今年もそろそろ開幕じゃのう
2016年3月23日 野球 コメント (2)桜が開花した。それはすなわち「開幕」を意味する>挨拶
今日放送があったRCCテレビのカープ開幕直前特番で聞いた言葉です。なんか凄く響きました。
こちらでオンデマンド配信やってるので見てます。3月31日までらしいので興味のおありの方はぜひご覧ください。
http://www.rcc-tv.jp/2016/0323carp/
今日は各球団で一軍登録選手が発表されました。明後日はいよいよペナントレース開幕というわけですが、「開幕シリーズはこのメンバーでいく」という話になってきました。
とりあえず他球団についてはそこまで詳しく調べたわけではないので的外れなことを書かないように、例によってカープの話しか書きませんw
今シーズンについては、全体的には戦力は揃ってるとは思うんですが、今の段階でいうと結構不安も多いです。
先発については大瀬良が肘の違和感で離脱し(診断は右肘の内側側副靭帯の部分損傷)出遅れてます。現在のところ練習も再開していて、順調にいけば5月には戻ってこれそうという話です。なのでそれまでは先発に少し不安があったりします。
先発は開幕投手のジョンソンから黒田、福井、野村、横山、岡田で回していくことになりそうです。ジョンソンは順調、福井は去年から更に進化しているように見えますが、黒田がオープン戦で終盤にかけてもやや不調気味、野村も最近のウエスタンリーグでは好投しているもののオープン戦では結構失点しているなど、実績組の4人もまだ万全とまではいっていません。ジョンソンと福井が軸になって、他の投手の調子が上がってくることを期待したいところです。黒田は試合を重ねていったら立て直せると思いますが、野村はいいときは完全に抑えられるけど崩れ始めたら修正が難しいという点もあります。ここ最近はピンチでも粘れるようになってきましたが、彼が主力でローテ回ってくれるとチームとしてはかなり助かりそうです。
ルーキーの2人について、横山は変化球は多彩でコントロールもいいものの軸になる直球に安定するかどうか、岡田は逆にストレートに威力はあるものの変化球、特に決め球にまだ乏しいという、対照的な課題があります。現時点の総合力では横山の方が上なので優先的に起用されそうです。
大瀬良が最初いないということで少し厳しいかとも思われますが、実は今年の日程を見ると、開幕2週目に6連戦があったあとは4月末までは週に5試合しかないスケジュールになっていて、実質先発は5人でも足りるという話になってます。そういう意味では意外と助かっているところがあると考えられます。
岡田は恐らく3カード目に先発することになるでしょうが、その後はともすれば6連戦になるまでは二軍に行って佐々岡コーチにいろいろ教わってくる方が得策かもしれません。やっぱり見ていると素材型なのは間違いないので、熟成する時間もあった方がよさそうではあります。
リリーフについては、今年は抑えの中崎が去年に続いて安定感があり、その前のセットアッパーはジャクソンが結果を残し続けているため、最後の2イニングは安心して任せられそうです。7回までの投手について、今のところ中田、今村がそこそこ抑えられていて、何よりも新人のオスカルが好投を続けています。彼らで回していけばリリーフ陣も期待できそうです。もちろんシーズン通して考えるといずれ波は起こってくるものですが、それまでの間に無理使いしないようにすれば乗り切れると思います。一岡が三軍に行っててまた肩の調子が良くないという話もありますが、彼が今年投げられるかどうかも気になるところです。
そして打線について。去年のメンバーでは「サードとライトが固まらない」という弱点が残っていたところ、今年はサードとしてルナを獲得、さらに外野陣によるライト争奪戦もかなり激しくなっていましたが、ここにきて全員揃って不調のためにメンバーを決めあぐねるという実に困った事態になってきました。
サードについてはさすがに実績のあるルナはしばらく使い続けると思いますが、こちらも新人の西川が打撃に守備にいい結果を出していますし、さらに安部もよく打っている、二軍では堂林も育成しているということもあり、ルナの不振があまり続くようなら切り替える選択肢も出てきそうです。
外野については筆頭候補だった鈴木誠也が怪我で離脱したのが痛かったです。そして打撃面では一番リードしていたと思われた松山が全然打ててなく、2月下旬には好調だった天谷も3月の途中から当たりが止まり、数字では野間がリードしているものの内容は当たり損ないの打球が内野安打になっている、と、いまひとつ決め手に欠けます。今年一軍に残った下水流も長打は見せていますが、確実性ということを考えるとオープン戦で打率が2割切っているので、結構判断が難しいです。やっぱり長打力は魅力だし、一軍の投手に慣れていったら結果は出せそうなので、今の状態だったら下水流スタメンでいいんじゃないかと思ったりはするんですが、他のメンバー見ていると田中と丸以外が全員右打者なためにライトには左打者を置きたいかな、とも思ったりします。それにしても下水流だけ右打ちで残りは全員左打ちって・・・w 誠也は右ですけど、結局のところは「誰が打てるか」次第になりそうです。
