脅威はいまだ完全には去らず>挨拶


今日も暖かい一日になりました。それにしても最近って風が強い日がかなり多いですよね。今日もそのせいか予想以上に花粉症が出てきた気がします。
もうそろそろシーズンは終わりますけど、例年の数倍飛んでるというだけあって、簡単には終焉しそうにないです。


今日は少し出かける用があったんですけど、地元だけですぐ終わるので野球見る前にするか後にするかで迷いました。なんでナゴヤドームのデイゲームって15時開始なんだろ・・・他の球場みたいに13時半とか14時にしてくれるとその後の予定も考えやすいのに。前からこの中途半端さは気になってます。

それはおいといて、今日の試合。

広島の先発今村はいきなり4点取られました。確かに見てて制球もよくなかったですけど、正直な感想としては倉のリードが悪かったように思えました。

今村は球速表示以上に威力のあるストレートと多彩な変化球をストライクゾーン内に散らして攻める投手なのに、同じような球を同じようなコースに続けて要求するもんだから、前の球を見逃して「しまった」と思ってるバッターにわざわざリベンジのチャンスを与えて狙い打たれてました。それでもランナー出しながら最少失点に抑えるピッチングをしてましたが、小山に出会い頭のホームラン打たれて3点取られたのが痛かったです。
ホームラン自体はともかく、それ以外のランナーを出したのはリードミスだと思っているので、見ててもったいないと思いました。

3回からはちゃんとボールを各種散らし始めたんですが、見てて打たれる気がしなかったです。5回表にチャンスで回ってきて代打を出されたのは流れからして仕方ないんですが、続投してたら普通に7回くらいまでは投げられたと思います。


対する中日の先発は川井。正直見ててかなり打ちづらそうでした。
というのも、110キロ前後のスローカーブ、120キロ前後のスライダー、130キロ前後のフォーク、140キロ前後のストレートと、タイミングが全部違う球を巧みに操って広島打線を翻弄してました。見てて全部の球のタイミングが異なるので、的を絞るのがかなり難しそうでした。

それでも5回に制球を乱してフォアボール連発のあと、倉のサードへの強い当たりを森野が弾いて2点、今村の代打小窪のタイムリーで1点、ワイルドピッチで1点取り、同点に追いつきました。正直ラッキーな部分もありましたけど、よくここまで点を取れたと思います。

ここから先は両者ともリリーフ勝負へ。広島としては上野、梅津が好投しました。
上野はシーズン始まってから打たれた試合が多かったですが、今日は球威もあり変化球のキレもありで素晴らしい投球でした。恐らくオープン戦のときはこんなピッチングで好投してたんだろう、と思わせるものがありました。いつもなら回またぎが気になるところですけど、今日は全く危なげがなかったです。ただ本来なら回を跨ぐと危険なことも多いので、調子がいいとき以外は1イニング限定で起用したほうがよさそうにも思えます。

梅津も7回はきっちり抑えてました。ブラウン監督時代のいいピッチングに少しずつ戻ってきているように思えます。
ただ、やっぱり回を跨ぐのはよろしくないようで。イニングの頭から1回限定で登板すること、連投は2試合までに留めること(1日投げたら次の日は休ませるのがベスト)、この2点を守っておけば、7回の1イニングを任せることはできそうに思えます。


今日は結局先に点を取られて負けたんですけど、いい勝負しながら敗因として挙げられる点が2つ。

ひとつは8回の継投。先ほど書いたように前の回から梅津を続投させ、先頭の井端にヒットを打たれてから青木に交替、青木は森野に送りバントをされてからシュルツに交替。シュルツは和田に決勝打を打たれた、という流れでした。
この場面。正直言って無駄に動きすぎたと思います。

8回裏の守備の時点で、相手の打順が井端からというのはわかっていたはず。つまり「青木をワンポイントで使うとしたら、その次にシュルツを持ってくる」ところまで計算できたと思います。なら、「回の頭からシュルツに登板させる」という選択でよかったんじゃないでしょうか?

これだけ書くと結果論とも取れますけど、これは僕の中でひとつの持論があり、それに基づいた考えからきています。
その持論とは、「リリーフ投手は、1人が1イニングにつき1本はヒットを打たれるもの」というものです。

これまでの広島投手陣を見ていると、「1イニングを3人で抑える」というのはそう簡単ではなく、「1人2人出してもランナーをホームに帰さずに回を終える」パターンが非常に多いです。どの球団でも言えることですが、「必ず三者凡退で終わらせる投手」なんてそうそういません。むしろそんな投手がいたらとっとと抑えに据えるべきです。

リリーフ投手が1イニングを投げる(=3アウトを取る)間に1本くらいヒットを打たれたといって、別に怒るほどのことでもなんでもありません。むしろ中軸相手に登板してヒット一本で抑えたら充分に「好投」という表現をしていいと思います。

ただ、これが、「1イニングに何人も投手を交代したら」、どうなるでしょう?

