波乱万丈のドラフト会議でした
2011年10月27日 野球 コメント (7)ブラタモリ第3期放送・・だと!?>挨拶
今日ニュース終わってから見てたら、前にやってたもののアンコール放送やってました。それによると11月20日から新シリーズスタートということで、来週まで特別アンコール放送をお送りします、とのことでした。
これまで見ていて、本当に「いい方向にNHKらしい良番組」だと思ってたんですが、まさか新シリーズ突入するとは夢にも思ってませんでした。景色綺麗だし、文化的な意味で面白さと楽しさが同居した番組なので、今期もまた見ようと思います。これ下半期だけでも毎年レギュラー放送してくれたら本気で嬉しいです。
今日は待ちに待ったドラフト会議。なので始まるまでに急いで帰ってきました。
昨日地元のゲーセン行ったら全国大会の時期だから100円2クレになってたんですけど、今日はやりたかったものの時間なくてアウト。まぁまた今度できるので、よりによって今日ここで運気すり減らすのも得策ではなかったかもしれないです。全然関係ないとは思うけどww
今回の個人的な注目点として最大のものは、やっぱり明治大の野村の交渉権を獲得できるか、という一点でした。外れ1位に十亀を考えてはいたものの、どこかが1位で先に指名してたらアウトなので、できるなら単独指名になればいいと思ってました。
ここまでの流れからして他に野村に来る可能性があった球団は日本ハムと楽天だったんですが、今朝の段階で楽天は「藤岡か武田に行く」という記事になってたので目はなくなった感じ、あとはハムだけ、という状態でした。
で、実際フタを開けてみると・・・
ハム、菅野指名しとる!!
しかも当たり引いとる!!
これは本当に驚きました。指名の瞬間には、それまで静かだった会場からどよめきと歓声が上がってました。
その後の抽選をハム側が引き当てたとき、本当に大きな歓声と拍手が会場を包みました。恐らく巨人ファン以外の野球ファンの気持ちを代弁したものだったと思います。やっぱりこれまで2年連続で長野、沢村とその年のトップクラスの選手を逆指名同然の形で囲い込んで指名していただけに、多くのファンはいい思いはしてなかったでしょう。実質ルール違反のことを表面上の証拠が出ないようにやっていたんだから、反感買って当たり前です。
今回のハムは完全にルールに則って正当な手続きで正々堂々と勝負に出ました。たとえ抽選で外したとしても、賞賛される内容だったでしょう。それが実際に引き当てたものですから、これは見事だったとしか言い様がないです。今後の交渉がどうなるかはわかりませんが、本人にとっても野球界にとっても、菅野は日本ハムに入った方がいいと思います。やっぱりいくら入りたい球団があったって、ズルしちゃダメでしょう。そういうことを思い知らされた1シーンだったと思います。
かくして広島は野村を単独で指名。藤岡については早い段階から1位指名を明言していたロッテがクジを引き当てました。藤岡については直前まで迷ってから指名してきた2球団との抽選勝負だったので、本人にとってもよかったと思います。誠意って大事なんだなぁ。
1位指名について、西武は十亀を単独指名。広島にとっては残念でしたが、賢明な判断だったと思います。阪神が伊藤、ソフトバンクが武田を指名したのは規定路線でした。東海大甲府の高橋は中日が抽選で勝ち、ハズレ1位については英明の松本竜也投手を巨人と横浜が重複指名して再抽選。今度は巨人がクジを引きました。
ヤクルトは光星学院の川上外野手、楽天はJR北海道の武藤投手、オリックスは東芝の安達内野手、横浜は最後に唐津商の北方を指名しました。
その後はあまり深くは書きませんが、今回の指名選手を見ると「勝ち組」と言えるのはソフトバンク、ロッテ、阪神かなと思います。前にも書いたとおりドラフトの成否は数年経ってみないとわからないところですが、とりあえず「前評判の高かった候補をより多く集められた球団」という意味で挙げました。
ロッテは2位で中後を指名して「ドラフト1位2人を確保」した状態になり、本来2位で獲るはずだった鈴木大地内野手を3位で獲得できたので、どう見ても勝ち組でした。そもそも藤岡を引き当てた時点で大勝利でしたが。
