発売日と開幕戦:糧とすべきは選手よりも首脳陣
2015年3月27日 野球全力で駆け抜けた!!>挨拶
今日はタルキール龍紀伝の発売日でした。昨日も予定に入れてたんですけど、お昼休みに秋葉原まで行って必要なカードを揃えてきました。
やっぱり初日の昼間ということもあってか、まだカードが高くなってなくて助かりました。本来の予算よりも安かったのでついつい多めに買っちゃうあたり結構アホだと思いますw
なんとか時間内に集められたんですが、電車が気になってお昼ご飯を軽めにしたら夕方あたりにエネルギー切れて全然動けない状態にw ここは手抜きしちゃダメですねぇ・・・。
そんなわけで夜は急いで帰って今日から始まるペナントレースの開幕戦見てました。
先発は予告通りマエケンと小川。1回に山田と雄平の2人で1点取られたものの、なんとか粘って試合を作ってました。ただ7回にも1点取られて結局この回で降板。ビハインドでしたが本調子ではなさそうな中で7回を2失点で抑えるあたりは流石だと思いました。
打線は小川を打ちあぐねてゼロ行進。ただ回を重ねるごとにランナー出してチャンス作っていってました。結局降板する7回まで点は取れませんでしたが、「あと1本出ていれば」というところまではいってました。去年に比べて進歩してると言える・・・んでしょうか?w
攻める方では6回に先頭のマエケンが執念のヒットで出たあと、鈴木誠也が送りバントを失敗してから凡打続きで結局点が取れなかったところはプレイ上のミスだと思います。あれ送ってたらその後丸がヒット打ってたので1点は取れたんじゃないかと。
それから今日は梵が当たってなかったですね。田中もノーヒットでしたが、代打の新井が凡退したものの打ち方は結構よかったので、スタメンで出られるならサード新井は普通にありだと思いました。先週あたりに右肘の関節炎になってましたが、これが治ってサードでの守備に問題がなければ早い段階で考えていいとも思います。梵もさっぱりな日と固め打ちする日があるので判断は少し難しいかもしれませんが。
試合は結局8回にランナー1,2塁から松山がレフト線に緩い当たりのフライを放ったら野手が追い付けず二塁打になり同点、その後延長に入り、2イニング目に突入した中崎が2アウト1,2塁からミレッジに三塁打を打たれて負け。ここまで来たらどっちが勝ってもおかしくない展開にはなってたので仕方ない結果だとは思います。正直松山はよく打ったと思います。これは明日も見られそうですね。
ただ今日の問題なのは、首脳陣です。
1つめは同点の9回裏でした。1アウトから岩本、天谷の連続ヒットで1,2塁、セカンドには代走の木村昇吾を送っています。外野は1点与えたら負けなのでかなりの前進守備を敷いています。
ここで続く菊池が三遊間を破る鋭いレフト前ヒットを放ったのですが、ここで三塁の石井琢朗コーチは迷わずランナーを回して、ホームで余裕のタッチアウト。このあと丸が三振して結局無得点でした。
ここは完全なミスでしょう。そもそも外野が前進守備してるのは「内野の間を抜けるか外野の前に落ちるヒットのときにランナーを返さないため」のシフトを敷いてるという意味なので、その通りの打球が飛んだら本塁は一番危険なわけです。これでバックホームされてもセーフになるパターンというと、外野手の捕球ミス、送球が逸れる、クロスプレーでキャッチャーがボールをこぼす、くらいしかないんですが、これらが起こるのは基本的に「焦ったプレーをしたとき」です。今回はレフトが捕球した時点ではランナーはちょうど三塁ベースの上だったので、タイミングとしては余裕があったわけです。相手もプロなんだから、落ち着いて処理したらミスるとは考えにくいです。
何しろ仮にここで止めておいたら、次の丸はワンナウト満塁だったので、相手のワイルドピッチなどを考えない場合、外野フライさえ打てば勝ちだったわけです。もちろんヒットでもいいんですが、1点を取るための選択肢はかなり幅広くなってました。それが暴走アウトになって2アウト1,3塁になってしまい、どうしてもヒットが必要な場面になってしまいました。こういうところで打つのは並大抵のことじゃありません。点を取るために必要なのは「いかに点を取りやすい状況を作り上げるか」だと思っているので、これは明らかに自分の首を絞める結果になりました。よく言われる「流れを手放す」ことにも繋がりますし。
もうひとつのミスは、延長に入ってからの継投です。
マエケンが7回まで投げて、次にザガースキーが投げたら同点に追いついた。ここから先はホームゲームなので9回からいい投手の順に繰り出していくのはいいと思います。順当にヒース、中崎ときてたわけですから。
しかし、ここで11回に中崎を回跨ぎさせたのは明らかに失敗と言えるでしょう。これは結果論で書いてるわけではありません。