本音を言うと西川がライト守れるなら決定なんですけど、もともと二遊間の選手なうえにサードにも挑戦しているので、これ以上のポジションは難しそうです。オープン戦の打撃を見ていると内容はかなりいいのでぜひ実戦でも見たいところではあるんですが。もし田中あたりが不調になったらかわりに起用してもよさそうに思えました。
今年は田中、菊池、丸の1~3番で始まることになりそうですが、オープン戦の最後になって彼らが調子を上げてきたのは好材料です。丸はずっと好調でしたが、菊池が最後に打てるようになったのは大きいです。ルナが不調、エルドレッドも最初ホームランを連発していたものの最近ちょっと当たりが止まっているのが気になりますが、このあたりが最低限の犠牲フライででも点を取れるようになってくれれば、チームとしても助かるところです。本調子になってくればこれほど頼れる存在もないです。
続く6番は新井になりそうです。オープン戦の終盤にホームランを3本放つなど一気に調子を上げてきたようでしたが、日曜の試合で柳田の打球を右手親指に当てて下がるという、心配な状態になっていました。診断の結果は打撲で、昨日にはもう打撃練習を再開していましたが、これが尾を引かないことを祈るばかりです。去年はホームラン7本に終わったことで今年は長打を意識するということでしたが、もしルナ、エルドレッドがあまり調子が上がらないときに新井が好調になってきたら、4番か5番に昇格することも充分に考えられます。極端なことを言うとこの3人は調子次第でどんどん入れ替えていいと思ってます。
7番がライトの争いを制した選手になりそうですが、鈴木誠也はこの金曜から二軍戦で復帰するそうで、そこの内容次第ではすぐ上がってくるかもしれません。もし7番まで「打てる選手」が揃ったなら、打線はかなり強力になりそうです。
8番のキャッチャーは投手との相性で石原と會澤になりそうですが、石原が好調、會澤が打つ方があまり良くないので、今後はどうなるかが気になります。コリジョンルールの採用で「キャッチャーに警告が2回宣告されたら退場」ということもあってか3人目に磯村が登録されていますが、状態次第では彼が使われるかもしれません。會澤が打てるなら右の代打としても使えますし。
そんなわけで、一応ライトのレギュラー以外のメンバーは揃ったものの、まだ本調子ではない、というのが現状です。ただそれでも一応困るほどではないとは思います。シーズン始まってから何かを掴む選手も出てきますし、何しろ若手が多いので、いつそんなことが起こるかも楽しみです。
うーん、なんかまとまってないw
とりあえず離脱組も含めてメンバーが全員揃ってからが勝負になりそうです。それまでにいい形を作れるようになれば。
では今回はこのへんで。
今日放送があったRCCテレビのカープ開幕直前特番で聞いた言葉です。なんか凄く響きました。
こちらでオンデマンド配信やってるので見てます。3月31日までらしいので興味のおありの方はぜひご覧ください。
http://www.rcc-tv.jp/2016/0323carp/
今日は各球団で一軍登録選手が発表されました。明後日はいよいよペナントレース開幕というわけですが、「開幕シリーズはこのメンバーでいく」という話になってきました。
とりあえず他球団についてはそこまで詳しく調べたわけではないので的外れなことを書かないように、例によってカープの話しか書きませんw
今シーズンについては、全体的には戦力は揃ってるとは思うんですが、今の段階でいうと結構不安も多いです。
先発については大瀬良が肘の違和感で離脱し(診断は右肘の内側側副靭帯の部分損傷)出遅れてます。現在のところ練習も再開していて、順調にいけば5月には戻ってこれそうという話です。なのでそれまでは先発に少し不安があったりします。
先発は開幕投手のジョンソンから黒田、福井、野村、横山、岡田で回していくことになりそうです。ジョンソンは順調、福井は去年から更に進化しているように見えますが、黒田がオープン戦で終盤にかけてもやや不調気味、野村も最近のウエスタンリーグでは好投しているもののオープン戦では結構失点しているなど、実績組の4人もまだ万全とまではいっていません。ジョンソンと福井が軸になって、他の投手の調子が上がってくることを期待したいところです。黒田は試合を重ねていったら立て直せると思いますが、野村はいいときは完全に抑えられるけど崩れ始めたら修正が難しいという点もあります。ここ最近はピンチでも粘れるようになってきましたが、彼が主力でローテ回ってくれるとチームとしてはかなり助かりそうです。
