「投手がランナーを二塁に背負って投げる」と言っても、投手がランナーを二塁ベースに背負い投げしてるわけではありません>挨拶


暑い日が続きますね。時節としてはもう「残暑」扱いなはずなのに、むしろ本格化してきたような気すらw

今日も炎天下の中をいろいろ回ってきたんですけど、今って昼間に日なたを5分歩くとそれだけで危険を感じますね。もう熱気とか日光とかいろいろ危なくなりかけました。
それほど歩く予定もなかったので、家からお水1リットル用意してきて「さすがに持ってきすぎたか」と思ってたらとんでもない。なんと帰る直前には全部飲みつくしてましたw 驚くほど汗かくわ水飲むわでちょっと油断してたら危険なところでした。

そんなこんなで用事ついでにお店もいろいろ回ってみたんですけど、赤タイタンの値段がやや落ち着いてきたというか、少し下がってきてたように思えました。
買取のところで英語版の数字が消されてるところをよく見たんですけど、円高差益狙いで手に入れた人がそろそろ放出してきてるってことなのかもしれないです。今後は大会で一定以上の結果を残さないとだんだん安くなってくるかもしれないですね。


さて、今日の試合。

昨日の時点でUF杯と迷ったんですけど、途中でニュースチェックしてたら今村が登録されたとのことで、家に帰って正座待機してましたw

投球を見てましたけど、やっぱりいい球投げてましたよ。しかしいきなり(実質)エラー2つで満塁になり、ホームランまで打たれてしまいました。
二軍ではけっこう守備に足を引っ張られての失点があったので、上なら守備が堅いからこの分は抑えられるだろうと思ってたのに、まさか二軍以下の守備を見せつけられるとは・・・
次の回も1点取られて2回で降板してましたけど、正直同情します。野手がきっちり守っていたら普通にそこそこの回まで投げられていたように思えました。

ただやっぱり、ストレートとスライダーだけしかないと厳しいですね。球自体は悪くなかったんですけど、組み立てを考えるのが石原じゃ無理でしたw ストライクを取るのに変化球を投げさせて痛打されてるシーンが目立ったんですけど、今日の球を見ているとストレートをコースに散らして打たせて取る投球を心がけたほうがよかったように思えました。スライダーはできるだけ最後までとっておいたほうが効果的だったような。
今日の結果で次の登板があるかどうかはわかりませんけど、やっぱり落ちる球はマスターしたいところです。フォークでもチェンジアップでもいいから、マエケンか幹英コーチに習ってもらいたいです。他の人だと危険なのでwww 沢崎さんなら大丈夫かな?

にしても今日の試合は、本当に首脳陣が継投プランをまるで考えていなかったために負けたように見えました。
今村が2回で交代するところが計算外だったのかもしれないですが、後続の投手が「本当に準備ができていたのか?」と疑いたくなるような内容で失点を重ねていました。青木高広は1アウトも取れずに5失点。梅津、チュークも失点と続け、ここまできてようやく齊藤を投げさせるとは、ね。

普通に考えるなら、高卒ルーキーの今村が投げるとなると「早い回でのKO」までは可能性として考えるところでしょう。なら今のリリーフ陣の中で唯一長いイニングを投げられる(先発もできるというところからも)齊藤を早い段階で登板させて、イニング数を稼ぐことは考えておかなければいけなかったはずです。

その役目を青木に期待した結果打たれたこと、途中から出た齊藤が抑えたことを考えれば、確かにこれは結果論と言えるかもしれません。ただ病み上がりでいきなり召集された青木と、今期これまで先発も含めて長いイニングを投げてきた齊藤で考えるなら、先発がすぐ降りたあとに試合を作ってくれる確率はどちらが高いかは考えるまでもないでしょう。もともと先発が打たれた時点で半分は「負け試合」なんだし、立て直せれば儲けもの、打たれたら仕方ない、と考えれば、この投手起用は「最初から計画を考えていなかったために起きたこと」と考えていいと思います。
実際今日の投球内容を考えれば、今村のあとに齊藤がすぐ出てきて4~5回くらい投げていれば逆転も狙えたかもしれなかったです。それだけにもったいない試合になったと思います。