去年までを見ていてもわかる通り、広島のリリーフ陣には「回跨ぎ」ができる投手がほぼいません。去年は春先に調子のよかった中田廉が何回かやってましたが、チーム事情も含めて疲れが溜まった夏場には完全に使い物にならないくらいにヘロヘロになってました。もともと今の投手陣には「1回を全力で抑える」タイプの投手が多いので、そこはその通りに使ってあげないと。
今の投手陣では、回跨ぎか可能な投手は先発経験者しかいません。開幕メンバーでいくと九里と今井なわけですが、特に九里はここ最近はずっと好投を繰り返しています。首脳陣の中に「どの回まで抑えて、どの回でサヨナラ勝ちするか」というプランがあったのかはわかりませんが、9回終わって残った投手が一岡、中崎、九里、今井、永川が残っていたわけです。最近の結果と信頼度を見ての選択になりますが、ここは回跨ぎを前提にするなら九里、回跨ぎを考えないなら順番は相手との兼ね合いで決めるとして一岡、中崎、永川で1イニングずつ、といくのが正解だったと思われます。
ここのプランを決めきれなかったからか、中崎を回跨ぎさせるのは一番ダメな手でした。言うなれば「首脳陣が中崎に甘えてる」状態です。仮に中崎がここで2回を抑えきったとしても、その後も回跨ぎを繰り返して便利屋のような形にされてしまったら、去年の中田廉、2~3年前の今村のように、夏場にはとても勝ち試合で使えないように潰してしまうことでしょう。一岡がいつ離脱するかわからないことを考えると、可能な限り使えるリリーフ投手はすり減らさないようにする配慮が首脳陣には必要ということです。
中崎の2イニング目のときの會澤のリードも観察力不足が気になるというか、相手打者が何を狙ってるかということと、中崎のストレートがシュート回転してることを考慮に入れるのが足りなかったというか、もう少しリードの仕方はあったように思えました。結局最後は外角低めに要求した球が抜けて甘くなったわけですが、最後の方はスタミナ切れだったので、もう少し球数を減らせるようなリードを考えられればよかったかなと思います。
今日の試合はあまり点が入らなかったので書くべき内容は少ないと思ってましたが、まさかしょっぱなからいきなりこんなに書くなんてw 今年も試合見たら長くなりそうです。
明日は朝からPWC行ってきます。デッキリスト書かなきゃ!
では今回はこのへんで。
今日はタルキール龍紀伝の発売日でした。昨日も予定に入れてたんですけど、お昼休みに秋葉原まで行って必要なカードを揃えてきました。
やっぱり初日の昼間ということもあってか、まだカードが高くなってなくて助かりました。本来の予算よりも安かったのでついつい多めに買っちゃうあたり結構アホだと思いますw
なんとか時間内に集められたんですが、電車が気になってお昼ご飯を軽めにしたら夕方あたりにエネルギー切れて全然動けない状態にw ここは手抜きしちゃダメですねぇ・・・。
そんなわけで夜は急いで帰って今日から始まるペナントレースの開幕戦見てました。
先発は予告通りマエケンと小川。1回に山田と雄平の2人で1点取られたものの、なんとか粘って試合を作ってました。ただ7回にも1点取られて結局この回で降板。ビハインドでしたが本調子ではなさそうな中で7回を2失点で抑えるあたりは流石だと思いました。
打線は小川を打ちあぐねてゼロ行進。ただ回を重ねるごとにランナー出してチャンス作っていってました。結局降板する7回まで点は取れませんでしたが、「あと1本出ていれば」というところまではいってました。去年に比べて進歩してると言える・・・んでしょうか?w
攻める方では6回に先頭のマエケンが執念のヒットで出たあと、鈴木誠也が送りバントを失敗してから凡打続きで結局点が取れなかったところはプレイ上のミスだと思います。あれ送ってたらその後丸がヒット打ってたので1点は取れたんじゃないかと。
それから今日は梵が当たってなかったですね。田中もノーヒットでしたが、代打の新井が凡退したものの打ち方は結構よかったので、スタメンで出られるならサード新井は普通にありだと思いました。先週あたりに右肘の関節炎になってましたが、これが治ってサードでの守備に問題がなければ早い段階で考えていいとも思います。梵もさっぱりな日と固め打ちする日があるので判断は少し難しいかもしれませんが。
試合は結局8回にランナー1,2塁から松山がレフト線に緩い当たりのフライを放ったら野手が追い付けず二塁打になり同点、その後延長に入り、2イニング目に突入した中崎が2アウト1,2塁からミレッジに三塁打を打たれて負け。ここまで来たらどっちが勝ってもおかしくない展開にはなってたので仕方ない結果だとは思います。正直松山はよく打ったと思います。これは明日も見られそうですね。
