波乱だらけのドラフト会議
2015年10月22日 野球 コメント (3)ただの俺得内容でサーセン>挨拶
いつも野球ネタ書きまくってますけど、ドラフト会議となると輪をかけてコアな人しか興味湧かない内容のような気はしてますw 失礼!!
そんなわけで今日はドラフト会議でした。
事前の予想では高橋純平投手にどれだけの指名が集まるか、というところでしたが、早めに公表して1本釣りしようとしてた球団にまさかの特攻による抽選が発生して、かなり波乱含みの内容になりました。
結局高橋にはソフトバンク、日本ハム、中日の3球団の指名が集まり、楽天が公表してた内野手の平沢選手をロッテも指名して競合、またヤクルトが指名した外野手の高山選手に阪神も入札してこれもまた競合となり、まさかの3抽選でした。
で、高橋はソフトバンクが引き当てたものの、残り2人はいずれも「刺客」の球団が引き当てるという、予想外の事態になりました。しかも高山については最初にヤクルトが引き当てたと思われたら、クジを引いた真中監督の勘違いのために交渉権獲得の札を引き当てたのは実際は阪神だったという大どんでん返しまで起こりました。これが真中監督が高山にメッセージを送る中継の後だっただけに、かなり後味の悪いものにもなりました。よくよく考えてみると真中、金本両監督ともドラフトでクジを引くのはこれが初めてということで、こんな勘違いも起こったのかと思います。
出来事としては10年前に起こった陽選手(現日本ハム)と全く同じではあるんですが。あのときに対策として「より見やすい表記にする」というひと手間が加わったとは思うんですが、それでも勘違いは起こるんですね。次からは引き当てた人がクジを公開するときに「交渉権獲得」の文字がテレビカメラに映るように公開してもらう、みたいなことをやってもいいかもしれません。
今年の広島は昨日出た情報の通り、大商大の岡田投手を単独指名できました。その後も順調に進み、結果7選手を指名。主に投手中心になりました。
広島が1位指名する可能性もあると思われた明大の上原投手は日本ハムが外れ外れ1位で指名、仙台大の熊原投手はまさかの横浜2位指名。ここまで残ってるって正直驚きました。日ハムは例年クジ運が強かったのに今年は1位の高橋、2位の東海大相模の小笠原投手と連続で外すことに。どちらかを引き当てるか、1位で熊原を指名するかしていたら、横浜は1位が駒大の今永投手だったので、同じ左投手の上原はそのまま広島の2位まで残った可能性もあるかと思うと、ちょっと残念だったりはしました。さすがに無理は無理な話ではありましたが。
それにしても今年は「上位で指名される」と思われた選手がなかなか指名されなかったです。さすがに2位まででどこかが獲ると思われてた慶応大の「高橋由伸2世」こと谷田外野手が指名漏れしたのは驚きました。むしろ広島もチェックしてたから4位で残ってれば指名すればよかったのに。ただ慶応の選手ということであまり下位で指名するのも気が引ける、というのはわかる気もしました。毎年こんな感じで指名されない選手はいるものですが。
なんとなくどこの球団を見ていても、「2位から独自路線」という動きが結構あたような気がします。
今年の勝ち組は挙げるのが難しいかもしれませんが、高橋を引き当てて全員高校生でいい選手を揃えたソフトバンク、外れ1位に東海大相模の小笠原投手を引き当ててから即戦力を揃えた中日、今永熊原と実質ドラフト1位を2人獲れた横浜、同じく即戦力候補の明治大の吉田外野手とパナソニックの近藤投手を1,2位で獲ったうえに高校生でもトップクラスの東海大相模の吉田凌投手と仙台育英の佐藤世那投手を獲ったオリックスあたりはかなり成功の部類なのではないでしょうか。
広島も1位で岡田投手が獲れたあと、2位で力のある球で押す横山投手、3位で制球力もあり潜在能力の高い花巻東の高橋樹也投手と獲れたのはよかったと思います。そこから3人は社会人で各ポジション、7位に大砲候補の山形中央高の青木内野手と獲れて、結構バランスはよかったかもしれません。
ただ来年に向けた即戦力として、もう少しパワーピッチ型の右投手を上位で獲ってもよかったのではないかとは思いました。候補に挙がってた楽天5位のホンダの石橋投手とか、西武6位の本田投手とか、将来を考えたときに素材として素晴らしいオリックス5位の吉田凌投手とかを4~5位で狙えたんじゃないかと思いました。この順位では王子の船越捕手、西川内野手を指名しましたが、彼らをもう少し下の順位で考えてもよかったかも、とか。
もちろん球団側が評価しての指名ですし、外から見てる素人と実際に指名するプロとの間には大きな違いがあることは今回は特にはっきり出たわけですが、なんとなく「終わってみれば惜しかったかも」と思える部分はこのあたりでした。
ともあれ、全体的には上位3人の時点でほぼ充分な内容だったので、よかったと思います。この人数だったら追加の戦力外通告とかはないかもしれません。キャッチャー獲ったことを考えたら来年は少々ありそうですが。
少なくとも去年みたいに荒れないで済みそうなのは助かりましたw
明日はフライデー行くか迷ってます。明後日PWCだから早めに帰っていいかもしれないです。そろそろ行きたくもあるんですが、さて。
では今回はこのへんで。
いつも野球ネタ書きまくってますけど、ドラフト会議となると輪をかけてコアな人しか興味湧かない内容のような気はしてますw 失礼!!