今後の齊藤についてですけど、もし先発に戻す気がないなら、水曜の今村と日曜の中田のバックアップ要員として、ロングリリーフに回すのが正解だと思います。
イメージ的には「第二の先発」として、先発した彼らが打たれた場合に続けて数イニングを投げるロングリリーバー、という感じです。水曜に4イニング投げて中3日、日曜に3イニング投げて中2日、先発が好投したらお休み、といった形にすれば、チームとしてもゲームを作る分には悪くないと思います。毎回両方登板してるとさすがにきつそうですけど、あまり打たれるようならそれこそ入れ替えがると思いますので。

それにしてもキャッチャーが石原から倉に変わった途端に点を取られなくなったのは気のせいなのかなぁw


打者に目を向けてみると、今日は梵が4安打と爆発。やや下がり気味の打率を3割に戻しました。盗塁も決めてトップタイ。横浜の石川が離脱している間にどれだけ稼げるかがポイントです。

そして栗原。なんだか内角の球をよける仕草が、えらく球を怖がっているように移りました。なんだか自分のスイングをさせてもらえてないような感じでした。
そして守備でも三塁線の打球をいくつも捕れずに長打にしてしまってました。チームとして考えるなら、栗原をファーストに回してサードに琢朗さんか芳彦を入れるほうが安定しそうに見えます。ただ今期の勝敗を度外視するなら栗原サードで経験を積ませたほうがいいのか?栗原をファーストに戻した方が打撃面でも安定感が出そうな気はするんだけど。

あと今日見たところ、赤松が最近不振になっている理由がわかりました。
スイングがいいときと違っていたのです。

今日見たところ、どの球に対してもバットが大回りしていて、打ったあとのフォロースルーも大きくなってました。いわゆる長距離打者ならスイングが大きくなっているのはいいんですけど、赤松の場合はそれだとポップフライか打ち損じのゴロばかりになって結果が出ないんです。

赤松がヒットを量産できていたときは、体の正面の部分だけ力が入っているかのように、バットがコンパクトに素早く振り抜けていました。まさしく「インパクトの瞬間だけ最高速度を叩き出し、スイングスピードとパンチ力で球を打ち抜く打法」だったのです。そのために彼がホームランや長打を打ったときは、いつもフォロースルーが小さいスイングになっていました。

今日見たところ、体全体で振りにいく形になっていました。確かに長距離打者なら、全身のパワーをバットに伝えて球を乗せて遠くに飛ばすスイングでいいんですけど、どちらかというと細身で瞬発力が命な赤松については、これだと肝心な「スイングスピード」と「インパクトの瞬間に出るパワー」が乗らないため、打球が早くならないんです。そのことが今日見てて理解できました。

思えば入団2年目で18本塁打を打ったときの梵もそうでした。あのときもスイングスピードと瞬発力でボールを飛ばしていたのに、スイングを長距離打者に近い形にしたせいか打球が弱くなり、その後の低迷に繋がっていたように思えます。

赤松や梵はおそらく「新しいタイプの強打者」なんでしょうね。今年見ていても、コンパクトなスイングで早い打球を打てているときはヒットもホームランも出ていますけど、スイングが大きくなったりしてスピードが鈍っているときはヒットも出ていません。内野の間にゴロが転がったときも、いいときはそのまま外野に抜けていくのが、悪いときは打球が弱くて内野ゴロになってますし。
結局「力の伝え方」がいいときと悪いときで、結果がそのまま出ている気がします。

90年代の選手でいうと、「身体能力が高くて打撃もいい」というと緒方さんや野村さんが思い浮かびますけど、彼らの場合は全身の力で飛ばしていたように思えます。赤松や梵は比べると違うタイプみたいな気がします。この前のドラフトでソフトバンクに1位指名された今宮あたりは、去年の甲子園を見ると赤松や梵に近いような印象を受けました。


なんだか久しぶりに野球ネタで長くなった気がします。
では今回はこのへんで。

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