ソフトバンクは高校生の好投手の武田、吉本の2人を確保でき、さらに強打者のショート塚田、上位候補で投手としても打者としても好素材の白根と、評価の高い選手を多く確保できてます。即戦力として期待できそうなのは塚田と5位の嘉弥真くらいですが、素材としては一番おいしかったんじゃないでしょうか。
広島も1位で念願の野村、さらに2位で欲しかった右打ちのショートの菊池を指名できたので恐らく「勝ち組」と言っていいんだとは思いますが、個人的に「もっと多くいい選手を確保できるチャンスがあったのにそれを逃した」印象があったので満点とまでは言えないように思いました。
3位の戸田については事前にほとんど情報がなく、4位の土生は「上位指名以外なら社会人」という話だったので4位というのが微妙な順位に思えたこともあったんですが、それ以上に「戸田をもう少し遅らせれば、阪神が4位で指名した東京国際大の伊藤和雄投手を獲れたこと」、さらに「5位で明徳の北川外野手を指名できたのに、指名しないで選択終了したこと」の2点が納得いきませんでした。
毎年と同様、今年も思ったことは「ファンが知ってる情報とプロのスカウトの情報は違う」ということですが、ファン目線で高い評価の選手はどんどん獲っていってもらいたいということがあります。もちろん他球団との兼ね合いで思い通りにはいかないところですが、「状況からして間違いなく指名可能だったのにスルーしたこと」については、やっぱり納得がいきません。
特に伊藤、北川はどちらも指名予定の候補に挙がっていて評価も高かっただけに解せないというか、もったいないというか。今年は豊田がまさかの電撃引退を表明していただけに即戦力の投手は多く必要になるはずだったのに、実際に即戦力を期待できるのは野村だけ、という選択が信じられなかったです。確かに十亀は獲られましたが、探せばまだ即戦力を期待できる投手はいたように思えたので。
今回は「強打の外野手」を補強ポイントに挙げていて、即戦力では無理でも将来性を買って高校生の外野手を指名すると思ってたんですが、候補として用意してた光星学院の川上はヤクルト、東大阪大柏原の石川は既に阪神に獲られていて、残っていた北川をスルーした理由がわかりませんでした。今年を見ると貧打が顕著で、即戦力でなくても将来的には解消できるスラッガーを育てていかないといけないのに、それらしき選手を指名していなかったのは理解できません。
北川でなくても、熊本国府高の稲倉外野手という強打者もいたのに、結局指名しないでオリックスに指名される始末。ふと昔を思い出したんですが、やっぱりチームがある程度強くなるためには中心になる強打者が最低1人は必要です。そんな存在を時間かけてでも育てていく必要があるのに、その姿勢が見られないことが凄く残念に思えました。この件についてはまた時間あるときにでも書こうと思います。
今回は本指名が4人に対して育成でも過去最高の4人を指名したのは驚きました。本来なら育成ドラフトには参加しないという話もあったんですが、こんなに増えるとは。
個人的には四国アイランドリーグから指名された選手ももちろんですが、それ以上に早稲田から指名された塚田投手が気になります。去年まで斎藤、大石、福井がいたために4年になってやっと登板した選手ですが、素材としてはかなりいいらしいので、入団してくれることを祈ってます。早稲田の投手なので育成ドラフト3位という順位をどう取られるかは気になるところですが、去年の福井、過去の比嘉と指名していることもあるので、問題なく入団してもらいたいところです。そして一軍でぜひ見てみたいです。
今回のドラフトで面白かったのが、日本ハムが7位で早稲田大ソフトボール部の大嶋選手を指名したことです。これまで軟式野球、準硬式野球の選手を指名したことはありましたが、ソフトボールの選手は恐らく初めてでしょう。
彼はソフトボールで13試合連続ホームランを放った強打者ということでしたが、よくスカウトが見つけてきたと思いました。本当にプロの業の勝利というところでしょう。
しかも話によると彼は広島ファンだとか。悔しい!!実に悔しい!!www
そんなこんなで今年は例年以上に面白いドラフト会議になったと思います。これだけ波乱あり、隠し玉ありの展開はここ数年見なかったように思えます。
各球団に指名された選手が笑顔で入団し、プロで夢を掴んでくれることを、心より祈ってます。
