いながらも、その狭い中でどれだけの事をしているか。
レンジが狭い時点で、守備成績は減点されるのに、それでも三塁、遊撃でトップなのは、
どれだけ堅実か、どれだけ補殺しているか、どれだけ相手走者の進塁を防いでいるか
(外野からのカットなども含む)、どれだけその選手が守った事で失点を防げてるか、など。

また、守備率という項目もありますが、これはレンジが広い選手ほど失策する確率が高く
堂林君が三塁で一番守備率が低いんですが、守備率は堂林君を不利になるので
今回は度外視してます。それでも、下にはキムショーだけ。

「守備範囲は上に見えます」は、あくまで見た目の問題で、
前日、例に挙げたようにジーター氏が、ア・リーグ15球団のレギュラー遊撃手で14位だった事実。
なのに、GG賞を受賞しているのは、記者投票であり、イメージ先行(見た目先行)だからで
データを基に表彰される「フィールディング・バイブル・アワード」では、ジーター氏は
一度も選出されていません。
「堅実にアウトを取る守備」ではなく「魅せる守備」に過ぎないということ。

堂林君が嫌いで言ってるワケではないですが(むしろ広島の中では好きな選手ですが)
レンジの広さや見た感じの上手さではトップクラスでも、実際に、より多くの打者をアウトにし、
それ以外の面でも、チームの勝利に貢献している守備をしているのは梵だという事です。
野球は、個人種目ではないので、守備もそういう評価をされるべきです。
個人技であって芸術点とかあるなら、堂林君は上位の方になるんでしょうけど。
他球団にもいますよ、守備は上手そうなのにチームに貢献できてない選手。
ウチの荒波とかですw

関東の遅刻魔
2015年8月13日0:13

純粋な形でいったらオーバーも少ないですね。特徴だけ見るとアンダーの方が少ないようにも思えますが。
メタゲームと同じで「環境にいなかったら対策しない」というのがそのまま当てはまってる気がします。アンダーの投手が多かった頃にはもう少しいろいろ対策取られてたと思います。身長高い投手の角度ある球も同じ(低めの球がストレートかフォークか見分けがつかない、など)ですけど、やっぱり慣れてないと体も反応しにくいです。ミコライオが活躍できたのもそういう部分はあった気がします。

エルドレッドは性格考えると移籍しても活躍する可能性高いですよ。ブランコは言っちゃ悪いですけどハングリー精神のあった中日の初年度は頑張ったけど大金貰ってダメになったパターンにしか見えなかったです。
エルの場合は打撃コーチが合うかどうかという問題もありますけど。もう来年は野村さん打撃コーチかなんかで呼び戻して残留させた方がいいですw

データありがとうございます。堂林の守備は2014年よりも上達してるように見えますけど、数字ないから議論しても仕方ないところですねこれは。

梵は守備範囲は狭い中でいいプレーは多いとは思うんですけど、試合に出続けたらなのかミスすることも結構見るように思えます。今日もかなりダメなのやってますし。
堂林はなんとなく菊池に近い形の「ミスすることもあるけど守備範囲も広いから拾える打球が多くて、トータルで見るとエラー数より他の選手だと拾えない部分の打球処理でカバーできる」ような形になりそうな気がします。足速いからセーフティバント狙いの打球の処理も結構アウトにしてますし。今年は上達したように見えるからシーズン通して見たかったんですけど、打てないと使って貰えないせいで見れないという実に残念なことになってます。そろそろ使っていいんじゃ・・・。

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