ルーキーの2人について、横山は変化球は多彩でコントロールもいいものの軸になる直球に安定するかどうか、岡田は逆にストレートに威力はあるものの変化球、特に決め球にまだ乏しいという、対照的な課題があります。現時点の総合力では横山の方が上なので優先的に起用されそうです。
大瀬良が最初いないということで少し厳しいかとも思われますが、実は今年の日程を見ると、開幕2週目に6連戦があったあとは4月末までは週に5試合しかないスケジュールになっていて、実質先発は5人でも足りるという話になってます。そういう意味では意外と助かっているところがあると考えられます。
岡田は恐らく3カード目に先発することになるでしょうが、その後はともすれば6連戦になるまでは二軍に行って佐々岡コーチにいろいろ教わってくる方が得策かもしれません。やっぱり見ていると素材型なのは間違いないので、熟成する時間もあった方がよさそうではあります。
リリーフについては、今年は抑えの中崎が去年に続いて安定感があり、その前のセットアッパーはジャクソンが結果を残し続けているため、最後の2イニングは安心して任せられそうです。7回までの投手について、今のところ中田、今村がそこそこ抑えられていて、何よりも新人のオスカルが好投を続けています。彼らで回していけばリリーフ陣も期待できそうです。もちろんシーズン通して考えるといずれ波は起こってくるものですが、それまでの間に無理使いしないようにすれば乗り切れると思います。一岡が三軍に行っててまた肩の調子が良くないという話もありますが、彼が今年投げられるかどうかも気になるところです。
そして打線について。去年のメンバーでは「サードとライトが固まらない」という弱点が残っていたところ、今年はサードとしてルナを獲得、さらに外野陣によるライト争奪戦もかなり激しくなっていましたが、ここにきて全員揃って不調のためにメンバーを決めあぐねるという実に困った事態になってきました。
サードについてはさすがに実績のあるルナはしばらく使い続けると思いますが、こちらも新人の西川が打撃に守備にいい結果を出していますし、さらに安部もよく打っている、二軍では堂林も育成しているということもあり、ルナの不振があまり続くようなら切り替える選択肢も出てきそうです。
外野については筆頭候補だった鈴木誠也が怪我で離脱したのが痛かったです。そして打撃面では一番リードしていたと思われた松山が全然打ててなく、2月下旬には好調だった天谷も3月の途中から当たりが止まり、数字では野間がリードしているものの内容は当たり損ないの打球が内野安打になっている、と、いまひとつ決め手に欠けます。今年一軍に残った下水流も長打は見せていますが、確実性ということを考えるとオープン戦で打率が2割切っているので、結構判断が難しいです。やっぱり長打力は魅力だし、一軍の投手に慣れていったら結果は出せそうなので、今の状態だったら下水流スタメンでいいんじゃないかと思ったりはするんですが、他のメンバー見ていると田中と丸以外が全員右打者なためにライトには左打者を置きたいかな、とも思ったりします。それにしても下水流だけ右打ちで残りは全員左打ちって・・・w 誠也は右ですけど、結局のところは「誰が打てるか」次第になりそうです。
本音を言うと西川がライト守れるなら決定なんですけど、もともと二遊間の選手なうえにサードにも挑戦しているので、これ以上のポジションは難しそうです。オープン戦の打撃を見ていると内容はかなりいいのでぜひ実戦でも見たいところではあるんですが。もし田中あたりが不調になったらかわりに起用してもよさそうに思えました。
今年は田中、菊池、丸の1~3番で始まることになりそうですが、オープン戦の最後になって彼らが調子を上げてきたのは好材料です。丸はずっと好調でしたが、菊池が最後に打てるようになったのは大きいです。ルナが不調、エルドレッドも最初ホームランを連発していたものの最近ちょっと当たりが止まっているのが気になりますが、このあたりが最低限の犠牲フライででも点を取れるようになってくれれば、チームとしても助かるところです。本調子になってくればこれほど頼れる存在もないです。
続く6番は新井になりそうです。オープン戦の終盤にホームランを3本放つなど一気に調子を上げてきたようでしたが、日曜の試合で柳田の打球を右手親指に当てて下がるという、心配な状態になっていました。診断の結果は打撲で、昨日にはもう打撃練習を再開していましたが、これが尾を引かないことを祈るばかりです。去年はホームラン7本に終わったことで今年は長打を意識するということでしたが、もしルナ、エルドレッドがあまり調子が上がらないときに新井が好調になってきたら、4番か5番に昇格することも充分に考えられます。極端なことを言うとこの3人は調子次第でどんどん入れ替えていいと思ってます。