では今回はこのへんで。
今日ニュース終わってから見てたら、前にやってたもののアンコール放送やってました。それによると11月20日から新シリーズスタートということで、来週まで特別アンコール放送をお送りします、とのことでした。
これまで見ていて、本当に「いい方向にNHKらしい良番組」だと思ってたんですが、まさか新シリーズ突入するとは夢にも思ってませんでした。景色綺麗だし、文化的な意味で面白さと楽しさが同居した番組なので、今期もまた見ようと思います。これ下半期だけでも毎年レギュラー放送してくれたら本気で嬉しいです。
今日は待ちに待ったドラフト会議。なので始まるまでに急いで帰ってきました。
昨日地元のゲーセン行ったら全国大会の時期だから100円2クレになってたんですけど、今日はやりたかったものの時間なくてアウト。まぁまた今度できるので、よりによって今日ここで運気すり減らすのも得策ではなかったかもしれないです。全然関係ないとは思うけどww
今回の個人的な注目点として最大のものは、やっぱり明治大の野村の交渉権を獲得できるか、という一点でした。外れ1位に十亀を考えてはいたものの、どこかが1位で先に指名してたらアウトなので、できるなら単独指名になればいいと思ってました。
ここまでの流れからして他に野村に来る可能性があった球団は日本ハムと楽天だったんですが、今朝の段階で楽天は「藤岡か武田に行く」という記事になってたので目はなくなった感じ、あとはハムだけ、という状態でした。
で、実際フタを開けてみると・・・
ハム、菅野指名しとる!!
しかも当たり引いとる!!
これは本当に驚きました。指名の瞬間には、それまで静かだった会場からどよめきと歓声が上がってました。
その後の抽選をハム側が引き当てたとき、本当に大きな歓声と拍手が会場を包みました。恐らく巨人ファン以外の野球ファンの気持ちを代弁したものだったと思います。やっぱりこれまで2年連続で長野、沢村とその年のトップクラスの選手を逆指名同然の形で囲い込んで指名していただけに、多くのファンはいい思いはしてなかったでしょう。実質ルール違反のことを表面上の証拠が出ないようにやっていたんだから、反感買って当たり前です。
今回のハムは完全にルールに則って正当な手続きで正々堂々と勝負に出ました。たとえ抽選で外したとしても、賞賛される内容だったでしょう。それが実際に引き当てたものですから、これは見事だったとしか言い様がないです。今後の交渉がどうなるかはわかりませんが、本人にとっても野球界にとっても、菅野は日本ハムに入った方がいいと思います。やっぱりいくら入りたい球団があったって、ズルしちゃダメでしょう。そういうことを思い知らされた1シーンだったと思います。
かくして広島は野村を単独で指名。藤岡については早い段階から1位指名を明言していたロッテがクジを引き当てました。藤岡については直前まで迷ってから指名してきた2球団との抽選勝負だったので、本人にとってもよかったと思います。誠意って大事なんだなぁ。
1位指名について、西武は十亀を単独指名。広島にとっては残念でしたが、賢明な判断だったと思います。阪神が伊藤、ソフトバンクが武田を指名したのは規定路線でした。東海大甲府の高橋は中日が抽選で勝ち、ハズレ1位については英明の松本竜也投手を巨人と横浜が重複指名して再抽選。今度は巨人がクジを引きました。
ヤクルトは光星学院の川上外野手、楽天はJR北海道の武藤投手、オリックスは東芝の安達内野手、横浜は最後に唐津商の北方を指名しました。
その後はあまり深くは書きませんが、今回の指名選手を見ると「勝ち組」と言えるのはソフトバンク、ロッテ、阪神かなと思います。前にも書いたとおりドラフトの成否は数年経ってみないとわからないところですが、とりあえず「前評判の高かった候補をより多く集められた球団」という意味で挙げました。
ロッテは2位で中後を指名して「ドラフト1位2人を確保」した状態になり、本来2位で獲るはずだった鈴木大地内野手を3位で獲得できたので、どう見ても勝ち組でした。そもそも藤岡を引き当てた時点で大勝利でしたが。
