バントカラーを含んだデッキを使っている人なら必ず通るであろうお話。
3マナ域のクリーチャー、《台所の嫌がらせ屋》と《ロウクスの戦修道士》、どっちを使うべきなのでしょうか?

それぞれのスペックを軽く挙げましょう。

《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
(1)(W/G)(W/G)
頑強
~が場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
3/2

《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
(W)(U)(G)
絆魂
3/4

どちらも「3マナ域のクリーチャー」「ライフゲインを見込める」といった共通点があり、スロット的にも片方は入れたいけど両方を入れるのはちょっとためらわれるこの2枚。

それぞれを比較した場合の長所、短所を考えてみましょう。


《台所の嫌がらせ屋》

長所
・色拘束の関係でプレイしやすい
・場に出たときにライフゲインができるから、ある意味出た時点でひと仕事果たしている
・頑強があるためチャンプブロックに使いやすく、もし+1/+1カウンターを置くことが可能なら使いまわせる

短所
・タフネスが低いため、帰ってはくるけど自身は死にやすい
・軽い全体除去に巻き込まれる
・頑強後はタフネス1なので戦力としては計算しづらい
・《マグマのしぶき》《流刑への道》等の「墓地へ落ちない除去」や萎縮に弱い


《ロウクスの戦修道士》

長所
・パワーはともかくタフネスが高いので、けっこう安心して戦闘に駆り出せる
・絆魂があるので、ダメージを与える回数が多くなるほどライフが増える
・火力系のカード1枚ではなかなか除去しづらい(《炎の投げ槍》以外ならほぼ2枚は必要になる)

短所
・色拘束がキツいため、マナが都合よく揃わないとプレイできない
・場に出てすぐ対処されるとライフゲインができない
・火力以外の除去はまんべんなく刺さる

こんなところでしょうか。忘れてる部分もあるかもしれないのでお気づきの方はコメント残してくだされば訂正します。


この2つを使う場合の考え方は、おそらくデッキによると思われます。
青が出ないデッキ、白か緑のどちらか一方しか出ないデッキなら台所しか使えないから簡単でいいのですが(笑)、両方使える条件が揃っている場合、けっこう迷うところだと思います。


どちらを使うべきかを考えるにあたっては、やはりメタデッキとの相性、というお話になってきそうなので、いくつか挙げてみます。


・赤白ガッポ
単体のパワーよりも数で押してくるイメージの強いこのデッキの場合、やはり単体の戦闘能力で上回るロウクスの方に軍配でしょう。単体除去はリムーブ系なのでどちらも耐性は大して変わらないですし、トークン2~3体で落とせるキッチンと違ってロウクスは戦闘で倒すのに骨が折れると思います。

・赤黒ブライトニング
場に出たときにライフを稼げ、色拘束の関係で出遅れることの少ないキッチンが少し有利にも思えますが、《マグマのしぶき》《斑点の殴打者》《ボガートの突撃隊》と頑強は少し期待薄になることも考えられます。あと2点のゲインだと実質火力1発分のダメージを防いだのと同じ効果なので、どこまで影響するか、という話にもなります。3~4枚積んで連打できるなら効果的とも思えますが、その場合は《火山の流弾》あたりで一掃される可能性もあるので難しいところです。
ロウクスの場合、出たらすぐ対処されるのは明白ですが、《炎の投げ槍》以外なら少なくとも1対2交換は期待できそうです。仮に生き残れば祭りです。
後続のクロックを用意できる構成なら、「火力を多く使わせた」と考えて作戦を立てるのも一つの手だと思います。

・黒緑エルフ
《レンの地の克服者》が出た場合は、どちらを出しても恐らく睨み合いでしょうw
戦闘力の高いロウクスが早い段階で出た場合、相手の軍勢が整っていなければ序盤から攻めてライフレース的にも有利になれそうですが、結局2/2以上の生物が2体並ぶと止まってしまうのは仕方ないです。ただブロッカーに回ってもビーストトークンを1体で倒せるのは大きいです。
キッチンの場合はほぼブロック専用になるでしょう。終盤に引いてきたら相手のフィニッシュを少し遅らせることができるようになるかもしれませんが、戦闘力としては3/3と相打ちが取れる程度としか計算できないと思われます。カメコロかそれ以上の生物をブロックする分には1回多く防げるという点はありますが・・・

・トースト
相手の序盤の生物の選択にもよりますが、相手がキッチンを採用していた場合はロウクスを使うとかなり有利になります。逆にこっちがキッチンを使っていた場合は、相手のキッチンや《熟考漂い》と相打ちになるため戦力として期待はできないと思います。
結局は手札の枚数勝負になるので、相手に対処策を使わせやすいロウクスの方がいいと見るべきでしょう。

・フェアリー
単体の線が細いフェアリー相手の場合、タフネスの高いロウクスは1体だけで勝つ場面すらあると思います。大概の場合は除去が飛んでくると思いますが、フェアリートークン2~3枚で対処されるキッチンとは予想される戦果が大きく異なるとみていいと思われます。相手のダメージ手段が「《苦花》からのトークンを含めた軍勢で一気に押す」形なので、2点ゲインしてもカウンターを構えながら1ターン待つくらい簡単でしょう。