7番がライトの争いを制した選手になりそうですが、鈴木誠也はこの金曜から二軍戦で復帰するそうで、そこの内容次第ではすぐ上がってくるかもしれません。もし7番まで「打てる選手」が揃ったなら、打線はかなり強力になりそうです。
8番のキャッチャーは投手との相性で石原と會澤になりそうですが、石原が好調、會澤が打つ方があまり良くないので、今後はどうなるかが気になります。コリジョンルールの採用で「キャッチャーに警告が2回宣告されたら退場」ということもあってか3人目に磯村が登録されていますが、状態次第では彼が使われるかもしれません。會澤が打てるなら右の代打としても使えますし。
そんなわけで、一応ライトのレギュラー以外のメンバーは揃ったものの、まだ本調子ではない、というのが現状です。ただそれでも一応困るほどではないとは思います。シーズン始まってから何かを掴む選手も出てきますし、何しろ若手が多いので、いつそんなことが起こるかも楽しみです。
うーん、なんかまとまってないw
とりあえず離脱組も含めてメンバーが全員揃ってからが勝負になりそうです。それまでにいい形を作れるようになれば。
では今回はこのへんで。
コメント
後ろ2人が即戦力とは言え、完全に未知数なので不安ですね。
どちらかを薮田、飯田に替えた方がいいような気がしないでもなく…
岡田は150km/h超の速球主体で持ち球6球種の本格派・速球派。
対して、横山は小宮山タイプの技巧派・グラウンドボーラーなので、
ゲームメイキング能力としては横山のが長いイニングを任せられそうですね。
グラウンドボーラーってのは基本的に、本調子じゃなくてもゲームを作れる
能力が備わっているので、ジョンソン、黒田、横山は悪いなら悪いなりの結果を残せるので
後は守備陣を信じるだけです。
>ライト
今の今さらなんですけど、エルはアメリカでは一塁兼ライトだったんですが、
何で日本ではレフトなんでしょう? 向こうでのレフト経験はマイナーでちょっぴり程度のハズ。
こんなときのプライディなのに使えないのがもどかしい…
余談ですけど、ルナは非常に良い環境になって好調を維持できそうです。
ルナは、レッドソックス時代、パイレーツ時代のマイナーで、ジョンソンと同僚でしたし、
プライディとはフィリーズで同僚。しかも、フィリーズでは同時期にメジャーにもいました。
しかも、フィリーズのマイナー時代に、パイレーツ時代のジョンソンと当たってるようです。
(当時のジョンソンはリリーフなので確定ではない)
ルナからすれば、来日前の数年間、同僚または対戦相手だった2人がいるのは
同郷で初対面の選手より心強いかと。(今年はドミニカ人はルナだけ)
ちなみに、ルナが来日後も、ジョンソンとプライディは同階級の同一リーグになって
エースと1番打者だったので確実に対戦してますね。
―――ってことも加味して、今年の首位打者はルナと予想してます。
余談でしたm(__)m
飯田はリリーフで使われてますけど、決め球になる変化球が欲しいというのは同じところです。薮田については体力強化目的(か故障)で三軍に行ってから全然実戦で投げてないです。
現時点では横山が一番ゲームを作れそうですが、最速で150キロまで出る直球が制球と威力がともに安定してないという意外な一面があります。他の投手が伸びてくるのとどっちが先かというのは楽しみでもあります。
エルドレッドは最初はライトで使われてたはずなんですけど、いつの間にかレフトで使われることが多くなって定着しました。松山と同じく「ライトならいいプレーも多い」イメージがあったんですけど、比べると守備範囲の広そうな選手をライトに置きたいってことなんでしょうか。今にして思えば野村前監督のときに「堂林をライトで使えるオプション」を用意したこともエルドレッドをレフトに回す(=ライトを空けておく)一因になってたのかもしれません。
2013年のクライマックスシリーズでは甲子園でのレフトで大ファインプレーがあったので今はレフトでもいいとは思ってますが。
ルナはキャンプ初日でチームに馴染んだっていう話があったので安心しましたw 外人選手だけでなく日本人選手とも仲がいいみたいですし、ドミニカンの育成選手にもアドバイスしてたりという話もあります。現時点ではまだ本調子ではなさそう(去年までオープン戦は毎年3割越えてたのに今年は.231で止まったり)なのは気になるところですが、調子が上がってきたら頼れる存在になりそうです。球団もスペイン語の通訳をつけるなど、いつになく好待遇ですし。
これまでも怪我だったり疲れがたまったりしたら成績を落としてたみたいなので、そのあたりを首脳陣がケアしてほどほどに休ませてくれればと思います。
アメリカ時代にも各選手と交流ありそうですね。面白いお話をありがとうございました。