たまには動かないのもいいな>挨拶


今日は朝からカープの練習試合見てたんですけど、その後結局出かけない一日になりました。最近ちょっと疲れ気味だったのと、昼間からだと「今から出たら花粉の凄い中に出ていくことになる」って思ったのとあったので、ちょうどよかったかもしれません。本当はどこ行くか考えてる最中に寝ちゃったんですけどw


今日の試合もジョンソンが先発し、打線が繋がって6-1で勝利。試合後には沖縄キャンプの打ち上げで小窪選手会長の音頭で一本締めをやってるところまで見ることができ、いいものが見られたと思います。


さて、今日の打線を見ていると「2016年型カープ打線」という言葉を記事でちらほら見かけたので、ちょっと考えてみたいと思います。

今年のカープは大方の予想通り新加入のルナが現時点でも大きな役割を果たしていることもあって、ポジションと打線が大方決まってきました。去年まではサードとライトだけが埋まってなくてそれ以外はほぼ決まってる感じでしたが、今年はサードにルナが入ると空きはライトだけということになってます。
ライトの候補としては打撃面その他で鈴木誠也がリードしているかと思われたところで怪我をして離脱、ここを松山、野間、天谷、土生など、外野手が総出で争っている状態です。堂林もサードの守備固めなどから出てきてますけどライトで出ていた時期もあり、打撃面でアピールできればここに割って入る可能性も高いです。

とりあえず現状ではライトは置いといて、残りのメンバーだけでもほぼ打線が組める状態になってきました。

今日の試合では1番から菊池、田中、丸、ルナ、エルドレッド、プライディ、新井、天谷、會澤と、DH制があるために候補を試せるオーダーになってます。
現状のところ1番から3番までをどうするか、外人をどうするか、ライトをどうするかという話になっているんですが、上位打線は丸が好調で3番を任せられる状態なので田中と菊池を順番も込みで模索しているところであり、外人選手については最後の方まで競争はさせるもののチームの方針からするとルナとエルドレッドの2人にするのが妥当という形になってきちて、ライトは前述のとおりの争いに誠也が復帰してきてどうなるか、という話になってます。

で、前にも書いた話との組み合わせになってきます。

去年の年末あたりに書いた話ですけど、今年の広島打線は「丸が3番を任せられる打撃状態になるなら1,2番に田中と菊池、4番以降はエルドレッド、ルナ、新井、ライト、キャッチャー」ということを述べました。逆に去年のように」丸に3番を任せられない状態だったら1番に丸を置いて3番からルナ、エルドレッド、新井、ライト、田中、キャッチャー」ということも書きました。ライトは争いを誰が勝ち抜くかで打順も少し変わってきそうですが、キャッチャーについてはピッチャーとの相性で石原と會澤の併用、ともすれば磯村やキャンプの序盤に打撃で猛アピールをしていたものの途中で怪我で離脱した船越も含めてやりくりすることになりそうです。

そしてこれを書いていたときの考えとして、「エルドレッドは4番に置くのが適している」「ルナには3番を任せられる」というものがありました。去年ルナは中日では4番を打っていたものの、タイプとしては4番よりも前後の打順の方がいいというドラゴンズファンの方の意見もたびたび目にしました。

それを受けて、今年のこの「3番丸、4番ルナ、5番エルドレッド」の打線です。
プライディもようやく当たりが出てきたところですが、エルドレッドは一昨年にホームラン王を獲った長打力は今年も健在、ルナに至っては器用に打ち分ける技術に加えて「ランナー三塁になったら簡単に犠牲フライで1点を取れる」という点も含めて、今年のチームには欠かせない選手になってきそうです。投手についてもリリーフを任せるジャクソンが3試合完全投球中、ジョンソンが先発の柱になると考えられているため、外人選手はこの4人で枠が埋まりそうです。プライディとヘーゲンズは誰かにアクシデントがあったときの出番になりそうです。

今年の打順はまだ模索中で、丸を1番に置く打順なども今後考えていくでしょうけど、今日の試合を見ていても新井はチャンスで回ってきたときにランナーを返す役割に長けているので、丸を3番に置く打順になるなら6番に新井を置いておくのが打線としても強そうです。

そうなると、「ルナとエルドレッドの打順はこのままなのか」という話になってきます。

もちろん今後試していくうえで変わってくることもあるでしょう。そして本来の「4番打者」というタイプでいくと、4番にエルドレッドを据える方がしっくりきます。

ただ、今年の今のところの「4番ルナ、5番エルドレッド」は結構ハマるんじゃないかという気もしてきました。
というのは、「丸、ルナという3番打者が2人並んで、4番のエルドレッドから続く打者がそれぞれ1つずつ後ろに下がっている」という考え方ができるからです。

もしかしたら「4番がホームランでランナーを返す」というのは既に古い考え方なのかもしれないですけど、少なくとも2年前は2番菊池、3番丸が作ったチャンスで4番のエルドレッドが得点を稼ぐという形ができていました。今年のエルドレッドも当然その役割は期待できるんですが、最近の試合を見ていると「丸、ルナの2人の3番打者で得点を挙げつつチャンスを広げ、エルドレッド、新井で返して大量点に繋げる」という攻撃もできそうな気がしてきたわけです。
やっぱり見ていると今年はルナが点に絡むシーンが既にかなりあります。そして確実性という意味ではエルドレッドよりも上のように思えます。ならば「3番までで作ったチャンスをモノにする」という意味で、ルナを先に置いておくのは理に適っているように思えます。

もちろんここから先がどうなるかはわかりませんが、監督にもこの意図があるなら、今後の打線も楽しみになってきます。
かつて2004年あたりに、各球団で「1~3番が活躍して得点を挙げる」という時期がありました。阪神は「今岡、赤星、金本」、中日は「荒木、井端、福留」で、この形を崩さないままシーズンを上位で終えました。対する広島も「緒方、嶋、ラロッカ」といういい形が作れていたのですが、嶋が首位打者を獲るほどの大活躍、ラロッカが40本塁打を放つ長打力を見せつけたこともあって、山本浩二監督が2番に一人(木村拓也か東出か)を挟んで3,4番に嶋、ラロッカを置く打線にしました。結局この1~3番の打線の繋がりが2番打者に分断される形となり、広島は失速していった記憶があります。もしあのまま打線の組み方を変えなければというのは今でも思います。

そうすると、「いい流れの打線が組める」ようになっていたなら、それを大事にすることは大きいことなのではないかと思います。去年のヤクルトが2番川端の攻撃的な打線を組んだらそこから山田、畠山と打撃三冠を獲った打者が3人並ぶ最強の打線を組み上げましたが、それだけ「いい流れの攻撃」ができていた、という話になります。少なくとも今のところは3番丸、4番ルナ、5番エルドレッドの流れはいい形になっているので、不具合が出てくるまでは続けてみてもいいんじゃないかと思いました。今日なんかルナから始まった回に4連打と犠牲フライで3点を挙げてますし、シーズンに入ったら2アウトから丸、ルナが出塁してエルドレッド、新井が返すという形も作れそうに思いました。


今日でキャンプは打ち上げ、開幕まではオープン戦でいろいろ試していくことになりますが、いい成果を挙げられるように願ってます。


では今回はこのへんで。

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