・スワンアサルト
《火葬》、《火山の流弾》or《紅蓮地獄》、《突撃の地鳴り》+土地、が基本的な除去手段のこのデッキの場合、やはりタフネスの高さが大事でしょう。除去しようと思ったら、単純に考えて1枚分多くの手札が必要になってきます。ライフゲインが複数回できたら相手も苦しいですし。スワンが降臨した場合は救援を待ちましょうw


なんとなく眠い頭で思いついては書いてますが、どんどんキッチンの悪口になってきてますね(笑)。他にもいくつか考えてはみたのですが、どちらにしても結論はあまり変わらなくなりそうです。
どうやら今だと「戦闘で使いやすいロウクスに軍配」と考えていい気がしてきました。単体除去(特に《恐怖》《叫び大口》あたり)に弱いのは難点ですが、モノによってはキッチンでも除去一発で落ちることを考えればそれほど気にすることでもないでしょう。


ちなみにここで挙げた仮想敵デッキについては僕は実際に使ったことがほとんどないので、考え方がすごく一方通行です(苦笑)。あまり信用しないほうがいいかもしれませんのでそこはご了承ください。実際使ってる方のご意見などもいただけるとありがたいです。


もう眠いのでこのへんにしときますね。ではまた~。
僕はよく、ワケがわからない夢を見ます。
後から考えてみても、理論的にあまりにも意味不明で、どう解釈していいのか困るときがあります。
よく夢というと、見る者の深層心理を映し出すもの、と言われることがありますが、正直自分が何を考えているのかわからなくなります。

なんか昨日すんごい夢を見たので、今回はそれについて書いてみることにします。
たぶんハタから見るとコントとしか思えない内容なので安心してご覧ください。



ある休日。僕はいつものように某所で開催されるMTGの大会に行っていました。
会場に到着すると、いつもの仲間や、よく大会に参加している常連の方々と談笑したり、普段と変わらない風景です。

ほどなくして、ペアリングが発表され、試合が開始されます。
何試合目だったかは覚えていませんが、ある試合で、「普段とは違うこと」が起きました。


その試合、対戦相手の方は先にテーブルについて準備してます。僕も遅れて着きました。そのときの第一声が


「遅刻魔さん(本名)、あなた僕のことストーキングしてますよね?



は!?



僕からすればその方は初対面で、それまでに当たったことどころか名前も見たことのない人でした。
MTG以外の場所でも見たこともない人だったのですが、なんか妙な因縁つけられまくって、こっちは頭から?マークが抜けませんでした。

そんなので好印象なんか抱くわけもなく、まぁ仕方ないから試合始めるわけです。そしていきなり事件が。

相手が先攻ノーマリガン、こっちは手札が悪いのでマリガンを選択すると、こっちがシャッフルしてる最中に、相手は土地置いてから呪文をプレイし、こっちが毎回エンドしているかのように勝手に試合を進めています。

これはさすがにダメだと思い、ジャッジを呼んだら見たこともない外人のジャッジが来て僕に一言。



「あなたのシャッフルが遅すぎるので相手がスタートした行為は正当なものとみなします。そのままゲームを続行してください。」



なん・・・だ・・と・・!?



こっちは別段時間をかけるわけでもなく、いつもと変わらず普通のシャッフルをしているだけなのに、相手は20秒も経たないうちに手を動かしている。これが「遅延にあたる」ですと?しかも明らかに裁定おかしいし!!

まぁそんなこんなでこっちが1ターン目を開始したときは相手の場に《豪腕のブライオン》《茨異種》《メグロノス》が並んでたわけで・・・


勝てるかーー!!


で、なんとか気を取り直して次の試合にいきました。絶対にマリガンできないというハンデを抱えながら

次の試合は普通に立ち上がったのですが、少ししたらまた事件が起きました。

相手の3ターン目、何かの呪文をプレイしたところ、「どうぞ」と通したらそのままエンド。こちらのターンに入ろうとしたところで、

相手「アンタップ、アップキープ、ドロー!」


俺のターン!!俺のターン!!!



しかし相手が譲らず、ジャッジを呼んだら例の変な外人再登場。

今回の裁定について、以下のように述べました。


先ほどあなたが呪文を許可した際の仕草が「ターンエンド」を宣言するものと同じだったため、この行為は「次の自分のターンを何もせずにエンドした」ものとみなして続行した対戦相手の方の判断は正しい



あんですと!?



あまりに納得できないものの、反論しようとするとジャッジがゲームロスになりたいんですか?と返してくる。さすがにどうしようもないです。


試合自体はその先キレそうになりつつも僕が2本とも強引に奪い返して終わったのですが、スリップの記入の段階で、相手が自分のところに「2」と記入する。

こっちはミスを指摘するも相手やっぱり譲らず。

はっきり言って普通なら2-0でこっちが勝ってるはずなのですが、試合経過をきっちりなぞりつつおさらいしてたら相手はやっと仕方なさそうに認めました。こっちとしては「2-1」と書いた結果に納得はいかないものの・・・


試合結果を提出しに行ったら、スタッフの方々の中に例の外人は影も形もありませんでした。



そのへんで目が覚めたのですが、本気で目が覚めるまで夢だと気付きませんでした。
こんなのが現実に起きたら恐くてもう大会いけなくなりそうです。初心者だったら間違いなく辞めてるわ・・・


こんな話がいったい何を意味しているのか、まるでわかりません。
むしろなんで見たのか、わかる方がいらしたらお聞きしたいくらいです(笑)

ただ一言。


夢でよかった~


普通にマジックの試合ができることをすごく幸せに感じたある朝のことでした。

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