あれからもう5年ですか・・・>挨拶

今日は元広島の選手で、巨人のコーチをやっていた木村拓也さんの命日です。広島での試合前の練習中にくも膜下出血で倒れられたんですが、まさかこの日に広島で巨人との試合が組まれるとは・・・何かのお告げかもしれませんね。
今年から監督になった緒方さんは引退試合のときに最後のセンターの守備機会で捕った打球を放ったのが木村拓也さんその人だったこともあって、共にプレーしてきたこと以上に忘れられない存在だったと思います。あのときの最後の打席でセンター方向にフライを打ち上げたときにとても嬉しそうな笑顔は今でも忘れられません。
今年からカープに帰ってきた黒田投手も、木村さんとは一緒にアテネ五輪に出場したり、緊急でキャッチャーを務めた木村さんとバッテリーを組んだこともあったと語ってました。
毎年のように書いてますけど、やっぱりすぐ近くで見てた選手だっただけに、大きな存在だったことを思い知らされます。


そんな日ですが、新外国人選手のシャーホルツ選手が、8日に来日するとの発表がありました。9日に入団会見となるのかはわかりませんが、獲得が決定してから相当な早さのように思えます。まずは二軍で試合に出て少し調整してからということになりそうですが、もしかすると来週にはもう一軍でプレーしてるかもしれません。何しろ今は得点力に問題があるので、できるだけ早く出したいというところでしょうか。
なお登録名は「シアーホルツ」になるそうです。もう某掲示板ではずっと「シャア」って呼ばれてますw 初代ガンダムの挿入歌などで流れた「シャアが来る」をバックに流した動画まで作られてるとかw 見に行ってみようかな?


そして今日はGP千葉の予約受付も始まったそうで。話によると受付開始から10分でVIP受付が完売だとか?一応スリープインで申し込んだんですけど、既に残り受付数がスリープインは100件を切ってて、通常の方も3ケタに突入してました。出ようと考えてる方はお早めに。明日の夜にはもう完売してるかもしれませんw


そんなこんなで今日の試合。
先発は大瀬良と杉内、今日はオーダーを大幅に弄ってきました。

初回から早速今日1番の菊池が出て盗塁を決め、3番に入ったロサリオがタイムリーで迎えるといういい形で1点を取りましたが、その後は点が入らず。チャンスを作ったもののあと1本が出ない状態はずっと続いてました。

そんな中でも先発した大瀬良はよく粘って投げてました。5回を終わった時点で100球だったんですが、その後続投して7回終了時点で120球で無失点。ここで交代かと思ったらまさかの8回続投。ここもなんとか切り抜けて135球。さすがにこれ以上はと思ってたら、まさかの9回も続投でした。で、この回に1点取られたところで降板。報われなかったものの、140球の熱投は本当に素晴らしかったと思います。
今日はいつもと違うピッチングでした。いつもは速球で力押ししてるような印象があったんですが、今日は変化球中心、しかもタイミングを外すカーブを主体に攻めていて、ことごとく相手打線の打ち気を逸らしていました。5回までは球数が多かったものの、その後は40球で3回1/3を投げているので、かなりいいペースになっていたと思います。最近リードが単調になりかけてた會澤と組んで配球をいろいろ考えてたんだと思います。お見事でした。

結局試合は延長に入り、11回に一岡が打たれて負け。ちょっと最近登板過多になってるのか、一岡が抑えきれないのが気になります。ストレートの球威が去年ほど良くないように見えるんですが、もしかするとツーシームの習得を目指して本来の直球に悪影響が出てるのでは、と思えてきます。まさかとは思いますけど、もし他に理由があるとしたら、ともすれば一回下で調整してきてもいいかもしれません。投げてる球はいい球だとは思うんですが、成績が伴ってないことには理由もあるとも思えるので。どの選択がいいのか、見ててわからないのが困るところです。

さて、今日の試合ですが、敗因はどこにあったのか、考えてみたいと思います。
例えば4回の攻撃で、2アウト1,2塁から鈴木誠也がセンター前ヒットを放ったとき、間に合わなそうなタイミングだったのに2塁ランナーを突っ込ませて本塁でタッチアウトになった点。
6回や9回など、ランナーを得点圏に送ったのに打てなかった点。
11回の1アウト2塁から、ショートの脇に飛んだ打球を田中が飛びついて捕ったものの、無理な体勢から三塁でランナーを刺そうとして悪送球して失点に繋がった点。
8回終了時点でほぼ限界に見えた大瀬良を9回も引っ張った点。
挙げれば確かにいくつもあると思います。

しかしここで最大の問題になったのは、間違いなく9回表の先頭打者、亀井に二塁打を打たれたところです。

このプレーですが、完全に外野の間や頭を越えた打球ではありませんでした。守備固めに出したレフトの天谷が打球判断をミスって背走しながら追いかけ、ギリギリ追いついたものの変な体勢になったために捕球できずに落とし、結果二塁打になったところです。
その後三塁に進んでから井端のタイムリーで同点になったわけですが、ここで失点していなければ勝てた試合でした。

ここで言いたいのは、追いかけ方をミスって落球した天谷ではありません。天谷を守備固めとして置いておくような編成をした監督の問題です。

今年のシーズン始まってから最も違和感を覚えたことに「走塁、盗塁、外野守備のスペシャリストである赤松が開幕メンバーに入ってない」ことがありました。これまで終盤の代走で出てから、その足で点を取るシーンもあれば、その並外れた脚力を生かした守備で普通ならヒットになりそうな打球を好捕してピンチを救ってきた場面も多々あります。そんな選手を守備固めで置いておかないとどうなるか。その答えが今日の「勝てる試合を落とす」という結果になるわけです。

もともと天谷の守備は、打球判断などに疑問符が付くものでした。足が速いのでファインプレーが出ることもあるんですが、1点を争う終盤に置いておくには心もとないです。
比べて赤松は打球判断も良く、足も天谷より速いので、これほど外野に置いておきたい守備の達人もいません。今日の試合でもしレフトに赤松が入っていたなら、打球を背走しつつも最後は後ろ側に回り込み、危なげなく捕球できていたであろうことがこれまでのプレーからでも容易に想像できます。恐らくそれだけで、無謀とも思えた大瀬良の9回続投の不安も打ち消すことができる試合にできていたでしょう。

正直勝てていたとしても辛勝です。それでも、勝てる試合を勝てなかったこと、負けてしまったことは現実です。そして今日の試合では、それを防ぐためには赤松が必要だということは、さすがに理解したでしょう。少なくとも見ているファンの大半は「赤松が必要」と認識したはずです。言ってしまえば「全力を尽くせば勝てた試合なのに、全力を尽くさなくて負けた」ということですから。

今はまさかの7連敗が続いて泥沼と言われてますが、この現状を打破するためには赤松の力が絶対に必要です。このまま赤松を一軍に上げなければ、年間10試合は落とすことになるでしょう。早く気付いて手を打ってくれること、期待したいと思います。


では今回はこのへんで。

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