ただ今日の問題なのは、首脳陣です。
1つめは同点の9回裏でした。1アウトから岩本、天谷の連続ヒットで1,2塁、セカンドには代走の木村昇吾を送っています。外野は1点与えたら負けなのでかなりの前進守備を敷いています。
ここで続く菊池が三遊間を破る鋭いレフト前ヒットを放ったのですが、ここで三塁の石井琢朗コーチは迷わずランナーを回して、ホームで余裕のタッチアウト。このあと丸が三振して結局無得点でした。
ここは完全なミスでしょう。そもそも外野が前進守備してるのは「内野の間を抜けるか外野の前に落ちるヒットのときにランナーを返さないため」のシフトを敷いてるという意味なので、その通りの打球が飛んだら本塁は一番危険なわけです。これでバックホームされてもセーフになるパターンというと、外野手の捕球ミス、送球が逸れる、クロスプレーでキャッチャーがボールをこぼす、くらいしかないんですが、これらが起こるのは基本的に「焦ったプレーをしたとき」です。今回はレフトが捕球した時点ではランナーはちょうど三塁ベースの上だったので、タイミングとしては余裕があったわけです。相手もプロなんだから、落ち着いて処理したらミスるとは考えにくいです。
何しろ仮にここで止めておいたら、次の丸はワンナウト満塁だったので、相手のワイルドピッチなどを考えない場合、外野フライさえ打てば勝ちだったわけです。もちろんヒットでもいいんですが、1点を取るための選択肢はかなり幅広くなってました。それが暴走アウトになって2アウト1,3塁になってしまい、どうしてもヒットが必要な場面になってしまいました。こういうところで打つのは並大抵のことじゃありません。点を取るために必要なのは「いかに点を取りやすい状況を作り上げるか」だと思っているので、これは明らかに自分の首を絞める結果になりました。よく言われる「流れを手放す」ことにも繋がりますし。
もうひとつのミスは、延長に入ってからの継投です。
マエケンが7回まで投げて、次にザガースキーが投げたら同点に追いついた。ここから先はホームゲームなので9回からいい投手の順に繰り出していくのはいいと思います。順当にヒース、中崎ときてたわけですから。
しかし、ここで11回に中崎を回跨ぎさせたのは明らかに失敗と言えるでしょう。これは結果論で書いてるわけではありません。
去年までを見ていてもわかる通り、広島のリリーフ陣には「回跨ぎ」ができる投手がほぼいません。去年は春先に調子のよかった中田廉が何回かやってましたが、チーム事情も含めて疲れが溜まった夏場には完全に使い物にならないくらいにヘロヘロになってました。もともと今の投手陣には「1回を全力で抑える」タイプの投手が多いので、そこはその通りに使ってあげないと。
今の投手陣では、回跨ぎか可能な投手は先発経験者しかいません。開幕メンバーでいくと九里と今井なわけですが、特に九里はここ最近はずっと好投を繰り返しています。首脳陣の中に「どの回まで抑えて、どの回でサヨナラ勝ちするか」というプランがあったのかはわかりませんが、9回終わって残った投手が一岡、中崎、九里、今井、永川が残っていたわけです。最近の結果と信頼度を見ての選択になりますが、ここは回跨ぎを前提にするなら九里、回跨ぎを考えないなら順番は相手との兼ね合いで決めるとして一岡、中崎、永川で1イニングずつ、といくのが正解だったと思われます。
ここのプランを決めきれなかったからか、中崎を回跨ぎさせるのは一番ダメな手でした。言うなれば「首脳陣が中崎に甘えてる」状態です。仮に中崎がここで2回を抑えきったとしても、その後も回跨ぎを繰り返して便利屋のような形にされてしまったら、去年の中田廉、2~3年前の今村のように、夏場にはとても勝ち試合で使えないように潰してしまうことでしょう。一岡がいつ離脱するかわからないことを考えると、可能な限り使えるリリーフ投手はすり減らさないようにする配慮が首脳陣には必要ということです。
中崎の2イニング目のときの會澤のリードも観察力不足が気になるというか、相手打者が何を狙ってるかということと、中崎のストレートがシュート回転してることを考慮に入れるのが足りなかったというか、もう少しリードの仕方はあったように思えました。結局最後は外角低めに要求した球が抜けて甘くなったわけですが、最後の方はスタミナ切れだったので、もう少し球数を減らせるようなリードを考えられればよかったかなと思います。
今日の試合はあまり点が入らなかったので書くべき内容は少ないと思ってましたが、まさかしょっぱなからいきなりこんなに書くなんてw 今年も試合見たら長くなりそうです。
明日は朝からPWC行ってきます。デッキリスト書かなきゃ!
では今回はこのへんで。