そんなわけで今日はドラフト会議でした。
事前の予想では高橋純平投手にどれだけの指名が集まるか、というところでしたが、早めに公表して1本釣りしようとしてた球団にまさかの特攻による抽選が発生して、かなり波乱含みの内容になりました。
結局高橋にはソフトバンク、日本ハム、中日の3球団の指名が集まり、楽天が公表してた内野手の平沢選手をロッテも指名して競合、またヤクルトが指名した外野手の高山選手に阪神も入札してこれもまた競合となり、まさかの3抽選でした。
で、高橋はソフトバンクが引き当てたものの、残り2人はいずれも「刺客」の球団が引き当てるという、予想外の事態になりました。しかも高山については最初にヤクルトが引き当てたと思われたら、クジを引いた真中監督の勘違いのために交渉権獲得の札を引き当てたのは実際は阪神だったという大どんでん返しまで起こりました。これが真中監督が高山にメッセージを送る中継の後だっただけに、かなり後味の悪いものにもなりました。よくよく考えてみると真中、金本両監督ともドラフトでクジを引くのはこれが初めてということで、こんな勘違いも起こったのかと思います。
出来事としては10年前に起こった陽選手(現日本ハム)と全く同じではあるんですが。あのときに対策として「より見やすい表記にする」というひと手間が加わったとは思うんですが、それでも勘違いは起こるんですね。次からは引き当てた人がクジを公開するときに「交渉権獲得」の文字がテレビカメラに映るように公開してもらう、みたいなことをやってもいいかもしれません。
今年の広島は昨日出た情報の通り、大商大の岡田投手を単独指名できました。その後も順調に進み、結果7選手を指名。主に投手中心になりました。
広島が1位指名する可能性もあると思われた明大の上原投手は日本ハムが外れ外れ1位で指名、仙台大の熊原投手はまさかの横浜2位指名。ここまで残ってるって正直驚きました。日ハムは例年クジ運が強かったのに今年は1位の高橋、2位の東海大相模の小笠原投手と連続で外すことに。どちらかを引き当てるか、1位で熊原を指名するかしていたら、横浜は1位が駒大の今永投手だったので、同じ左投手の上原はそのまま広島の2位まで残った可能性もあるかと思うと、ちょっと残念だったりはしました。さすがに無理は無理な話ではありましたが。
それにしても今年は「上位で指名される」と思われた選手がなかなか指名されなかったです。さすがに2位まででどこかが獲ると思われてた慶応大の「高橋由伸2世」こと谷田外野手が指名漏れしたのは驚きました。むしろ広島もチェックしてたから4位で残ってれば指名すればよかったのに。ただ慶応の選手ということであまり下位で指名するのも気が引ける、というのはわかる気もしました。毎年こんな感じで指名されない選手はいるものですが。
なんとなくどこの球団を見ていても、「2位から独自路線」という動きが結構あたような気がします。
今年の勝ち組は挙げるのが難しいかもしれませんが、高橋を引き当てて全員高校生でいい選手を揃えたソフトバンク、外れ1位に東海大相模の小笠原投手を引き当ててから即戦力を揃えた中日、今永熊原と実質ドラフト1位を2人獲れた横浜、同じく即戦力候補の明治大の吉田外野手とパナソニックの近藤投手を1,2位で獲ったうえに高校生でもトップクラスの東海大相模の吉田凌投手と仙台育英の佐藤世那投手を獲ったオリックスあたりはかなり成功の部類なのではないでしょうか。
広島も1位で岡田投手が獲れたあと、2位で力のある球で押す横山投手、3位で制球力もあり潜在能力の高い花巻東の高橋樹也投手と獲れたのはよかったと思います。そこから3人は社会人で各ポジション、7位に大砲候補の山形中央高の青木内野手と獲れて、結構バランスはよかったかもしれません。
ただ来年に向けた即戦力として、もう少しパワーピッチ型の右投手を上位で獲ってもよかったのではないかとは思いました。候補に挙がってた楽天5位のホンダの石橋投手とか、西武6位の本田投手とか、将来を考えたときに素材として素晴らしいオリックス5位の吉田凌投手とかを4~5位で狙えたんじゃないかと思いました。この順位では王子の船越捕手、西川内野手を指名しましたが、彼らをもう少し下の順位で考えてもよかったかも、とか。
もちろん球団側が評価しての指名ですし、外から見てる素人と実際に指名するプロとの間には大きな違いがあることは今回は特にはっきり出たわけですが、なんとなく「終わってみれば惜しかったかも」と思える部分はこのあたりでした。
ともあれ、全体的には上位3人の時点でほぼ充分な内容だったので、よかったと思います。この人数だったら追加の戦力外通告とかはないかもしれません。キャッチャー獲ったことを考えたら来年は少々ありそうですが。