ソフトバンクは高校生の好投手の武田、吉本の2人を確保でき、さらに強打者のショート塚田、上位候補で投手としても打者としても好素材の白根と、評価の高い選手を多く確保できてます。即戦力として期待できそうなのは塚田と5位の嘉弥真くらいですが、素材としては一番おいしかったんじゃないでしょうか。
広島も1位で念願の野村、さらに2位で欲しかった右打ちのショートの菊池を指名できたので恐らく「勝ち組」と言っていいんだとは思いますが、個人的に「もっと多くいい選手を確保できるチャンスがあったのにそれを逃した」印象があったので満点とまでは言えないように思いました。
3位の戸田については事前にほとんど情報がなく、4位の土生は「上位指名以外なら社会人」という話だったので4位というのが微妙な順位に思えたこともあったんですが、それ以上に「戸田をもう少し遅らせれば、阪神が4位で指名した東京国際大の伊藤和雄投手を獲れたこと」、さらに「5位で明徳の北川外野手を指名できたのに、指名しないで選択終了したこと」の2点が納得いきませんでした。
毎年と同様、今年も思ったことは「ファンが知ってる情報とプロのスカウトの情報は違う」ということですが、ファン目線で高い評価の選手はどんどん獲っていってもらいたいということがあります。もちろん他球団との兼ね合いで思い通りにはいかないところですが、「状況からして間違いなく指名可能だったのにスルーしたこと」については、やっぱり納得がいきません。
特に伊藤、北川はどちらも指名予定の候補に挙がっていて評価も高かっただけに解せないというか、もったいないというか。今年は豊田がまさかの電撃引退を表明していただけに即戦力の投手は多く必要になるはずだったのに、実際に即戦力を期待できるのは野村だけ、という選択が信じられなかったです。確かに十亀は獲られましたが、探せばまだ即戦力を期待できる投手はいたように思えたので。
今回は「強打の外野手」を補強ポイントに挙げていて、即戦力では無理でも将来性を買って高校生の外野手を指名すると思ってたんですが、候補として用意してた光星学院の川上はヤクルト、東大阪大柏原の石川は既に阪神に獲られていて、残っていた北川をスルーした理由がわかりませんでした。今年を見ると貧打が顕著で、即戦力でなくても将来的には解消できるスラッガーを育てていかないといけないのに、それらしき選手を指名していなかったのは理解できません。
北川でなくても、熊本国府高の稲倉外野手という強打者もいたのに、結局指名しないでオリックスに指名される始末。ふと昔を思い出したんですが、やっぱりチームがある程度強くなるためには中心になる強打者が最低1人は必要です。そんな存在を時間かけてでも育てていく必要があるのに、その姿勢が見られないことが凄く残念に思えました。この件についてはまた時間あるときにでも書こうと思います。
今回は本指名が4人に対して育成でも過去最高の4人を指名したのは驚きました。本来なら育成ドラフトには参加しないという話もあったんですが、こんなに増えるとは。
個人的には四国アイランドリーグから指名された選手ももちろんですが、それ以上に早稲田から指名された塚田投手が気になります。去年まで斎藤、大石、福井がいたために4年になってやっと登板した選手ですが、素材としてはかなりいいらしいので、入団してくれることを祈ってます。早稲田の投手なので育成ドラフト3位という順位をどう取られるかは気になるところですが、去年の福井、過去の比嘉と指名していることもあるので、問題なく入団してもらいたいところです。そして一軍でぜひ見てみたいです。
今回のドラフトで面白かったのが、日本ハムが7位で早稲田大ソフトボール部の大嶋選手を指名したことです。これまで軟式野球、準硬式野球の選手を指名したことはありましたが、ソフトボールの選手は恐らく初めてでしょう。
彼はソフトボールで13試合連続ホームランを放った強打者ということでしたが、よくスカウトが見つけてきたと思いました。本当にプロの業の勝利というところでしょう。
しかも話によると彼は広島ファンだとか。悔しい!!実に悔しい!!www
そんなこんなで今年は例年以上に面白いドラフト会議になったと思います。これだけ波乱あり、隠し玉ありの展開はここ数年見なかったように思えます。
各球団に指名された選手が笑顔で入団し、プロで夢を掴んでくれることを、心より祈ってます。
では今回はこのへんで。