この理論でいくと、「1イニングに3人の投手を登板させれば、3本はヒットを打たれる」計算になります。「1イニングにヒット3本打たれる」ということは、余程のことがない限り「1点は取られる」計算になります。終盤の勝負どころになれば俊足の選手を代走に起用できるので、序盤よりもさらに可能性は高いです。

そう考えると、1イニングは1人の投手に任せるほうが得策、ということになります。

実際に今日の試合は、青木が送りバントひとつで交替していることもあって、ヒット2本打たれてるだけなんですよね。それも1人が1本ずつ。

前も書いたかもしれませんが、広島の場合は「回を跨いでも崩れないリリーフ投手」はかなり珍しく、また「回の途中から登板した場合、自分が出したランナーはホームに返さないけど前の投手が出したランナーは返す投手」がかなり多いですw おかげでシュルツは登板してから点を取られることは多いもののいまだに自責点がゼロですしw(エラー絡みのときもありましたが)

こういう特徴を理解していれば、リリーフ勝負になっても失点を防ぐ方法はいくらでもあるわけです。恐らく現場の首脳陣は理解してないけど、長く見てきたファンなら気付いている点だと思います。

それから左右にこだわりすぎて、右打者も抑えられるようになった青木を無駄遣いしずぎです。どうせ起用するなら1イニングは任せる、8回までに登板機会がなくてここではシュルツを起用したならその日は休ませる、といったように、しっかり起用にメリハリをつけるべきだと思います。そうすれば無駄に疲れることもなく、いい調子を持続させることにも繋がるはずです。


もう1つの点は不調の岩本の扱いです。
今年の岩本は去年から進化しようとしてフォームを改造していますが、今は結果が出ずになかなかヒットも打てなくなってます。
詳しい人から見れば「頭が動きすぎる」「軸がズレてる」などの指摘があります。この点はあまり詳しくないので何も書くつもりはありませんが、見ていて一番感じるのは「本人がフォームに自信を持てていない」ことです。

去年の後半から出てきたときは二軍で好成績を残してきたこともあって、「この形でやってやる」という自信が見えました。事実その結果は素晴らしく、シーズンの半分くらいしか出場していないのにホームランはチーム2位タイの14本を記録。今年に飛躍を期待させました。
今は自信がないためにしっかり球を見ることができず、ボール球を追いかけて引っ掛けたり三振するパターンが多いです。どうやらタイミングが取れてないようで。

「1試合にチャンスは3回訪れる」という野球格言があるんですが、今日はまさにそうでした。そしてそのチャンス全部で岩本に打順が回ってきて、全部凡退してます。
打率を考えて3回のうち1回でもヒットが打てていれば、もう1点を先に取って勝てていた試合だと思えたので、非常にもったいないと思います。

首脳陣からすると「岩本は将来の主軸、あわよくば4番に据える」ことを期待しているので調子が悪くても起用は続けるつもりでしょうけど、同じポジションで結果を残してる選手が多く出ているのに調子の悪い岩本を使い続けることはチームとしてもいい方向にはいかない気もしてきます。
特に今年ブレイクしてきた丸の場合、他の選手と比べても「将来の主軸を期待する」という意味では岩本と同じ立場にいるので、調子の悪い岩本を優先してまで出場機会を奪うことは将来的にもプラスには働かないでしょう。「こういうタイミングで使い続ければモノになるのに、うまく使われないせいで花開かなかった」という選手はいくらでもいます。そんな悲劇を繰り返さないよう、少なくとも今の丸については出場機会をどんどん与えてもらいたいものです。

岩本の場合は自分を見失いかけている部分もあるので、一回二軍に行って朝山コーチとともにフォームを修正してくるのもありだと思います。今でもメンバーは足りてますし、調子のいい選手を使っていくほうがいいと思います。チームの調子がいいときは調子のいい選手を使っていってチームに勝ちグセをつけておかないと、いつまた転落するかわからないのでw 個人も大切ですけどチームも大切です。



さて、明日は横浜PWC行ってきます。紅乃くん、Akkeyさん、いろいろよろしくお願いします。


では今回はこのへんで。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索