少なくとも去年みたいに荒れないで済みそうなのは助かりましたw
明日はフライデー行くか迷ってます。明後日PWCだから早めに帰っていいかもしれないです。そろそろ行きたくもあるんですが、さて。
では今回はこのへんで。
コメント
いくら左の先発がいないからって、早くも先発ローテーション入りを明言するとか、
新監督の黒い海坊主のヤツ、大丈夫かよ。
ここ最近、上位で獲得した左腕がまだ出てこないうちに…
ウチの2位:熊原
152km/hの速球が武器の本格派―――ウチ、このタイプの投手ばかりで、バリエーション不足。
番長、加賀、林昌範の3人ぐらいしか、非・速球派がいない。
みんな、最速150km/h以上で課題が制球って投手ばかり。
しかし、この身長で152km/hも出すってのは、正直いきなり故障しそうで怖い。
三嶋も低身長で速球投げてたら、やっぱり無理が来ましたからね。
広島6位:仲尾次オスカル
とりあえず、絶対に名前忘れないw アンドレも探してこなきゃ…
>即戦力として、もう少しパワーピッチ型の右投手を上位で獲っても
アマ評価だとしても、上位で獲るならコマンドピッチャーや軟投型でしょう。
なぜなら育成するのが大変だからです。
その点、パワーピッチャーは、上位で獲っても下位で獲っても、剛速球だけど制球がちょっと…
という選手が多いです。
パワーピッチャーが、アマ時代に変化球をいろいろ覚えてると、それだけで価値が下がります。
それ以上の肉付けが難しくなるからです(ウチの山口俊がイイ例)
とりあえず、ドラフトにかかるパワーピッチャーは、150km/h前後が出るのは前提で、
下位指名ほど評価が低い=別の言い方をすれば、ただ速いだけ。
ただ、ミット目がけて真っ直ぐしか投げられない投手の方が、いろいろ肉付けできます。
投球フォームを固めて、制球をある程度、整えたら、
1. 球速を活かしたツーシーム、カットボール、シンカーなどの、ムービングパワータイプ
2. 真っ直ぐとスライダー、チェンジアップ(またはカーブ)の3球種のみの典型的パワーピッチャー
3. 真っ直ぐとフォーク(またはスプリット)、要所で軽めのカーブを混ぜる野茂・佐々木タイプ
上位評価されるパワーピッチャーは、最初からスライダーやフォークを持ってたりしますが、
プロで通用しないレベルだったら、一度リセットして、もう一度習得する必要があります。
それなら、同じ剛速球を投げられるけど、変化球を投げられないタイプの投手を2~3人獲って
違うタイプのパワーピッチャーをそれぞれ育成するのがベターだと思います。
まあ、コーチの手腕に左右されますが…
パワーピッチャーは球種が少ない方が有利なので…(球速の衰えが遅くなる)
あ、でもコレだと即戦力じゃないや;
江川=カーブ、野茂=フォーク、佐々木=フォーク、M・リベラ=カットボール
ランディ・ジョンソン=スライダー+カーブ、トレバー・ホフマン=パームボール
ロジャー・クレメンス=若い頃は真っ直ぐのみ などなど…
横浜の場合はノーコン速球派が多いからパワーピッチャーじゃない方がいいのかもしれないですけど、広島の場合は球威で押せない投手けっこう多いので速い投手の方がいいと思ってます。「速い球を投げられるのも才能」という言葉を身に染みて感じます。高校生ならスピード出なくても後から伸びますけど、それ以外だとなかなかスピード上がらないですから。
そのあたり、スカウトの見方もいろいろあるんでしょう。
三嶋は広島戦になると毎回好投するのがどうしても解せない・・・。
>球威で押せない投手けっこう多いので速い投手の方がいいと思ってます。
野球哲学:
球速と球威は比例しない。
例:ロイヤルズのヨーダノ・ベンチュラ 24歳 平均158km/h 最速164km/h 14被弾
例:ジャイアンツのティム・ハドソン 40歳 平均139km/h 最速145km/h 13被弾
>高校生ならスピード出なくても後から伸びますけど、
>それ以外だとなかなかスピード上がらないですから。
野球哲学:
球速はトレーニング次第で、年齢問わず(アラフォーはさすがに厳しい)上がる。
球速が上がらないのは、適切なトレーニングを行っていないから。
例:長谷川滋利(28歳で移籍) オリックス時代:144km/h マリナーズ時代:152km/h
例:斎藤隆(36歳で移籍) 横浜時代:146km/h ドジャース時代:154km/h
要するに、コーチ次第だよ。
外国人打撃コーチはいるけど、外国人投手コーチっていないよね。
現役時代パワーピッチャーだったメジャーリーグのコーチ呼べば、球速も球威も上がる。
投手コーチと言うより、むしろトレーニングコーチかな?